モトゴシップ|KTM傘下「新生GASGAS」新型ファクトリーマシン発表

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昨年11月のイタリア、ミラノで開催されたEICMA2019(ミラノショー)で正式発表された、新たにKTM(PIERER Mobility AG)傘下となった新生GASGAS(ガスガス)誕生。KTM(PIERER Mobility AG)がGASGAS株を60%所得した買収劇は、2013年のKTMによるハスクバーナ買収を思い起こさせるようなビッグニュースとなりました。

 

 

これまでKTMサポートチームとして活動してきた、スタンディングコンストラクトレーシングが「Standing Construct GasGas Factory Racing」として、GAS GASファクトリーチームを運営。2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズにグレン・コールデンホフを擁して参戦中。

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、中断中だったMXGPシリーズも8月上旬からシリーズ再開発表。それに先駆けて、待望の新型ファクトリーマシン「MC450F、MC250F」をお披露目。

 

<MC450F>

 

<MC250F>

 

中断期間があったもののシーズン途中で新型ファクトリーマシン投入は驚きの発表。リリースに変更点等の詳細記載はありませんが、開幕時のレースマシンと比較すると大きな変更はタンク形状、外装パーツ、グラフィックの新デザインでしょうか。排気系を始めに細部の仕様変更も確認出来ます。

 

開幕当初は、KTMファクトリー仕様車が「赤く」なっただけといったものでした。大きな話題となった新生GASGASのMXGPシリーズ参戦のリリースには、シリーズ途中でニューマシン投入の可能性を示唆する記載もありました。今回のマシンがそのことを指すのか? はたまた今後、2021年モデルの投入もあるのでしょうか?

 

 

エースライダーは、国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」オランダ代表初優勝の立役者コールデンホフ。過去数シーズンはKTMで結果を残しており、ネイションズだけでなくMXGPでも勝利を獲得してきているライダー。KTMがベース車なのは変化ないので、シリーズ再開後のMXGPでの活躍に期待です。

 

赤いKTMやホンダみたい…等の辛辣なコメントも多いのですが、KTM(PIERER Mobility AG)による買収直後にGASGASブランドとしてレースシーンにワクワクする話題を増やしてくれるだけでもありがたいものです。新生GASGASのリブランディングは、自動車メーカーでは生産効率やコスト削減等の目的も含めて珍しい話ではありません。個人的にはレースシーンを盛り上げてくれるだけで大歓迎です。

 

モトゴシップ的には、2021年以降にAMAスーパークロス、AMAモトクロスでもGASGASをチームとして走らせる計画も水面下であるとかないとか…。今後も新生GASGASの動向に注目でしょう!

 

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Swijgers B.


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