モトゴシップ｜AMA参戦ホンダファクトリー「新契約発表」コルト・ニコルス
モトゴシップ｜ケン・ロクスン「去就問題」ホンダファクトリーからの返答
ケン・ロクスンとホンダファクトリーとの来季契約交渉を発端とした確執は、上記記事リンク先でお伝えした通りでニューモト上でも大きな関心を集めていたトピック。
そのホンダファクトリーから 2021 AMAスーパークロス 250SXイースト王者 コルト・ニコルスが、ホンダファクトリー新加入のニュース！
2021 AMAスーパークロス 250SXイースト王者 コルト・ニコルス、今季はシリーズ開幕前のスターレーシングヤマハチームメイト、ジャスティン・クーパーの負傷を受け、250SXウエストシリーズに参戦。その開幕戦である 2022 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1、ヒートレース中のフープスでの前転転倒により両腕骨折し、以後のレース参戦はなし…。
来季の450クラスステップアップが決まっていたニコルス。5月開幕 AMAモトクロスからの復帰が期待されていましたが、6月にはスターレーシングヤマハとの円満な契約解消が発表され、来季450クラス参戦を優先する準備期間として有力チームとの契約交渉等がモトゴシップとして囁かれるも実現せず。思うような新契約には至らずにプライベートチームから FIM ワールドスーパークロスへの参戦が発表されました。
しかし、ワールドスーパークロス開幕直前に「調整不足」を理由に欠場＆チームとの契約解除を発表。この時点で、ニコルスがロクスンの代わりにホンダファクトリー新加入説が一気に広まり、カリフォルニアのホンダSXテストコースでニコルスがライディングしているというモトゴシップも浮上。今回の正式発表へ至りました。
ホンダからのリリースによると、ニコルスとホンダファクトリーとの契約は「2023 AMAスーパークロス参戦のみ」で、ロクスンへのオファーと同内容（契約金・ボーナスは不明）となります。ロクスンの抜けた穴を埋めたいホンダ、そして 450クラスでのファクトリー契約を渇望していたニコルスとの思惑が一致。特にスーパークロスでの実績・ライディングが高く評価されるニコルスだけに、急転直下の今回の契約発表劇は納まりよい印象を受ける方、多いのではないでしょうか。
ホンダファクトリーは、5月開幕のAMAモトクロスからは250クラスからジェット・ローレンスを450クラスにステップアップさせることが決定しており、チェイス・セクストンとローレンスの2名体制。以後のニコルス去就については不明。しかし、AMAスーパークロスで結果を残すことが出来れば新たなチャンスを手にすることは可能性は高まるはず。大きなチャンスを手にしたニコルスの来季AMAスーパークロスでの活躍に大注目です！
「何よりもまず、今回の機会を与えてくれたことに感謝しています。多くの成功を築き上げてきたホンダファクトリーとの契約は、これ以上ない幸せです。ホンダファクトリーで走りたいとずっと思っていましたし、チームに貢献し、良い結果を残したい思っています。450クラスに移籍して世界最高峰トップライダー達と戦うのは楽しみですし、挑戦しがいがあることです。学ぶべき素晴らしいチームメイトもいますし、今後が非常に楽しみです」
– コルト・ニコルス
「コルトをチームホンダHRCに迎えることができ、とても嬉しく思っています。選考の過程で、彼について悪く言う人は一人もいませんでした。彼は信じられないほど才能のあるライダーであり、また人間性も優れているのでチームに最適な人物といえるでしょう。チームメイトとなるライダー達は皆、コルトの人柄を気に入っています。コルトは我々のテストライダーであるトレイ・カナード(編注：同郷オクラホマ)と仲が良いので、皆とポジティブなエネルギーを共有することが出来てチームにとって素晴らしい結果につながると考えている。彼にふさわしい450クラスでの機会を与えることができ、うれしく思います。AMAスーパークロス開幕戦が楽しみです」
– マネージメント担当ブランドン・ウィルソン
そして、心配なロクスン去就問題…。レッドブル・ストレートリズムにはプロサーキットチューンのヤマハ YZ250、FIM ワールドスーパークロス第2戦 オーストラリアには再びホンダプライベートチームからの参戦予定。来季契約については、ニューモト独自ルートで入手した情報によると… レッドブル契約繋がりで、GASGASファクトリー（TLD GASGAS）と交渉説というものがあります。ただ、ロクスンはFOXとのウェア契約があり、チームを運営するTLDのウェア着用困難が予想され、交渉は難しいものとなるでしょう。他にはHEPスズキ説やレッドブルKTM説も根強くありますが、多くの有力チームは既に来季体制が決定済み。非常に厳しい境遇となっているのが実情です。
ロクスンほどのライダーですから、ファクトリーチームか、それに該当するような「勝てる体制・マシン」を是が非でも獲得してもらいたいものです。
モトゴシップ｜AMA参戦ホンダファクトリー「契約更新なし」ケン・ロクスン
モトゴシップ｜ケン・ロクスン「去就問題」ホンダファクトリーからの返答
Honda Racing Corporation
