クラシックモトビデオ:「1986 モトクロス・オブ・ネイションズ」イタリア、マジョーラ

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イタリア、マジョーラ・パークで開催される国別対抗世界選手権「2016 モトクロス・オブ・ネイションズ」。モトクロスのオリンピックとも称されるビッグイベントです。

 

2016年大会が例年にも増して注目を集めている理由として、ネイションズの歴史上、そして現在のモトクロスを語る上で最も重要なレースの一つが、30年前に開催された「1986 モトクロス・オブ・ネイションズ」(当時の大会名称はモトクロス・デナシオン)。会場は2016年大会と同じイタリア、マジョーラ・パークなのです。オーガナイザーも積極的に1986年大会をプロモーションに利用し、盛り上げています。

 

デビッド・ベイリー、リック・ジョンソン、ジョニー・オマラというオールホンダの当時のスーパースターばかりを揃えたアメリカ代表の大活躍、圧勝ぶりが今でも語り継がれるほどの一戦でした。

 

MXGP公式ビデオとして、1986年大会のハイライトビデオが公開されていますので以下にリザルトと共にシェア。レーススタートからデビッド・ベイリーによる当時を振り返るナレーションを聞くことも出来ます。エンジョイ!

 

 

コースサイドを埋め尽くす大観衆に、アメリカ代表のスーパースター感・オーラが凄まじいことになっています!

 

ベイリーとジョンソンとが手を取り合ってガッツポーズでチェッカーを同時に受けるシーンや、アップダウンの激しいコースで強豪国の500ccマシン相手に非力な125ccでバトルを繰り広げ、順位を上げてくるオマラの神がかり的なライディング、3レース全てでアメリカ代表が1,2フィニッシュを飾る圧倒的な勝利等、今でも語り継がれるに相応しい鮮烈な印象を与えてくれる1986年大会でした。

 

 

・Race 1 (125/250)
1. リック・ジョンソン(アメリカ – ホンダ250)
2. ジョニー・オマラ (アメリカ – ホンダ125)
3. ミケーレ・リナルディ(イタリア – スズキ125)

・Race 2 (125/500)
1. デビッド・ベイリー(アメリカ – ホンダ500)
2. ジョニー・オマラ (アメリカ – ホンダ125)
3. デビッド・ソープ(イギリス – ホンダ500)

・Race 3 (250/500)
1. デビッド・ベイリー(アメリカ – ホンダ500)
2. リック・ジョンソン(アメリカ – ホンダ250)
3. デビッド・ソープ(イギリス – ホンダ500)

 

・国別総合順位
1. アメリカ
2. イギリス
3. イタリア

 

 

ビデオの中のベイリーのコメントや多く伝えらていることでもありますが、ベイリーはこの数ヶ月後に背骨を骨折しレースキャリアを終えることに。オマラはホンダから来季の契約更新無しを告げられながらもホンダを見返すことをエネルギーに大活躍し、マシンを250から125に乗り換え、ホンダでのラストレースを終えスズキに移籍。ジョンソンは3年後の負傷により全盛期の走りを取り戻すことなく引退へ… という、三名それぞれがこの大会をレースキャリアハイライトとも言えるようなストーリーも1986年大会を特別なものにしていることでしょう。

 

モトクロス最強国アメリカを強烈に印象付ける、最も象徴的な「1986 モトクロス・オブ・ネイションズ」でした。11月に開催された、1986年ジャパンスーパークロス(後楽園球場)では三名揃って来日し、ジョンソンが優勝。オマラはスズキで参戦。ベイリーは予選レースフィニッシュ直後、リック・ライアンにマシンを故意に激突させた衝撃の瞬間もスタジアム観戦時の懐かしい想い出です。

 

 

 


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