AMAスーパークロス事件簿|激突パッシング一部始終「スチュワート VS. ムスキャン」2022 アナハイム1SX

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プラクティス時から転倒者続出、レース時も波乱やドラマが各ポジションで目まぐるしく展開された 2022 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1SX。

フィニッシュ直後にヒートアップしたマルコム・スチュワートとマービン・ムスキャンとの激昂するやり取りとその原因となった両者接触転倒シーンをまとめたビデオを海外メディアからシェア。

 

AMAスーパークロス事件簿|激突パッシング一部始終「バーシア VS. アンダーソン」2022 アナハイム1SX

上記の先にシェアした、バーシアとアンダーソンによる激しい接触転倒、その後の両者のSNS上のやり取りも大きな反響ありましたが、今回シェアする一件はそれと同等かそれ以上のインパクトをお約束。

エンジョイ!

 

 

スチュワート、これはなかなかのヒートアップ具合!

全部が聞き取れるわけではないのですがマルコムの主な言い分としては、接触時の言い分もありますが、抄訳すると… 「残り16戦もあるのに(開幕戦から)あのような(お互いが転倒するような)パッシングをするべきじゃない。お互いに表彰台に登れるチャンスがあったのだから。」というこれまでのスチュワートとは思えないような大人な目線からのもの。

対するムスキャンはパッシング時に限定した反論で「なんで、ブレーキかけなかったんだ?」というシンプルなものでした。

 

 

接触伴うようなパッシングで両者転倒となると、結果的に仕掛けた側が「アグレッシブすぎる」と判断されることが多いモトクロスの世界。個人的な見解ですが、今回の件は両者転倒という形となったもののムスキャンの仕掛けに対して、スチュワートはライン取りや目線からも警戒心がなさ過ぎたようにも見受けられます。ムスキャンの言うように「ブレーキ」して、次の反撃に備える体制を整えることが最善策だったのではないかと考えます。スチュワートからしたら不意をつかれたということなのでしょうが…。

オフシーズンから好調が伝えられていた両者、レース展開やラップタイム的もスチュワートの言うようにどちらも表彰台争いに絡む可能性は十分にありました。特にスチュワート、転倒後のレース後半はコース上「最速ライダー」であったことがラップタイムから確認できました。

どちらが良い悪いではなく、レース上仕方のない接触だった考えますが、これまでにないスチュワートの勝負への執着に注目。アルドン・ベイカーの指導により10キロ近く減量し引き締まった身体だけでなく、これまでにない勝利への貪欲な姿勢は注目すべき点。一発のスピードばかりに評価が集まっていたライダーから、シリーズ通して表彰台を狙うようなライダーとしてマインドセットが成長している姿に期待です。

最後に、ヒートレース時に同じコーナーで接触伴うアグレッシブなパッシングでアンダーソンを転倒に追い込んだのは、誰あろうスチュワートなのでした(笑)。頑張れ、マルコム!

 

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