【現地ライブTV中継完全版&リザルト雑感】2016AMAスーパークロスRd. 5 フェニックス

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2016AMAスーパークロスRd.5 フェニックスの現地ライブTV中継完全版ビデオ&リザルト雑感です。レース事前情報から、特集コーナー、インタビュー 等、関連情報満載の現地ライブTV中継完全版の約2時間、予選レースのフォーマット変更もあり、全レース白熱の展開に。シリーズに動きも出てきました。エンジョイ!

 

今季のフェニックスSXの会場は新会場となるユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム。6万人以上収容の大型スタジアム。レイアウトの特徴はスタジアム外まで伸びたコースと、140メートルを超える圧巻のロングスタートストレート。大きなフープスが勝負所に!

 

*2016シーズン、予選レースフォーマットの変更が行われています。

  • ヒートレース2組(4名×2、メイン進出)
  • セミ2組(5名×2、メイン進出)
  • LCQ(4名メイン進出)

 

以前にも採用されていたフォーマットなので馴染みある方も多いかと。このフォーマットによりヒートレースから積極的なバトルが期待出来ることと、最大三回のメイン進出のチャンスということに。

 

【450SX 暫定リザルト】

1. Ken Roczen (SUZ) – 今季初優勝!日本メーカーの今季初優勝でもあります。課題として取り組んできたスタートが成功。オープニングラップで首位に立ち、快走を見せました。一時、トマックの接近を許しましたがコンスタントなラップを刻みレース後半は独走。ベストラップも記録。

2. Ryan Dungey (KTM) – スタート直後10番手からの追い上げ。ハイスピードなレースの中、確実にポジョションアップ。レース後半には2位走行のトマックの背後につけ、16周目にはパッシング成功。さすがに好調ロクスンまでは届かずでしたが、スタート失敗しても確実に2位まで追い上げてこれるダンジーの強さが際立ちました。

3. Eli Tomac (KAW) – 今季初表彰台!開幕戦からセッティングに問題ありと受け取れる発言が続いていますが、リリースによると今ラウンド前に大幅なセッティング変更が行ったそうで、実を結んだ形に。ロクスンを背後まで追い詰めながらも終盤に失速してしまっった姿に少々不安も。カワサキに移籍、昨年の両肩手術からの準備不足がセッティングにもフィジカルにも影響しているのでしょうか?

4. Jason Anderson (HUS) – スタート失敗再び… アグレッシブな追い上げは見ものもスピードあるだけに、残念な。

5. David Millsaps (KTM) – ホールショットから今季最上位。得意のフープスでの快走がヒートレースから光りました。

6. Chad Reed (YAM) – 得意のフープスでのアドバンテージも活かせず厳しいレース展開。決まらないマシンセッティングの影響なのか?ノレてない印象。混戦となったバトルで6位キープは上出来と見るべきなのか?

7. Justin Brayton (KTM) – 今季最上位

8. Cole Seely (HON) – 3位浮上直後のエンストは痛い… その後も思うように順位を上げられず。

9. Marvin Musquin (KTM) – スタート失敗から一時は6位浮上も後半失速… 前戦での450キャリア初表彰台の勢い活かせず。

10. William Hahn (KAW)
11. Weston Peick (YAM)
12. Mike Alessi (HON)

13. Christophe Pourcel (HUS) – 今ラウンドもプラクティスでは2位と好調も… 謎の低空飛行続きます。

14. Jacob Weimer (SUZ)
15. Thomas Hahn (YAM)
16. Lawson Bopping (YAM)
17. Phillip Nicoletti (YAM)
18. Vince Friese (HON)
19. Nicholas Schmidt (SUZ)
20. Cade Clason (HON)
21. Alex Ray (HON)
22. Bryce Stewart (YAM)

 

 

【450SX ポイントランキング(After 5 of 17 races)】

1. Ryan Dungey (KTM) – 119 – 21点差のリード。
2. Ken Roczen (SUZ) – 98
3. Jason Anderson (HUS)  – 93
4. Chad Reed (YAM)  – 90
5. Eli Tomac (KAW)  – 88
6. Cole Seely (HON)  – 83- トップ6はまだまだ順位の入替え可能性あり。
7. Marvin Musquin (KTM)  – 63
8. David Millsaps (KTM)  – 61
9. Justin Brayton (KTM)  – 61
10. Jacob Weimer (SUZ)  – 53

 

 

【250SXウエスト暫定リザルト】

1. Christian Craig (HON) – キャリア初優勝!今季これまでウェブと多くのバトルを繰り広げてきた経験からか?バトルの最中でも冷静にウェブのラインを塞ぎミスを誘いました。Rd.3 アナハイム2SXと同様に得意のフープスが大きなアドバンテージに。コメントによると「ウェブが来ることは想定通り。その状況でトップをキープできるようにベストを尽くした」とのこと。フープスでは右端のラインを選択。ウェブとのフープス入口での接触が話題にもなりましたが「自分の通常の走行ライン」とコメントし故意のブロックではなかったことを主張。ウェブ側からのクレームもなく実際のビデオ見てもその通りでしょう。今季ここまでの活躍を受けて、来期以降のガイコホンダとの契約更新されました。

2. Cooper Webb (YAM)前戦のマシントラブルもあり、どうしても勝ちたかった一戦だっただけに悔しい2位。しかしベストラップを記録し、後続に0.5秒以上のスピード差。次戦以降、再びウェブが表彰台の頂点に立つのは間違いないでしょう。プラクティスでの接触転倒も話題に… 振り返ると噛み合わなかった今ラウンドを象徴するかのようなシーンでした。

3. Joey Savatgy (KAW) – キャリア初のポイントリーダーで迎えた一戦でしたが、クレイグとウェブには付いていけないレース。ウェブが2位ということもあり次戦はサバッチー、ウェブ共にレッドプレートで出場へ。

4. Mitchell Oldenburg (KTM) – 好スタートからキャリア最上位タイ。好調とのコメントあり。

5. Colt Nichols (YAM) – 前戦のキャリア初表彰台で期待されましたがスタート失敗。それでもしぶとく5位まで追い上げる実力はお見事。

6. Chris Alldredge (KAW) – 今季最上位。

7. Alex Martin (YAM)
8. Kyle Cunningham (SUZ)

9. James Decotis (HON) – ホーリショットもここ数週間体調不良が続き、今ラウンドでは失速。

10. Kyle Peters (HON)
11. Michael Leib (YAM)
12. Cole Martinez (YAM)
13. Cole Thompson (KTM)
14. Fredrik Noren (HON)
15. Hayden Mellross (YAM)
16. Scott Champion (YAM)
17. Trevor Reis (YAM)
18. Noah Mcconahy (HUS)
19. Chase Marquier (HON)
20. Chris Howell (HUS)
21. Austin Politelli (YAM)

22. Zach Osborne (HUS) – オープニングラップでクラッシュ、DNF。腕を強打も検査の結果骨折は無く、次戦も出場予定。

 

【250SXウエストポイントランキング (After 5 of 8 races)】

1. Cooper Webb (YAM) – 98 – 同点
2. Joey Savatgy (KAW) – 98 – 同点
3. Christian Craig (HON) – 87 – 11点差
4. Colt Nichols (YAM) – 81
5. Zach Osborne (HUS) – 74 – 今回のリタイアでタイトル争いからは完全に脱落。
6. James Decotis (HON) – 71
7. Mitchell Oldenburg (KTM) – 66
8. Kyle Peters (HON) – 62
9. Jordon Smith (HON) – 61
10. Kyle Cunningham (SUZ) – 54

 

 

次戦は2月13日 Rd.6 サンディエゴ2。恒例となっているミリタリーアプリシエーション大会として開催。スペシャルグラフィックのマシンやウェアの登場も楽しみな一戦です。

 


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