モトゴシップ|ロマン・フェーブル「フランス代表辞退」2018 モトクロス・オブ・ネイションズ

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10月6,7日開催、国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」4連覇中、優勝候補フランス代表チームのロマン・フェーブル(ヤマハ)が、トルコGPでの負傷の影響により、MXGP 最終戦 イタリアGPとその翌週のネイションズ欠場を発表。

 

トルコGP予選日の激しい転倒で肋骨骨折、脳震盪のダメージを負っており先のオランダGPも欠場したばかりでしたが、イタリアGPとネイションズも欠場となるとダメージの深刻さをうかがわせます。

 

ヤマハからのリリース内では、ネイションズ参戦辞退についてはこのまま準備不足のまま優勝を狙うことは難しいと感じていることと、来季に備えるためにも負傷回復を優先させるとのこと。

 

 

優勝候補フランスの最も活躍が期待されていたフェーブルの戦線離脱で、気になるのは代役ライダーは誰になるかという点。

 

フランス代表チーム正式発表前にエースライダーとして代表当確と思われながらも、代表落選が大きな話題となっていたマービン・ムスキャンの名前も挙がりましたが、フランスのフェデレーションが発表したのは、2014年 MX2 チャンピオンのジョルディ・ティクシエ(KTM)。

 

改めて、今年度大会フランス代表ライダーは以下の3名。ティクシエも世界王者というフランスMX界の凄み…

  • MXGP – ゴーティエ・ポーラン
  • OPEN -ジョルディ・ティクシエ
  • MX2 -ディラン・フェランディス

 

 

ティクシエ選手の背景には当然のようにムスキャンの名前も挙がっており、非公式ながらデビッド・ビーラマン等のSNS上のコメントや情報まとめると…

 

フランスのフェデレーションは、フェーブル代役ライダーとしてのオファーをムスキャンに持ちかけます。しかし、ポーランやフェランディスの説得も実らず返答は「ノー」。

 

表向きにはAMAモトクロス最終戦から約1ヶ月、完全にオフシーズンモードのムスキャンは約2週間でネイションズ参戦は無理という理由があるとされています。なんですが実際にはネイションズ開催コース、アメリカのレッドバッドで開催されていたAMAモトクロスでムスキャンが総合優勝を果たした際に視察に訪れていたフランスフェデレーションと参戦の意思を確認しながらもムスキャンを代表選出しなかったフェデレーションへの不信感や確執が理由ではとの見方が有力。

 

AMAで活躍するムスキャンがアメリカ開催で大きな話題を集めている今年度のネイションズへの出場について、フェデレーションへの不信感等なければ、フランス国内の期待に応えるためにもムスキャンはきっと代役であろうが急遽出場への意思を固めたことでしょう。それだけに今回の代役オファー辞退はムスキャンとフランスフェデレーションとの確執が深刻なことを予想させます。

 

仮にフランス代表が5連覇を逃すことになるとしたら… 代表ライダーの結果よりも、フェデレーションの組織体質改善を求める声があがることになるかもしれません。

 

当初、フランス代表発表時のムスキャン代表落選については以下の記事でニューモト考察やってい〼

 

モトゴシップ|2018 モトクロス・オブ・ネイションズ「フランス代表」発表
Yamaha Racing PR


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