女性MXGPライダー|キアラ・フォンタネージMXGPデビュー戦を数字で見る
2017 FIMモトクロス世界選手権 第6戦 ヨーロッパGP(オランダ)での大きな話題を集めた史上二人目となる女性初のMXGPライダー誕生のトピック。
V4 FIMウーメンズ世界選手権王者キアラ・フォンタネージ(ヤマハ)の予選日プラクティスから決勝レースまでのリザルトを以下にまとめました。果たして世界トップレベルとの差は?
キアラ・フォンタネージ – 第6戦 ヨーロッパGPリザルト(ベストラップとのラップタイム差)
- Free Practice – 40位(11.380秒差)
- Time Practice – 40位(12.449秒差)
- Qualifying Race – 39位(14.139秒差)
- Warm-up – 40位(17.193秒差)
- Race 1 – 34位(18.067秒差)
- Race 2 – 32位(14.631秒差)
- 総合35(34-32)位(全40台)
決勝レースではリタイア車もあり、両レースともに完走者中最下位。会場のサンドコース、ファルケンスワードを得意と事前にコメントしていましたが、やはり荒れたサンドコースでのデビュー戦は厳しい結果に。ポイント獲得ボーダーラインの20位前後のライダーとはラップタイムで10秒以上の差がありました。
単純比較にはなりませんが、あくまで参考として昨年のスイスGPへスポット参戦した際の能塚智寛選手のリザルトです。
能塚智寛選手 – 2015 第15戦 スイスGPリザルト(ベストラップとのラップタイム差)
- Free Practice – 35位(15.038秒差)
- Time Practice – 34位(7.588秒差)
- Qualifying Race – 21位(3.851秒差)
- Warm-up – 34位(10.843秒差)
- Race 1 – 23位(7.169秒差)
- Race 2 – 21位(5.337秒差)
- 総合23位
フォンタネージ、今回出場したイタリアベースのヤマハサポートチームから次戦ラトビアGP参戦の打診もあったそうですが、今後は本業のFIMウーメンズ世界選手権タイトル獲得に専念。
史上二人目の女性ライダーとしてチャレンジしたMXGP、結果は残念だったとしながらも収穫も大きかったようで、よいトレーニングにもなったとのことです。
フォンタネージのチャレンジ精神と決勝両レースを完走、戦い抜いた姿勢にリスペクトしかありません!
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レースビデオ&リザルト|2017 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第6戦 ヨーロッパGP(オランダ)
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