AMAモトクロス事件簿:ジャスティン・バーシア VS マービン・ムスキャン接触一部始終
2016 AMAモトクロスRd.7 サウスウィック 450MXクラス、モト2でレース序盤2周目に4番手のポジションを争うジャスティン・バーシア(ヤマハ)とマービン・ムスキャン(KTM)の強烈な接触シーン。
接触もいとわない、アグレッシブなライディングが時に議論の的にもなり、魅力でもあるジャスティン・バーシア。ニックネーム「バンバン」! 残念ながらムスキャン、完全に「バンバン」の餌食に…
バーシアはコーナー進入時点で完全にロックオン完了。
ちなみに今回のサウスウィック、多くのライダーがコメントしていますが、過去大会よりも固く引き締まった土質でワダチも少なかったです。その分、ライン取りの自由度も高く、クロスラインでのパッシングシーンが多く見られた一戦でした。
バーシアがイン側でのこの角度… 完全に事件のニオイがプンプンしてきます(笑)
個人的な意見ですが、ムスキャンほどのライダーですから、バーシアのライン取りやポジションを少なくても、ある程度は把握していたと思いますが…
結果、この通り。ガッツリと「バンバン」されてしまうのでした… このコーナーがサウスウィックでの代表的なパッシングポイントのひとつだったことはムスキャンも情報として頭にあったはず。
バーシアの行為の是非は「別に」して、相手がバーシアということも考えれば、少々ムスキャンの警戒が甘かったとも考えられます。ビデオは下記に。
バーシアのアグレッシブ過ぎるライディングを100%肯定するわけではありませんが、良くも悪くもバーシアらしいパッシングシーン。ムスキャンほどのライダーならば、ラインをクロスラインで切り返すことや、一旦前に出して改めて勝負のタイミングを見定めることも選択肢としてあったはず。
レース序盤というヒートアップしている時間帯ということもムスキャンの判断を誤らせた一因かもしれません。
ムスキャンはチームからのリリースで特にこの接触について触れていませんが、遺恨を残す可能性もアリアリ。次戦以降のAMAモトクロス、バーシアとムスキャンのポジションに注目してみましょう!
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