レースビデオ&リザルト|2022 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第10戦 フランスGP
2022 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第10戦 フランスGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。
近年の国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」で5連覇を果たしMX強豪国としての地位を確固としたものにしたフランス。ヨーロッパの中でも熱狂的なMXファンが多く、地元フランス勢の活躍も期待される一戦です。
会場は過去に国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」開催されたコース、エルネー。スタートグリッドが重要なコースとしても知られ、過激なアップダウンに加えて砂利の多い滑りやすい路面が特徴のコース。複数のラインが交錯するレイアウトで、いつにも増して激しいバトルが繰り広げられています。新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年の国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」向けに新たにレイアウトされたコースにも注目です。
決勝前日の予選レースは豪雨、嵐で荒れたコースの整備を巡ってライダーと主催者側で意見が別れ、最後方MXGPクラスのトップライダー達の多くがレースをボイコット。決勝レースには不利なグリッドからのスタートが強いられることとなり、波乱を演出する結果にも。エンジョイ!
【MXGP 総合結果】
1. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 1-2.
2. Jorge Prado (ESP, GAS), 2-3.
3. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 12-1.
4. Tim Gajser (SLO, HON), 5-4.
5. Ruben Fernandez (ESP, HON), 7-5.
6. Brent Van doninck (BEL, YAM), 3-12.
7. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 6-8.
8. Maxime Renaux (FRA, YAM), 9-6.
9. Ben Watson (GBR, KAW), 8-9.
10. Pauls Jonass (LAT, HUS), 11-7.
マシンセッティングに悩み、思うような結果が残せていなかったシーワーが今季初総合優勝獲得。ピンピン完全優勝も狙えるスピードでしたが、安定感が強みのライダーだけにここからの本領発揮に期待。両レース揃って終盤のポジションアップで今大会を盛り上げました。総合2位は、両レースでホールショットから首位快走も順位を落としたプラド。今季は負傷もあり、まだ体力面も本調子ではないそうですが、得意のスタート先行逃げ切り勝ちパターンも影を潜めている印象で本格復活が待たれます。総合3位には、昨年のヤマハ移籍以来初レース勝利を飾ったコールデンホフ(3戦連続表彰台)。スタート直後のマルチクラッシュ含む4回の転倒で落としたレース1の結果が悔やまれますが、調子を上げてきたタイミングで掴んだ勝利はシリーズ後半戦に向けて価値ある一勝となるはず。
ようやく体調回復し、スピードを取り戻したガイザーでしたが、アウト側からのスタートもあり、両レースで転倒やミスにより3戦連戦して表彰台に届かず。
【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 438 points
2. Maxime Renaux (FRA, YAM), 365
3. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 339
4. Jorge Prado (ESP, GAS), 332
5. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 306
6. Ruben Fernandez (ESP, HON), 272
7. Brian Bogers (NED, HUS), 243
8. Pauls Jonass (LAT, HUS), 220
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 217
10. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 200
地元ルノーにフロントホイール破損や転倒もあり、ガイザーが再びポイントリードを拡大し「73点差」と大量リードは変わらず。
【MX2 総合結果】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-3.
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 2-2.
3. Thibault Benistant (FRA, YAM), 8-1.
4. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 4-4.
5. Simon Längenfelder (GER, GAS), 3-5.
6. Liam Everts (BEL, KTM), 6-7.
7. Andrea Adamo (ITA, GAS), 10-6.
8. Jan Pancar (SLO, KTM), 11-8.
9. Isak Gifting (SWE, KTM), 9-11.
10. Tom Guyon (FRA, KTM), 12-9
ホームレースとなる 2020年MX2王者ビアルが今季6度目の総合優勝をピンピン完全優勝で達成(総合表彰台登壇9度目)。ポイントリーダー再浮上果たして挑んだ一戦、得意の好スタートからレースを有利に展開。地元大観衆の後押しで表彰台の頂点へ。総合2位は、予選レースで肩を負傷したヘールツ。ダメージを抱えているとは思えない持ち前のスピードを発揮し、両レース終盤バトルを盛り上げました。レース1終盤の転倒がなければビアルを逆転し優勝の可能性もありました。総合3位には、今季初レース優勝(キャリア2勝目)を飾ったヤマハ期待の若手ベニスタント。レース1ではゲート不具合で出遅れる不運もありましたが、レース2では全ラップ首位の完璧な勝利となりました。
【MX2 ポイントランキング】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 427 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 416
3. Simon Längenfelder (GER, GAS), 323
4. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 295
5. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 281
6. Andrea Adamo (ITA, GAS), 253
7. Isak Gifting (SWE, KTM), 232
8. Stephen Rubini (FRA, HON), 223
9. Thibault Benistant (FRA, YAM), 221
10. Kay de Wolf (NED, HUS), 211
ビアルがポイントリードを「11点差」に拡大。
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Juan Pablo Acevedo