Gモト|2022 全日本モトクロス選手権 第5戦 HSR九州大会「JAY WALK」
今季開幕戦から第5戦 HSR九州大会までの「全11レース負けなしの全勝」で、2戦を残して早々と 2022年 全日本モトクロス選手権 IA2クラス チャンピオン を獲得したジェイ・ウイルソン選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。
パドックウォーク特別編として「みんな大好きジェイさん、チャンピオンおめでとうございます特集」をGモト目線でお届け。
皆さんは「ジェイさん」にどんな印象をお持ちですか?
年代によって違うと思いますが、Gモトクルーは全日本モトクロス選手権における「元祖外国人フル参戦ライダー」スティーブ・マーチンを思い出します。
1982年に後楽園球場(現東京ドーム)で初開催された「ジャパンスーパークロス」で巻き起こった「アメリカンショック」。 ジャパンスーパークロス後、アメリカンライディングが注目され、日本のトップライダー達は「打倒アメリカン」を掲げて大和魂で練習に励み、サンデーライダーはAMAトップライダーたちのレプリカウェアをエンジョイ。 日本中が急激にアメリカンモトクロス一色となっていきました。
アメリカンモトクロスが定着し始めた1984年、スティーブ・マーチンは来日。 同年、全日本モトクロス選手権にフル参戦を開始。 マシンは市販車のプライベートチームからの参戦でしたが、2年連続国際A級(現 IA1クラス)チャンピオンを獲得したライダー。 1984〜86年の3シーズンで、国内の「打倒アメリカン」にさらに拍車がかかりました。
当時、スティーブ・マーチンが全国で見せた姿とジェイさんの活動がクロスオーバーする。 「人柄、家族愛、ファンへの気遣い、ライディングへのこだわり」 どれも尊敬できる行動だった。
マーチン選手の来日で日本人ライダーのレベルが上がり、急速に世界レベルに近づいた。 前置きが長くなったが、ジェイさんの全日本モトクロス選手権参戦、あの当時と似た状況に思える。 日本人ライダーが再び「世界レベルに近づける」チャンスではないだろうか。
レースファンのSNSなどで発信されている「ファンへの心ある気遣い」。いまさら説明はいらないですね。
「ダディー!」
これからコースに出る直前でも「ニコッ」と家族に笑顔。
Gモトが開幕戦からずっと追い続けている「ジェイさんのスタートグリッド」。 スタートは30台すべてのライダーにホールショットのチャンスがある。 それだけに「1番重要なレース要素」。
毎ヒート「丁寧にしっかり」作り込んでいる。 Gモト目線で見たスタートの特徴は5つ。
・レール内をゲートと水平に近い高さまで土を入れ踏み固める
・土質、コンディションによって踏み固め方が違う
・必要な情報(路面状況等)はスマホで撮影して研究
・マディコンディションがひどい場合はサイティングラップに出ない
・リアタイヤが巻き上げるルーストが少ない
「ザ・プロフェッショナル」
ジェイさんの一挙手一投足に本当に如実に現れているように感じます。 走るだけではない、ライダーとしての行動がすべて本気で愛情に溢れている。
レースを支えた「内山メカ」、「1990年 国際B級 250ccクラスチャンピオン」でヤマハスタッフの村橋氏、チャンピオン獲得おめでとうございます。
改めて、 ジェイ・ウイルソン選手 チャンピオン獲得おめでとうございます!
GSPEEDTOKYO|ジースピードトウキョウ
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