モトゴシップ|2023 AMA参戦カワサキファクトリー&プロサーキットカワサキ体制発表
AMA 450クラス参戦のカワサキファクトリー「Monster Energy Kawasaki」、AMA 250クラス参戦「Monster Energy Pro Circuit Kawasaki」の来季2023年の体制が、8月上旬という異例の早さで正式発表されました。
日本期待の下田丈選手が所属ということで日本でも改めて関心度高まる「Monster Energy Pro Circuit Kawasaki」から新体制をお伝えします。
まず、注目の下田選手ですが新たに契約更新し、残留。今回のリリースから、チームのエース的存在として真っ先に紹介されています。これまでの公式リリースや海外メディアでは、AMA250SXクラス現役ライダー最多勝を誇るフォークナーが「エースライダー」として紹介されてきた経緯があります。しかし、来季からは下田選手が名実ともにエースライダーとして、チャンピオン候補としての活躍が期待される旨のコメントがリリースに記されていました。
【2023 モンスタエナジープロサーキットカワサキ】
・下田 丈(残留)
・オースティン・フォークナー(残留)
・キャメロン・マカドゥー(残留)
・セス・ハマカー(残留)
・ジェット・レイノルズ(残留)
・ライダー・ディフランシスコ(新加入ルーキー)
今季の5名体制にAMAアマチュア特別ルールでAMAモトクロスにスポット参戦も話題となった、ディフランシスコが加わり、6名体制という大所帯。ディフランシスコは、今季AMAモトクロス終盤戦からは同チームからプロとしての参戦が決まっています。
今季2022年の新体制として、過去6年間に渡りエースライダーを努めてきたイーライ・トマックがヤマハへ移籍し、空いたシートにはハスクバーナファクトリーから、2018 AMAスーパークロス王者のアンダーソンが新加入が大きな話題に。AMAスーパークロスではタイトルには届かなかったものの自身最多となる7勝を記録しランキング2位。アウトドアのAMAモトクロスではキャリア初総合優勝を果たし、アンダーソンのカワサキ移籍初年度の活躍は高く評価されています。
【2023 モンスタエナジーカワサキ】
・アダム・シアンサルーロ(残留)
・ジェイソン・アンダーソン(残留)
来季もチーム編成に変更なし。負傷でAMAスーパークロス第4戦以降、全欠場のシアンサルーロでしたが、新たに契約更新。
「完璧な回復期間を経て、肉体的にも精神的にも最高の状態にあるので、レース復帰時には最高のパフォーマンスを発揮できると思います。モンスターエナジーカワサキの皆と共に、ゲートを降りるときにベストな状態で新シーズンを迎えられるよう、全力を尽くします」
– アダム・シアンサルーロ
「モンスターエナジーカワサキからKX450SRで参戦した加入1年目は、とても素晴らしいものでした。今シーズンは、これまでのキャリアの中で最も多くのレースに勝つことができ、このプログラムとチーム環境がうまく機能していることは明らかです。来年はこれまで以上に多くのチャンスがあるので、チャンピオンシップに向けて強力にプッシュしていくつもりです」
– ジェイソン・アンダーソン
今回のリリースではチームの参戦シリーズとして、AMAスーパークロスとAMAモトクロスに加えて先日新たに発表されたばかりの「AMAスーパーモトクロス」シリーズの記載も確認できました。カワサキは 2024年モデルとして、ニューマシンが登場予定のモトゴシップもあり、下田選手を筆頭に来季カワサキ勢の活躍から目が離せそうにありません。
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