モトゴシップ|AMAスーパークロス史上初「KTM」表彰台独占 @ 2019 オークランドSX

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目の肥えたレースファンでも嬉しい想定外の盛り上がりを見せる 2019 AMAスーパークロス。6年振りの優勝や2戦連続初優勝ライダー誕生等、記録にまつわるドラマチックなリザルトについての話題をニューモト上でも取り上げてきましたが、第4戦 オークランドSXではAMAスーパークロス史上初の記録も誕生!

 

その記録とは、KTMライダー3名による、初のKTM表彰台独占!

 

 

ヨーロッパでの活躍に大きく遅れ、2012年のライアン・ダンジー移籍以来、AMAでKTM大躍進が本格スタート。

 

同仕様マシンのハスクバーナ(KTM傘下)車を駆るジェイソン・アンダーソンを含めての表彰台独占はありましたが、純粋なKTMブランドとしての表彰台独占は、AMAスーパークロスの45年の歴史で初のこと。

 

 

トップチームのレッドブルKTM所属ウェブが優勝、ムスキャンが2位。ファクトリーサポートチームのロッキーマウンテンKTM(ファクトリーマシン貸与)所属バゲットが3位。KTMにとっては理想的な形での表彰台独占劇。

 

レディ・トゥ・レースのスローガンを地で行く、マシン開発。企業として勝利を飽くなき追求していく貪欲な姿勢はレースの現場でもサポートの厚みという形となって現れています。

 

名トレーナ、アルドン・ベイカー主宰のベイカーズ・ファクトリーにもKTMの資本が入っており、今季KTM入り果たしたウェブは同時にベイカーズ・ファクトリーにも加入。初優勝から2連勝と絶好調。

 

MotoGPの世界でもKTMの存在感は増すばかり。オレンジ軍団の躍進はまだまだ続いていくでしょう。企業としての成長戦略等のビジネス的観点からのKTMにも注目していきたいです。

 

Simon Cudby


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