モトゴシップ|AMA新シリーズ発足「スーパーモトクロス・ワールド・チャンピオンシップ」2023年スタート

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AMAスーパークロスを運営するフェルドモータースポーツとAMAモトクロスを運営するMXスポーツプロレーシングが、2023年開始予定となる新シリーズ「スーパーモトクロス」発足のための業務提携を発表。

AMAスーパークロス、AMAモトクロスに次ぐ、第3のシリーズ誕生という嬉しいビッグニュースは、早速レースファンに驚きをもって迎えられています。

 

 

リリース抄訳、現時点で明らかになっている情報まとめ概要を説明すると…。

これまでの通常通りAMAスーパークロス、AMAモトクロスの両シリーズ終了後、両シリーズの450クラスと250クラスの合算獲得ポイント上位22名によって行われる「プレイオフ」的な要素の新シリーズ(9月〜10月の3戦予定)が「スーパーモトクロスワールドチャンピオンシップ」。最終戦の会場はカリフォルニア州のLAコロシアム。シリーズ賞金総額は13億円(1ドル=130円計算)!

コースはかつて開催されていたモンスターエナジーカップと同様のコンセプトで、スーパークロスとモトクロスのハイブリッドコースが予定されています。具体的には、フープスなし、難易度低い(危険性に配慮)リズムセクション等が予想されます。

国内4メーカーやKTMグループ3メーカーからの参加、協力もすでに合意済みとのこと。その他、企画段階からTV・オンライン中継からの収益が新シリーズ成功についての最優先事項のひとつであると語られてきているとのこと。

 

 

一方、FIMはヨーロッパとオーストラリアを舞台とした「ワールド・スーパークロス・チャンピオンシップ」シリーズ(全3戦)が今秋から開幕予定。AMAからケン・ロクスンやイーライ・トマック、ディーン・ウィルソン、ジャスティン・ブレイトン等を招聘し、華々しくスタートする新シリーズ。1大会で賞金総額3,000万円以上に加えて、5年計画で50億円以上という大会運営費とチームやライダー向けの経費が大きな話題となっていました。

「スーパークロス」をコンセプトの中心に用いた2大シリーズが、来年以降は奇しくも秋以降の同時期に開催されることとなる複雑な事態に…。AMAトップライダーの参戦がシリーズの成功の鍵をにぎるのは想像に難くありません。となると、AMAの「スーパーモトクロス・ワールド・チャンピオンシップ」が成功に一歩リードなのか? もしくは、両シリーズで棲み分けが進んでいき、どちらも存続していくこととなるのか?

両シリーズ共に詳細は不明な点も多く、今後の動向から目が離せません!


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