モトゴシップ|AMAモトクロス「全戦欠場」ケン・ロクスン & 代役ライダー発表
モトゴシップ|「全9戦発表」2020 AMAモトクロスレースカレンダー
新型コロナウィルス感染拡大の影響で度重なるレースカレンダー変更が行われてきた 2020 AMAモトクロスシリーズ。8月15日から新シリーズ開幕ということでレースファンのワクワク感高まるタイミングで残念なニュースがありました。
ホンダファクトリー「Team Honda HRC」所属ケン・ロクスンが、2020 AMAモトクロスシリーズ「全戦欠場」を発表。
リリース内容をまとめると、以前からロクスンのレース結果に影響及ぼしている健康問題と9月誕生予定の第一子を迎え入れる家庭の事情が挙げられていました。
2017年の大怪我以降、免疫系含むフィジカルに課題を抱えるロクスン。高温多湿のような身体に高負荷がかかるような状況下でレース途中に不可解な突然のペースダウンをする姿はこれまでのレースで何度か目にしてきた光景。コロナ禍で再開されたAMAスーパークロス終盤戦ソルトレイクシティSX 7連戦でも免疫系、呼吸器系、帯状疱疹と体調不良が次々と公表されていたのでした…。
今季AMAモトクロスシリーズ参戦見送りで、心身ともにリセット・回復したロクスンと共に、2021年シーズンに再びトップを目指していくとのホンダ側からのコメントもリリースに記されていました。
2020 AMAモトクロスシリーズ開幕直前のロクスン欠場の衝撃…。リリースには併せて、代役ライダーとして「クリスチャン・クレイグ」の発表もありました。
ガイコホンダ所属のクレイグは、250MXクラスに下田丈選手含む多くの若手ライダーを抱えるチーム事情を受け、450MXクラス参戦を公言していました。過去にもロクスン負傷時の代役としてホンダファクトリーから450クラスへの参戦は度々経験してきたライダー。ホンダ契約&450MX参戦という共通項以外にも、大柄で450代役参戦時の実績も考慮するとクレイグのホンダファクトリー代役起用は納得の人選ではないでしょうか? AMAスーパークロスにホンダファクトリーから参戦していたジャスティン・ブレイトンは、SXのみの契約でAMAモトクロス参戦プランはなし。
2020 AMAモトクロスシリーズ参戦ホンダファクトリーは、450クラスステップアップ&ホンダファクトリー新規加入のチェイス・セクストンと今回代役起用が発表されたクレイグの2名体制。奇しくも両者ともに今季AMAスーパークロスではガイコホンダから、250SXクラスに参戦していたチームメイト同士で相性も問題なく活躍も期待できるはずです。
モトゴシップ|ケン・ロクスン「契約更新」AMAホンダファクトリー
上記記事リンク先にある通り、現在ロクスンはホンダとの複数年契約中。契約期間中ということでシリーズ全欠場という思い切った判断が出来た背景もあるでしょう。ロクスン欠場は浮上に残念ですが、中長期を見据えたロクスンとホンダの来季以降の活躍を期待することにしましょう。
Honda Racing Corporation