モトゴシップ|KTM買収「GASGAS」2020 MXGPシリーズ参戦へ

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先日のイタリア、ミラノで開催されたEICMA2019(ミラノショー)で正式発表された、新たにKTM傘下となった新生GASGAS(ガスガス)。KTMがGASGAS株を60%所得した買収劇は、2013年のKTMによるハスクバーナ買収を思い起こさせるようなビッグニュース。

 

数年前にもKTMファクトリーによるGASGAS買収はモトゴシップとして取り上げられたこともありましたが、時を経て実現という結果に。

 

そして、届いたばかりのプレスリリースによると来季、2020年からFIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ、ダカールラリー、WESS(ワールドエンデューロ・スーパーシリーズ) への参戦も発表されました。同内容はリリースに先駆け、非公式な場でKTMオフロードプロダクト担当マーケティング・マネージャーのヨアヒム・ザウアーが数日前にコメントされてもいました。

 

エンデューロ、トライアルシーンが主なレース活動の場としてきた歴史あるGASGASですが、リリース内でのMXGP参戦は大きなサプライズ満載なものに。

 

 

今季MXGPシリーズ終盤戦から、国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」で勝星を重ねたグレン・コールデンホフ擁する、スタンディングコンストラクトレーシングがマシンをKTMからガスガスへと変更。2020年 MXGPシリーズへ「Standing Construct GasGas Factory Racing」として参戦発表!

 

 

コールデンホフは、MXGPシリーズ終盤に5戦連続表彰台登壇、総合優勝2回、レース勝利4勝。最終戦でランキング3位を獲得。まだまだ記憶に新しい国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」では、自国開催でのオランダ初優勝に貢献。個人成績でも参戦レースで2年間負け知らずという、現在一番あぶらがのっている状態のライダーといえるでしょう。

 

 

注目のマシンに関しての情報はありませんが、ハスクバーナファクトリー復活時同様に基本的に中身は、KTMファクトリーマシンを使用する形になることが予想されます。

 

 

ダカールラリーには、ラリー界の女王ライア・サンツの参戦が発表され、早速イメージ写真も公開されています。シングルフィニッシュ経験も誇るサンツの活躍に注目です。

 

WESS(ワールドエンデューロ・スーパーシリーズ) への参戦には、スーパーエンデューロ(V6王者)を始め、ハードエンデューロ界を牽引してきたタディ・ブラズシアク起用を発表。

 

今回発表されたライダー全員が、今季までKTMファクトリー、ファクトリーサポート契約しているライダーばかり。2021年からは新生GASGASとしての市販モデルのリリースが予定されています。

 

GASGAS, Ray Archer


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