Gモト|PADDOCK WALK「上原あい」vol. 4
Gモトクルーオファーシリーズ「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM ジェイ・ウィルソン選手専属通訳、上原あい」さんインタビューvol.4。
上原あいさんは「ア・ライズプロモーション」に所属。 通訳だけではなく、スーパー耐久レースクィーンなど多方面でご活躍中で、今シーズンはジェイ・ウィルソン選手の通訳として全戦同行。
通訳でありレースクイーンでもある多彩な女性、研ぎ澄まされた英語力、行動力そしてレース会場が「華やかに」なる存在感が魅力。
前回のvol. 3 で、上原さんのプロフィールを簡潔にご紹介しました。 プロフィールをお聞きしている際に気になるキーワードをお話いただいたので、今回はそのキーワードに迫ってみました!
Gモト:前戦SUGO大会で「私は猪突猛進なんです」とおっしゃってましたね。(笑)上原さんらしい猪突猛進なエピソードがあれば教えてください。
上原あい:私らしいエピソードといえば、ある日「留学したい」と考え、その日のうちに留学エージェントにも連絡をせず、自ら行きたい国の語学学校に直接連絡し、翌日には学校に休学届けを提出からの語学留学を決行しました。あとは、この通訳のお仕事も「英語話せます」という会話から「チャレンジしてみる?」と声をかけていただいた際も「やります」と二つ返事で決めました。やりたいと思ったら「すぐ!」行動します。
自らを猪突猛進型だと語る上原さんですが、初めて尽くしのレース業界で、しかもチャンピオンの通訳。自らが選択したとはいえ、業界用語を多用する業務内容が多数あり大変な事も多かったはず。そのような環境の中でも、努力を絶やさない行動がチームスタッフの心を動かし、スタッフから学びながらチャンピオンのレース活動を支えています。
ジェイさんは時間外でも可能な限りファンサービスに対応している数少ないライダー。そんなジェイさんの行動にも、通訳としてライダーを支えるスタッフとして「猪突猛進」スタイルでパッと対応されています。ライダーと通訳というか「コンビ」っていうイメージが、Gモトクルーの印象です。
Gモト:レース会場で仕事をする際に気をつけている事は?
上原あい:んーそうですね、緊張しすぎない事。私は緊張するタイプではないんですが、このお仕事は「ぶっつけ本番」じゃないですか、ジェイさんの話しを聞き返す事なく通訳しなくてはなりません。最初はプレッシャーがありましたが、スタッフ皆さんのおかげで、私も最近はリラックスしてお仕事させていただいています。
猪突猛進型の行動力でこの仕事を決めた上原さん。「ぶっつけ本番」の仕事に対しての努力も惜しまれてません。 コースサイドにいる時間も長いしメモしている量も多く、最近では海外のレース動画を見て勉強されているそうです。
Gモト:海外動画を見てらっしゃるようですが、どの地域の動画ですか? MXGP? AMA?
上原あい:オーストラリアの動画を見ています。
Gモト:なるほど! ジェイさんの通訳するならオージーな英語ですね!
回を重ねる毎に、レース会場にもとけこみ、根付いていく上原さん。モトクロスを業界外に知ってもらおうという事も考えていただいています。
Gモト:そういえば「WATERBOMB GIRLS 2023 オーディション」の方はどうなりましたか?
上原あい:2次審査に参加するにあたって、ツイッターが審査対象でした。それを確認した後にツイッターを開設したので諦めていたんですが、モトクロスを通じ私の事を知っていただいた皆さんが協力してくれたおかげで無事合格しました! みなさん沢山のリツート、いいね、ありがとうございました! この経験を活かし、私自身の知名度を上げてモトクロスを多くの方々に知っていただけるように活動します。
オーディションにも無事合格し、全日本モトクロス会場で活動する仲間の知名度が上がっていくなんて素晴らしい。
研ぎ澄まされた英語力、レースクイーン、猪突猛進型の行動力がクロスオーバーした上原さんだからこその存在感を作り上げています。ライダーをサポートするだけではなく、レース会場が華やかになる上原さんの存在はオンリーワンとなりつつある。
ライダーだけがレースを盛り上げるのではなく、スタッフさんの個性も「その一役」を果たしています。「雨予報だから・・・」なんて言わないで「年に1回の全日本」を楽しんでいただきたい。この時、この瞬間にしかない出会いがあります。
コースにもパドックにも全日本モトクロスがある。全日本モトクロスを華やかにしてくれる上原さんの活躍が楽しみですね!
取材へのご協力ありがとうございました。
GSPEED-TOKYO