AMAスーパークロス事件簿|激突パッシング一部始終「バーシア VS. アンダーソン」2022 アナハイム1SX

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【追加:アパレル配達ビデオ&バーシアのパーカー着用画像】

2022 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1SX、例年に増して開幕戦とは思えないような波乱や熾烈なバトルが各レース、各ポジションで繰り広げられました。その最大の注目シーンのひとつ、レース終盤の2位争いとして展開された「バーシア VS. アンダーソン」の順位の入れ替えからの衝撃的結末までを映像と連続写真でお届け。

流れ的には、レース序盤からバーシア後方からパッシングの機会を伺ってきたアンダーソンという構図が終盤まで続きます。コースが荒れてきた終盤に両者は急接近、ディフェンシブにならざるを得ないバーシアにまずはアンダーソンがフープスで仕掛けます… エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

バチコーンっと接触音が聞こえてきそうな、接触からの押し出しでバーシアの勝ち! 直前のフープスでのアンダーソン2位浮上のシーンは加速を活かした完璧なものでした。しかし、相手が「負けん気強い」バーシアとなると直後のアグレッシブな反撃を最大限に警戒しなければいけないのは、熱心なレースファンであれば多く方が知ることでしょう。

アンダーソンもバーシアのラインを抑え込むようにイン側にマシンを寄せていきますが、バーシア相手には十分とはいえずに反撃を許してしまい撃沈…。

以下は、別アングルからの決定的な連続写真をシェア!

 

 

両者ともにアグレッシブなレーススタイルを身上とするライダー同士ではありますが、イン側ライダーが圧倒的有利というのは普遍的なもの。アンダーソンはヒートレース時にも同様の形でマルコム・スチュワートのパッシングを受けて転倒。同じコーナーで2度転倒させられる悔しすぎる結果となりました。

残念なだけでなく、レースってやっぱり最高だなと思うことも。

 

 

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レース後のアンダーソンのコメントが注目されていましたが、メーカーからのリリースではバーシアの件に触れませんでした。しかし、SNS上では上記のような気の利いたコメントで大きな反応を集めました。

バーシアに対して「特に大きな問題ではないよ… でも、せめて表彰台ボーナスで(自身が関わるクリエイティブチーム発)アパレル(パーカー)を買ってくれ!」とコメント。バーシアも良い意味での「やば、最高(笑)」に続いて「転倒の件は悪かったね。アパレルは絶対に買うよ」と返信(実際に購入したそうです)。

ライバル同士のギラギラした激しいやり取りもレースの魅力。しかし、一旦コースを離れたライバルたちがオープンなSNSの上で熾烈なバトルについて振り返ったり、ジョーク交えたやり取り出来るのもUSモトクロスシーンの「モト文化度」の高さが羨ましいところです。

バーシア、アンダーソン共に上位で存在感を示してくれると一気にレースが盛り上がってくるタイプのライダー。今季の活躍、今後も期待しましょう!

 

【追加:アパレル配達ビデオ&バーシアのパーカー着用画像】

 

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左から2番目バーシア、黒いパーカー着用

 

アグレッシブなレースだけでなく、このような「気の利いた」サービス精神の裏にあるライバル同士のリスペクト感。素晴らしいじゃないですか! 中途半端なおふざけレベルじゃない、世界最高峰レベルだからこそ成立した今回の「ノリ」の良さ。第2戦 オークランドSXの結果まで知るとまた深みが増してくる面白さなのです。

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