450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1

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2022 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。全17戦で行われるシリーズ開幕戦。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト&ポイントランキングをシェア。

 

 

開幕戦がアナハイムに帰ってきた! しかも、シリーズ全戦でスタジアム有観客での開催とコロナ禍以前とほぼ同様の形でのスーパークロス開催が予定されています。トマック、プレシンジャー、アンダーソンといったトップライダー達の移籍も話題の新シリーズ。

エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Ken Roczen (HON), 22 laps – トレーニングが出来ないほどの12月の体調不良を訴えていたロクスンでしたが、ヒートレースとメインレース全ラップ首位での完璧な開幕戦勝利。自身4度目の開幕戦アナハイム1勝利と450SXキャリア通算20勝を達成。チームメイトのセクストンに猛追されますが、押さえるべき場所は分かっていたとベテランらしいコメント。序盤にセクストンと築いたリードで後方の大混戦からは距離を保ちスムーズなライディングで独走優勝。セクストン転倒もありましたが、結果的に得意のスタート逃げ切り勝利に成功。今季も僅差の450上位勢だけにロクスンの好スタートは大きな武器となることでしょう。

2. Cooper Webb (KTM), +07.296 – 序盤の混戦で順位を落としセカンドグループ後方での苦しい戦いとなりましたが、持ち前の勝負強さを発揮し、気付けば2位表彰台。コース攻略に悩まされた一戦としながらもレース後半で好ラインを発見しポジションアップに成功。レース後半の荒れたコースでもしぶとくポジションアップ出来る強みは今季も健在。ニューマシンやトレーナー変更等の変化が大きいオフシーズンでしたが、ディフェンディングチャンピオンの存在感を強くアピールする結果となりました。開幕戦としては最高の結果とコメント。

3. Justin Barcia (GAS), +10.381 – 期待された開幕4連勝ならずもセカンドグループの大混戦バトルを戦い抜き表彰台登壇。素晴らしいバトルで最高のレースになったとコメント。アンダーソンへの接触伴うパッシングが話題に。シリーズ通して好調を維持できるか? 新生GASGAS2年目のバーシアの活躍に期待。

4. Marvin Musquin (KTM), +15.867 – オフシーズンに好調が伝えられていたムスキャン。スチュワートとの接触転倒、セクストンの猛追もありましたが一時9位から4位まで浮上する力走。ワダチの多い難コースでの強みを発揮した形に。スチュワートとの接触はラインが交差した仕方がないものでしょう。

5. Chase Sexton (HON), +15.881 – このレースのベストラップを記録しながらロクスンに接近し逆転首位まであと一歩に迫りながらも転倒自滅。2度目のミスは精神的なものによるとのこと。若さを露呈した結果に。チームメイトのロクスン相手のバトルは気を使う難しいものだったことは容易に想像出来ます。迷わずにパッシング仕掛けるか、レース後半までロクスンにプレッシャーを掛けるか、後方が離れていただけにセクストン有利のバトル構図でしたが…。しかし、評判通りの好調さはライディングから十分に伝わり、SX初優勝もそう遠くないことを予想させます。

6. Eli Tomac (YAM), +20.320 – ヤマハ移籍初レース。これまで開幕戦での活躍からは程遠かった印象強いトマックでしたが今年も不発。スタート出遅れとフープスに苦戦もタイムドプラクティス2番手タイムのスピードには満足しているとコメント。

7. Malcolm Stewart (HUS), +21.531 – 自身初のタイムドプラクティス最速ラップ記録し活躍が期待されましたが、メインレースでは大混戦バトル内で転倒もあり、12位から7位まで追い上げてフィニッシュ。多くのSX王者を手掛けたアルドン・ベイカーの指導の下、9キロ減量に成功。最も引き締まった身体でのライディングは別人レベルのキレあり〼

8. Joey Savatgy (KTM), +26.982 – ロッキーマウンテンKTM2年目。気付けばしぶとく混戦を戦い抜いてこの位置まで浮上。

9. Aaron Plessinger (KTM), +29.726 – KTM移籍初レース。オフシーズンにダメージを負い、万全の状態でないまま迎えた開幕戦。スタート出遅れから後方でバトルが続きますが、トップ10圏内まで追い上げに成功。回復具合が気になるところですが、今季大注目のライダーです。

10. Jason Anderson (KAW), +34.851 – カワサキ移籍初レース。オフシーズンの好調が伝えられている通りにスピードを発揮。7番手から2番手浮上するも直後にバーシアからの接触もあり転倒。荒れたコースで出入りの激しい一戦でしたが、集中力を切らさずに確実に追い上げていく姿は、2018年のSXタイトル獲得時の本来のアンダーソン復活を予感させる久々の快走劇。自信を取り戻しつつあるアンダーソンの活躍は要注目です。

11. Adam Cianciarulo (KAW), +35.510 – ヒートレース、メインレース共に好スタート披露しますが、レース中盤以降は肩の脱臼の影響もあり失速。今季も怪我に泣かされる、我慢のシリーズ序盤戦となりそうです…。

12. Dean Wilson (HUS), +38.946 – ハスクバーナファクトリー残留も存在感示せず…。

13. Justin Brayton (HON), +41.311 – 今季限りでフル参戦終了発表のブレイトン。自身最後となる開幕戦アナハイムでしたが、オフシーズンの負傷により調整が出遅れての厳しいレースとなりました。

14. Max Anstie (KTM), +49.446
15. Mitchell Oldenburg (HON), +1:03.848

16. Dylan Ferrandis (YAM), +1 lap – AMAモトクロス450MX王者、450フル参戦2年目の活躍に注目も集まりました。スタート出遅れから波乱の中盤バトルを5位争いまで浮上するも転倒で後退…。スピードと勝負強さはあるライダーだけにアウトドア同様にきっかけ次第で表彰台常連メンバーとなる可能性もあるはずです。

17. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
18. Shane McElrath (KTM), +1 lap
19. Cade Clason (HON), +1 lap
20. Fredrik Noren (KTM), +1 lap
21. Justin Starling (GAS), +1 lap
22. Ryan Breece (YAM), +2 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 1 of 17】
1. Ken Roczen (HON), 26 points(1勝)
2. Cooper Webb (KTM), 23
3. Justin Barcia (GAS), 21
4. Marvin Musquin (KTM), 19
5. Chase Sexton (HON), 18
6. Eli Tomac (YAM), 17
7. Malcolm Stewart (HUS), 16
8. Joey Savatgy (KTM), 15
9. Aaron Plessinger (KTM), 14
10. Jason Anderson (KAW), 13
11. Adam Cianciarulo (KAW), 12
12. Dean Wilson (HUS), 11
13. Justin Brayton (HON), 10
14. Max Anstie (KTM), 9
15. Mitchell Oldenburg (HON), 8
16. Dylan Ferrandis (YAM), 7
17. Brandon Hartranft (SUZ), 6
18. Shane McElrath (KTM), 5
19. Cade Clason (HON), 4
20. Fredrik Noren (KTM), 3
21. Justin Starling (GAS), 2
22. Ryan Breece (YAM), 1

 

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