ヤバすぎるスキル|タイトル争い一騎打ち「ウェブ vs. ロクスン」@ 2021 アーリントン3SX

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2021 AMAスーパークロス 第12戦 アーリントン3、シリーズ後半戦突入のタイミングで迎えたアーリントンSX3連戦の最終戦。この3連戦でポイントランキング首位に浮上したクーパー・ウェブと逆転された形のランキング2位のケン・ロクスンとのタイトル争い頂上決戦バトルをシェア。

 

 

このメインレースでのバトルの伏線として、ヒートレースでも首位バトルを繰り広げていた両者。メインレース時とは逆で、先行するウェブをロクスンが虎視眈々と追いつめて逆転。その後はロクスンにリードを許し、後方からロクスンのチームメイトであるセクストンにもパスされ、その際に接触転倒…。

 

負けん気の強いウェブとしては心中穏やかでない、悪い流れを経てのメインレースを迎えたのでした。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

ホールショットから首位快走のロクスンですが、今大会では得意の先行逃げ切り状態に持ち込めません。2位には、1秒強のビハインドでウェブがヒートレース時とは異なりしぶとくロクスンの背後に付けます。こうなるとウェブの強みが発揮される状況が整い始めます。レースが後半に突入すると、ロクスンはラインミスもありサンドセクションでミスが目立ち、ウェブのプレッシャーを受けるとライディングの精彩欠いていった印象。

 

両者の順位を入れ替えるバトルは、決して一線を越えないギリギリの攻防戦。ロクスンがウェブに「研究されていた」と語っていたように、バトル時にはウェブの方が、引き出しが多かった印象。特に路面が荒れていったフープスで、ジャンプを織り交ぜながら同時のリズムで攻略していたウェブが勝負を決めました。

 

 

ウェブはこの勝利で、アーリントンSX3連戦「3連勝」。初戦でポイントリーダー浮上、3戦目終了時には「15点差」へと急速にタイトル争い主導権を握る展開。シリーズは早くも残り5戦となりました。思い起こせばデイトナSXでの両者の舌戦からロクスンが追いつめられていく構図は見えていたような…。

 

AMAスーパークロス事件簿|因縁再び…「ウェブ VS. ロクスン」@ 2021 デイトナSX

とはいえ、ロクスン持ち前の好スタートと序盤のスピードの優位性が揺らぐ状況にはありません。自身もライディングは好調と語るように、ウェブがスタート出遅れるレース展開があれば… 再び僅差のランキング首位争いとなる可能性は十分にあります。

 

ウェブの強みばかりが際立つシリーズ後半戦。第6戦〜第12戦までのウェブのリザルトは「2・1・1・2・1・1・1」という驚異の勝率と安定感。対して、第6戦以降は優勝なしのロクスン。ポイント的にも精神的にも追いつめられている状況でロクスンがどのような反撃に出てくるか? 非常に楽しみなシリーズ終盤戦となるでしょう!

 

450SX決勝ハイライトビデオ|2021 AMAスーパークロス 第12戦 アーリントン3

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