【モトゴシップ!ババ復帰へ?契約延長も?】J・スチュワートの出場停止処分問題
こちらはテスト2日目の様子。相変わらず美しいライディング! スズキ公式ビデオでレースレポート同様にリアルなやり取りが聞くことが出来ます。ここでは、J・スチュワートのライディングとマシンテストの話は置いといて、ドーピング問題で出場停止処分中のババの状況のおさらいと最新情報。
2014年4月12日のAMAスーパークロスRd15 シアトルでの薬物テストにてアンフェタミンが検出され以降のレースのポイント剥奪、そして今季スーパークロスシーズン開幕直前の昨年12月中旬に、「2014年4月12日〜2015年8月11日」までの「16ヶ月」のレース出場停止処分がFIMから下される結果に。(ババ自身も公言していますが処分が解かれる8月12日以降のAMAモトクロスシリーズ、Rd.11 ユタと最終戦クロフォーズビルには参戦予定。}
しかしその後、スチュワート側から、再検査やアンフェタミン検出経緯の説明も含めた、処分不服申立てが行われる一方で、AMAからFIMへ質問状が提出される等、レース出場停止処分中の間にも水面下で動きはありました。
そして、現在の争点は、おおまかに言うと「レース出場停止処分」の軽減を求めてスチュワート側がスイスのスポーツ仲裁裁判所への意義申し立てを行っているという状況に。具体的に言うと、5月中旬からのAMAモトクロスシリーズへの参戦をスチュワート側が求めている申し立てと考えていいと思います。
このビデオで注目は、AMAスーパークロスとは違い「FIM管轄外」であるAMAモトクロスへの出場を求めてスポーツ仲裁裁判所への申し立てを行っていることについてババ自身が言及している点。
これまでチーム監督がコメントすることはありましたが、ババの口から語られるのは初めてのこと。あと数週間程で何かしらの返答があるとコメントしています。
我々レースファンとしてはAMAモトクロス開幕戦からババがレース出場出来るようになることを望むばかりですが、スポーツ仲裁裁判所はあくまで中立な立場から仲裁を目的とする機関。残念ながらアンフェタミン検出の事実がある以上は、ババにとって厳しい状況であることは変わりませんが、AMAモトクロスシリーズが「FIM管轄外」という線からFIM側の主張を崩していけるかが重要な要素かもしれません。
因みに、ヨシムラスズキはババに対して正式に2年契約延長のオファー済。最終的な合意ではないものの先日のSX中継の中で、ババ自身が契約延長の方向へとのコメントも聞けたので、現時点では正式ではありませんが、2017年まではババのライディングが見れることになりそうです!