【モトゴシップ】トーマス・コビントンのハスクバーナ移籍の背景ストーリー
先日シェアした、2016年シーズンのハスクバーナファクトリー体制とスポンサー発表の記事。
個人的に一番驚いたのは、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリース MX2クラスへ参戦のトーマス・コビントンのハスクバーナファクトリーへの加入!
アメリカ人のコビントン。今シーズンはモンスターエナジーカワサキに所属し、GP初優勝を挙げ、シリーズ終盤にそのポテンシャルを遂に発揮。アマチュア時代からモンスターエナジーのサポートを受け、AMAレジェンドのジョニー・オマラがトレーナーを務め、プロサーキットカワサキからのAMAプロデビューも約束されていた逸材でしたが、スポット参戦していたMXGPシリーズへ急遽予定変更のフル参戦、現在の活躍に至ります。
コビントンの父親はモンスターエナジーのスポーツマーケティング部門のお偉いさんで、特にプロレース活動の背景にはMXGPシリーズの冠スポンサーを務めるモンスターエナジーの影響力が強く働いているという見方が常々されてきました。
コビントンのハスクバーナ移籍への噂はMXGPシーズン中盤には囁かれていたものでしたが、個人的には父親とモンスターエナジーの関係性から移籍は現実的ではないだろうと個人的には思っていました。実現したとしてもモンスターエナジーがハスクバーナへのスポンサーになるという理由でもあるのでは?とも。
しかし、実際はコビントン自身の意向として父親やモンスターエナジーの影響が及ばない所で勝負してみたいとの考えがあったようで、今回のハスクバーナファクトリーへの移籍が実現したようです。
しかもハスクバーナファクトリーは、モンスターエナジーの競合エナジードリンクブランドのロックスターエナジーがスポンサードするチーム。モトゴシップ好きにはたまらないトピック(笑)
GP初優勝を挙げ、その実力が本物として認められただけでなく、新たな環境・体制の下で自身のキャリアを更に積み上げていきたいというコビントンの意志…
「惚れてまうやろ〜」(笑)
人間、子供の頃から良い環境に慣れ親しんでしまうと、異なる環境へのチャレンジは思っていてもなかなか行動、実現させることが出来ないものです。コビントン、ますます応援したくなってきました!