ブランドヒストリー|信頼と実績のプロテクションブランド「LEATT(リアット)」
現在ではスタンダードなプロテクションアイテムとして広く認知されている、首(頚椎・脊椎)へのプロテクター「ネックブレース」。2006年、LEATT(リアット)による初商品化以降、一気にネックブレースの代名詞的アイテムとなったのが、同社によるご存知「リアットブレース」。医師が中心となり、技術者や自動車メーカーのBMW、KTM、教育機関によって研究開発が進められ技術やデータに裏付けされた安全性こそが、そのままLEATT(リアット)社の信頼と実績にも繋がっています。
ネックブレースを代表とするプロテクションアイテムだけでなく、AMAやMXGPで確実にシェアを伸ばしている「ウェア、ヘルメット&ブーツ」への関心も非常に高く、総合オフロードギアブランドとしての注目度急上昇中。今回は「LEATT(リアット)」の進化の歴史を紐解いていこうと思います。
南アフリカの神経外科医クリス・リアット氏。息子がモトクロスを始めたことと友人ライダーの死に直面したことでネックブレースの重要性に気付き、自ら研究・開発を始めたのが 2001年。
2004年の初商品化からも研究・開発は継続。BMW、KTM、事故研究者、生体力学研究者、外科医から成り立つ一連の専門家チームを率いたリアット氏は、2006年の世界最大級モーターサイクルショー「EICMA」で新モデルを発表することになりました。グローバルにお披露目されることとなった「リアットブレース」は、その研究データや開発コンセプトを公開。世界のバイク業界に高い関心と歓迎を持って受け入れられました。
ヨーロッパに続き、2007年には本格的にアメリカで販売開始。すると一気に多くのAMAトップライダー達が「リアットブレース」を着用し、ネックブレースの重要性は広く認知されるところとなりました。
2010年には、世界最高峰シリーズのAMAスーパークロス450MXクラスにて、ライアン・ダンジーが「リアットブレース」を着用してチャンピオンに輝く。同時期のMXGPシリーズでもアントニオ・カイローリ、ジェフリー・ハーリングス、マービン・ムスキャン等のチャンピオン達が着用。
アメリカで本格的に発売が開始された 2007年以降、海外主要バイクメディアの「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」等のアワードを数々受賞。1987年のクラッシュにより半身不随となった、AMAレジェンドのデビッド・ベイリーによる全てのライダーに「リアットブレース」使用を推奨するというビデオが公開されると、ネックブレースの代名詞的存在として「リアットブレース」の需要は急増することとなりました。
2010年以降はネックブレースだけでなく、チェストプロテクター、ニーブレース、ブーツ、ヘルメット、ウェア等、総合的なプロテクションブランドとしての地位を確立し、今日に至ります。
信頼と実績のプロテクションブランド「LEATT(リアット)」。現在、国内発売中の商品から注目アイテムをご紹介。
<GPX6.5>
フルカーボーンファイバー製のネックブレースは、600gと軽量で装着感が気にならず、AMAやMXGP、全日本モトクロス選手権で多くのトップライダーが愛用しています。カーボンファイバー特有の剛性で、深刻な頸部損傷のリスクを最大47%削減。フィット感にも優れ、体型に合わせたアジャストも可能。また、転倒時に骨折しやすい鎖骨部をカットアウトした設計となっており、モトクロスやエンデューロなど、ハードなライディングをする方や装着時の違和感を最小限にしたい方にオススメです。
<GPX5.5>
特徴は、ほぼGPX6.5と同等であるが、強化ポリアミド製を採用し790g。カラーバリエーションが多く、好配色バイカラーもラインナップ。キッズ専用のGPX5.5ジュニアも引き続きラインナップ! 最上位モデルと比較すると、数字上で若干の重量差がありますが、走行時にはそこまで気にならない人が多いようです。販売数的にもGPX5.5が最も人気で、多くの方に愛用されているネックブレース。モトクロスレースからサンデーライダー、エンデューロ、ファンライドまで幅広く活用でき、しっかりとプロテクションしてくれます。
<GPX3.5>
軽さとフィット感を兼ね揃えたエントリーモデル。首への力を軽減できる強化ポリアミドEPS構造で、わずか497gを実現。GPXシリーズの中でも唯一、前側フレームを分割するタイプであり脱着が容易に可能。背面プレート部は、ピンを差し変えるだけで2段階のサイズ調整が可能。キッズ専用のGPX3.5ジュニアもラインナップ。最も軽量であり、違和感なく装着可能。初めてのネックブレース購入時や、キッズライダーなどにお薦めのコストパフォーマンスに優れたモデルです。
上記3モデル、いずれも水分吸収しない素材で構成され、「洗って拭ける」メンテナンス性も良好。
<5.5>
AMAやMXGPでのトップライダー着用率増加とともに露出も増えてきている「LEATT(リアット)」オリジナルウェア。開発ライダーも務めるジョニー・ウォーカー等を筆頭にエンデューロ界でも認知度高いのは同ブランドの強みでしょう。このモデルは、最上位モデルとして立体裁断されたストレッチ素材(モイスチャークールストレッチメッシュ)は耐久性も兼ね備えフィット感に優れた最上位モデルに相応しいクオリティ。
<4.5>
スタンダードモデルとして位置付けの今モデル。ジャージやパンツにメッシュパネル部が追加。最上位モデル同様に立体裁断で動きやすさと耐久性を両立。ジャージ、パンツともにメッシュ素材を使用し快適性にも配慮。
<3.5>
ライディングウェアの好反響を受け、2022年モデルから新たにラインナップされた新ライン。上位モデル同様に3Dストレッチメッシュ素材採用のジャージ、メッシュ生地を採用し通気性を考慮しつつ耐久性も高次元で実現したパンツはコストパフォーマンスに優れた
<5.5 FLEXLOCK>
3年の月日をかけ開発された「LEATT(リアット)」初のブーツも3シーズン目を迎えています。「フレックスロックシステム」採用でプロテクションやフィッティングに重きを置いた独自機能満載のブーツにポップでインパクトある新カラーも登場。
<4.5>
「5.5 FLEXLOCK」の高評価を経て、コストパフォーマンスに優れたミドルレンジモデルとして誕生。足首部の固定度を選択可能な「フレックスロックシステム」を省いた以外は、ほぼ最上位モデルと同様の機能を搭載。足入れの良さや履き心地、操作性に秀でたブーツ。スライドロックシステムという締める方向のみにスライドする、特殊なベルクロ採用。素晴らしいフィット感は受け継がれています。
<4.5 ENDURO>
林道ツーリングやエンデューロに最適なブロックソールを標準装備したモデル。「LEATT(リアット)」のブーツは世界最高峰エンデューロライダーであるジョニー・ウォーカーが開発段階から携わっており、マディ時やバイクを押す際に最適なだけでなく、ライディング時のステップとのバランスまで考慮された優れたブロックソールが採用されています。
<6.5 PRO チェストプロテクター>
「LEATT(リアット)」先進技術搭載のハイエンドモデル。胸部、背中、肩、脇腹部のすべてをカバー(肩部取り外し可)。外側は樹脂製のハードシャル採用、内側にはLEATT社独自開発の新素材で通常は軽量・柔軟で運動性に優れるものの衝撃が加わった際にはフォーム内で「分散・緩和」し素早く元の柔軟な素材へ再び戻るというプロテクション新時代的な素材「3DF AirFit」という安心の2重構造。マルチプレート関節設計は3Dデザインにより、各部パーツが非常に快適なフィット感を生み出します。ネックブレース対応。FIM認定を受けており、国内でも全日本モトクロス選手権での「プロテクター着用義務化」適合規格をもちろんクリアしている業界最高峰レベルのプロテクター。
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Image courtesy Leatt