MXGP事件簿|2018MXGP王者ジェフリー・ハーリングス「今季2度目の骨折」瞬間映像

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2018 FIMモトクロス世界選手権 MXGPクラス王者ジェフリー・ハーリングス。オフシーズンの足首骨折により開幕戦から第7戦まで欠場。今季2度目のMXGP参戦となった第9戦 ラトビアGPのレース1でアーヌー・トヌスとのバトルを制して今季初優勝果たし、遂にハーリングス本領発揮か?と、世界のレースシーンをざわつかせた直後に大事件が明るみに出ることに…

 

 

実はハーリングス、勝利したレース1のサイティングラップ時に転倒を喫し、マシンと負傷箇所であった右足首にダメージを負っていたのでした。以下映像で確認できます。一体何が…

 

 

サイティングラップ時の転倒そのものがレアケースではありますが、横たわるハーリングスの右足首の上を後方から来たヤシコニスが避けることできずに通過。この時のダメージでハーリングスは右足首を骨折していたのでした。

 

正式な診断結果は現時点でアナウンスありませんが、シーズン開幕前の骨折箇所とは別の場所を骨折。負傷直後の診断やSNS画像見る限り、亀裂骨折では?との情報も。

 

不運に不運が重なった今回の負傷。ヤシコニスに全く非はないどころか、危うく被害者にもなり得た状況ですのでヤシコニスを責めることは筋違い。ただただ「ハーリングス残念」としか言葉が出てきません…

 

 

ポジティブな面としてはビデオの通り、サイティングラップ終了後にマシン緊急修復し、痛めた足首でもレース終盤の逆転で今季初勝利を飾った点。

 

 

ラトビアGPレース2欠場確定直後にアップされた上記SNS。レントゲン写真も確認できます。

 

 

MX2クラス時代から負傷欠場が多く、タラレバですがハーリングスが逃したGPタイトルの数は、ひとつやふたつではありません…

 

怪我なく万全の状態でレース出来れば、現在世界最速のモトクロスライダーと言っても過言ではないスピードと活躍を見せてきたハーリングス。今季開幕前の足首骨折でMXGPタイトル防衛は絶望的ではありましたが、前戦からの「レース初参戦・今季初勝利・骨折発覚・欠場…」というジェットコースター的な不運のスパイラルは摩訶不思議な印象すら与えます。

 

度重なる不運に世界のトップライダーが何度も襲われてきた過去を見てきましたが、ハーリングスも間違いなくそのケース。負傷だけでなく、精神的ダメージも比例して大きいはず。一日も早い復帰を祈るばかりです。

 

レースビデオ&リザルト|2019 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 ラトビアGP
Ray Archer


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