450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第13戦 アトランタ
【追加:リザルト雑感】
2022 AMAスーパークロス 第13戦 アトランタ。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
注目は、デイトナSXスタイル的なスピードウェイのインフィールドにレイアウトされた屋外特設スーパークロスコース。ハイスピードなレースが予想されますが、デイトナSXとの違いは、これまでのアトランタSXでおなじみの赤土が運び込まれることと、サンド路面でアウトドア的要素強いデイトナSXよりもスーパークロス色濃いセクションが多いところでしょう。
レース前日の降雨の影響残るセクションもありましたが、迫力のレースアクションが繰り広げられました。シリーズは本格的に終盤戦突入。エンジョイ!
【450SX 決勝リザルト】
1. Chase Sexton (HON), 15 laps – 今季3勝目。度重なる転倒自滅やペナルティもありましたが、ようやく文句なしの快勝! 今季13戦中、11度のタイムドプラクティス最速タイム記録を結果に繋げることが出来ました。いつもと異なる日中のレースということで朝からのスケジュールに身体が慣れるのに時間が掛かったとのこと。スムーズかつキレある美しいライディングに惚れ惚れ。コース最大の難所、2箇所のフープスが荒れていく中でも上手く対応し、ジャンプしながら危なげなく安定感ある攻略法は体力温存にも繋がり有利に働きました。トマックとウェブが揃って表彰台逃したことで、セクストンに再びタイトル争いを視野に入れてきました。連勝が必須条件!
2. Justin Barcia (GAS), +07.006 – 3戦連続、今季6度目の表彰台登壇。シリーズ後半戦の好調を維持し、ヒートレース時からアンダーソンと熾烈なバトルでアグレッシブなライディングが印象的。その勢いのままメインレースでもロクスンとのバトルを制す。レース中盤、僅かにセクストンとの差を縮めるスピード披露するも、後半のセクストンのスピードには届かず。記者会見でもデイトナSX以降のマシンセッティングと自身の好調さをアピールし、シリーズ終盤戦を優勝や連続表彰台を狙っていくと自身に溢れたコメント。
3. Ken Roczen (SUZ), +11.206 – 今季3度目の表彰台登壇。ホールショットから序盤をハイペースで走行。日中レースということで気温が上昇し夏日となりましたが、セクストンとバーシアに先行許すもののこれまでのように終盤で大きくペースを崩すことなく3位でフィニッシュ。バーシアとのバトルに破れた敗因を荒れていくフープスに対応出来なかったことを挙げています。前戦から再びサスペンション変更とマシンセッティングの試行錯誤は続いている模様…。
4. Cooper Webb (KTM), +17.928 – アンダーソン攻略に手間取り、序盤にリズムを築けずに表彰台争いに絡めず。終始、タイトル争うトマックの追撃を受ける厳しい展開でしたが、レース終盤では積極的に新しいラインをトライしてペースアップに繋げる勝負強さを発揮します。トマックを抑え込んだレース内容には満足しているとコメント。精彩欠いた前戦での結果を受けてサスペンション仕様変更の噂も…。
5. Eli Tomac (YAM), +20.405 – 今大会もアウト側グリッドからのスタートでしたが、ヒートレースもメインレースも失敗…。ウェブ同様にレース前半で思うようにポジションアップ出来ず。デイトナSXを得意とするもののアトランタモータースピードウェイではこれまで1勝のみという相性の悪さ。苦戦は認めるもポイントロスを1点で収めた結果にはまずまずと振り返り、次戦で巻き返していくとポジティブなコメント。
6. Aaron Plessinger (KTM), +34.314 – 一時はウェブとトマックによる4位争いに迫る勢いを見せますが、ひとつのミスからリズムを崩していき失速。課題の線の細さを露呈するレース内容ではありますが、追い上げスピードには満足とのコメント。
7. Adam Cianciarulo (KAW), +56.664 – ヒートレース時のフープスでの大クラッシュのダメージが心配されましたが、負傷欠場からの復帰後、5戦連続トップ10フィニッシュ。シリーズ序盤を比較すると確実に上位で存在感を示すシーンが増えています。
8. Dean Wilson (HON), +1:02.154 – 今季ベストリザルト。タイムドプラクティス時から好調も、持ち味のフープススピードがメインレース時は路面が荒れたことで発揮できなかったとのこと。
9. Colt Nichols (HON), +1:03.520 – 脳震盪からの復帰2戦連続トップ10入り。後方からのレースとはいえ、ホンダファクトリーライダーとしてさらなる上位を期待したい。
10. Justin Hill (KTM), +1:15.410 – 今季4度目のトップ10フィニッシュ。AMAスーパークロス後は、FIMワールドスーパークロス出場決定!
11. Josh Hill (KTM), +1:28.517 – AMAスーパークロス450SX優勝経験あるベテランがヒートレース3位の勢い生かして、弟に次いでの11位。
12. Shane McElrath (SUZ), +1:32.425
13. Benny Bloss (YAM), +1 lap
14. Kyle Chisholm (SUZ), +1 lap
15. Fredrik Noren (KAW), +1 lap
16. Kevin Moranz (KTM), +1 lap
17. Grant Harlan (YAM), +1 lap
18. Joshua Cartwright (KAW), +1 lap
19. Justin Starling (GAS), +1 lap
20. Jared Lesher (YAM), +2 laps
21. Jason Anderson (KAW), +6 laps – レース前日に第一子誕生。ヒートレース勝利を飾るも(後にペナルティで1順位降格)睡眠不足からの体調不良でリタイアを選択。
22. Cade Clason (KAW), +9 laps
【450SX ポイントランキング 13 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 292 points(7勝)– 6点差でポイントリーダー変わらず。
2. Cooper Webb (KTM), 286(2勝)
3. Chase Sexton (HON), 275(3勝)– 前戦で25点ビハインドから一気に「17点差」へ。再びタイトル争いが視野に入ってきました!
4. Justin Barcia (GAS), 239 – ランキング4位浮上
5. Ken Roczen (SUZ), 238(1勝)
6. Jason Anderson (KAW), 214
7. Aaron Plessinger (KTM), 213
8. Adam Cianciarulo (KAW), 155
9. Christian Craig (HUS), 150
10. Justin Hill (KTM), 140
11. Dean Wilson (HON), 136
12. Colt Nichols (HON), 113
13. Josh Hill (KTM), 98
14. Shane McElrath (SUZ), 97
15. Joey Savatgy (KAW), 85
16. Justin Cooper (YAM), 76
17. Benny Bloss (YAM), 76
18. Kyle Chisholm (SUZ), 64
19. Grant Harlan (YAM), 58
20. Dylan Ferrandis (YAM), 56
250SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第13戦 アトランタ
Garth Milan / Red Bull Content Pool