ヤバすぎるスキル|ブレイク・バゲット「豪傑爆裂」フープススピード
開幕から、近年まれに見るドラマチックな展開で話題の2019 AMAスーパークロスシリーズ。今季SXを盛り上げてくれる主役の一人、第2戦 グレンデールSXで450SXクラスキャリア初優勝を飾ったブレイク・バゲット。
第4戦 オークランドSXの勝負どころのひとつ、フープスで披露した男気あふれるケン・ロクスンをパスした瞬間とスピードをシェア。レース後の記者会見でも話題に上がった男気あふれるバゲットのフープスをお見逃しなく。エンジョイ!
@ s u p e r c r o s s l i v e
ロクスンとの対比。マシン挙動、スピードと全てが異次元!
軟質路面で転倒者も多かったオークランドSX。難セクション、フープスでもベストラインはワダチやコブが削れて「スキミング」と呼ばれるフープス頂点をかすめていくようなテクニックはリスクが高く、転倒者続出。上記映像のロクスンのようにコブをまとめてジャンプする攻略法へとトップライダー達も路面状況に対応していました。
しかし、スタート失敗から追い上げのレース展開となったバゲットは、リスクをかえりみずにフープスをスキミングで通過し続ける男気を披露。その背景には、比較的路面が荒れていないコース左端ラインを選択するという路面状況を見極めるクレバーさも併せてのヤバすぎるスキル。
ロクスンだけでなく、トマックもフープスでパスに成功。一時は2番手ムスキャンの背後に迫る勢いは今回のレースも盛り上げてくれました。
記者会見でフープス攻略の話題に触れると、チーム監督のマイケル・バーンの指示のもと、目をつぶり祈りながら飛び込んでいったとジョーク発言も(笑)
フープスが苦手だった過去にも触れ、フープス最速ライダーの一人でもあった、ジェームズ・スチュワートのビデオを何度も観て研究したと弱点克服についての裏話もコメント。
過去、特にアウトドアで光った思い切り良い豪快なライディングが、スーパークロスコースにも適応され始めている点は、バゲットが今後もますます活躍していく可能性を感じさせます。
Simon Cudby