スーパークロス事件簿｜ジョードン・スミス「スタート直前トラブル発覚」2019 ミネアポリスSX

by SetagayaRacing · Published 2019-02-14 · Updated 2019-02-15

東西に別れて争われるAMAスーパークロス 250SXクラス。待望のイーストシリーズ開幕を2019 ミネアポリスSXで迎えたのですが、そのメインレーススタート直前に悪夢のようなトラブルがジョードン・スミス（KTM）を襲います。

選手権レベル、草レースに関わらず最も緊張や不安が高まるのがスタート前。準備万端、精神集中してスタートの瞬間を迎えたいところですが、スミス車に「トラブル発覚」という最悪のシナリオが現実のものに…

サイティングラップ後にマシンをメカニックに預けてトイレに向かったスミス。スタートグリッドに戻ろうとしたスミスの目に驚愕シーンが飛び込んできます！

@ s u p e r c r o s s l i v e

メカニックたちの叫び声が聞こえたものの、最初はチームメイトのフォークのマシンだと思ったスミスですが… 自分のマシンがパンクのトラブル。最初は事情も分からずにメカニックから「マシンを持て！」と指示されるがままだったと表彰台でコメント。

ライブ中継で観戦していましたが、遠く離れたアメリカのミネソタ州での赤の他人の出来事なのに、自分の心臓までドッキドキの瞬間でした… 何度観ても気分の良いものではありません。

サイティングラップ後のスミスからマシンを預かったメカニックがパンクに気付き、チームメイトのメカニックやスミス自身も加わり、なんとかスタートに間に合わせることに成功。そのタイミング、スタートまで約15秒ほどというギリギリ感！

そのスミス陣営のハラハラドキドキ一部始終は以下のビデオ冒頭部でも確認できます。叫び声の生々しさ… 必見です。

スタート直前、一息深呼吸出来たとのこと。この状況でも好スタートを切れるのはお見事としか。転倒もありましたが結果は2位表彰台。中継内やSNS含む各コメントでメカニックたちへの感謝の言葉を繰り返し述べていました。

過去2シーズン、タイトル争い繰り広げながらも王座に手に届かないTLD KTMエースライダーのスミス。今季は是が非でも悲願のタイトル獲得したい勝負の年。今回の貴重な2位獲得ポイントがタイトル争いに大きな意味を持ってくることになるかもしれません。

大注目です、2019 AMAスーパークロス 250SXイーストシリーズ！