250SX決勝ハイライトビデオ＆リザルト雑感｜2023 AMAスーパークロス第2戦オークランド

by SetagayaRacing · Published 2023-02-19 · Updated 2023-02-20

【追加：リザルト雑感】

2023 AMAスーパークロス第2戦オークランド。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズ（全9戦）として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感＆最新ポイントランキングをシェア。

モトゴシップ｜2023 AMAスーパークロス第2戦オークランド延期発表

上記記事リンク先にあるように年末からのカリフォルニア州での記録的大雨被害で順延されていた第2戦オークランドSXが同会場にて開催。第6戦タンパSX（2月11日）と第7戦アーリントンSX（2月25日）の間のインターバル期間という日程に組み込まれた今大会。

オークランドSXは、同じカリフォルニア州でも南部のアナハイムSX、サンディエゴSXに運び込まれる土よりも軟質路面で知られる会場。今季も東部地区のコースのようにワダチやギャップが勝敗を左右することとなりました。

エンジョイ！

【250SXウエスト決勝リザルト】
1. Jett Lawrence (HON), 15 laps – タイムドプラクティスで転倒もありましたが、今大会も無理ないライディングで余裕の勝利は今季3勝目（東西250SXシリーズ、6戦中5勝がローレンス兄弟の優勝）。ハンプシャーの転倒により首位浮上後もスムーズなライディングに徹する完璧なレース運びで独走勝利。とはいえ、メインレース直前に嘔吐する体調不良に襲われるアクシデントもありました。噂されていた250SXイースト期間の450SXクラスへのスポット参戦ですが、450マシンで参戦することとなる9月開幕AMAスーパーモトクロスに向けたマシンテストは行うもののスポット参戦の可能性は否定しました…残念。

2. Rj Hampshire (HUS), +16.160 – 前戦アナハイム2での肩の負傷（脱臼）も心配されましたが、タイムドプラクティスから好調。ホールショットから首位快走も大事なところで転倒してしまう悪い癖が露呈したのは残念な点。轍の中の石でフロントタイヤのトラクションを失ったとのこと。ローレンスにプレッシャーを掛けられる貴重な存在としてまだまだ期待したいです。アナハイム2以外はすべて2位表彰台登壇。インターバル期間中に450SXスポット参戦の噂も…。

3. Cameron McAdoo (KAW), +22.128 – ハンプシャー同様にアナハイム2で負傷していたマカドゥーですが、休養を経て無事に表彰台返り咲き。上位2人からは大きく離されるも熾烈な3位争いを制しての表彰台登壇は再びインターバル後に開催されるウエストシリーズでの巻き返しに注目できそうです。腕の負傷は完調ではないそうで次戦のシアトルSXには、100％の状態を目指すとのこと。

4. Levi Kitchen (YAM), +27.805 – 前戦アナハイム2で初SX勝利飾ったスターレーシングヤマハ期待の若手。スタート出遅れの原因となった一番イン側のグリッド選択が悔やまれます…。スピードや4位という結果には満足とコメント。次戦シアトルSXはホームレースということで活躍を誓いました。

5. Pierce Brown (GAS), +30.314 – 光るスピードで上位バトルを盛り上げるも終盤で2度の転倒…。不運もありましたが噛み合わないレースが続きます。スタートから序盤の展開次第で表彰台争いに絡んでいける実力者ということを今大会のスピードで改めて証明。悔しさで改めて闘志に火がついたと語りました。

6. Enzo Lopes (YAM), +30.715 – 好スタート切るもオープニングラップのミスで中段の混戦を戦い抜いての6位。プライベートチームながら今季は好結果を残す元JGRスズキライダー。

7. Max Vohland (KTM), +44.461 – ヒートレースではハンプシャー相手に首位バトル展開する激走見せるもメインレースでは荒れたコンディションで積極性を欠くライディングで苦戦し順位を落とす内容。レッドブルKTMファクトリーライダーとして表彰台争いする活躍が期待される逸材。

8. Mitchell Oldenburg (HON), +45.872
9. Cole Thompson (YAM), +1:04.947
10. Mitchell Harrison (GAS), +1 lap
11. Dylan Walsh (KAW), +1 lap
12. Robbie Wageman (SUZ), +1 lap
13. Dilan Schwartz (SUZ), +1 lap
14. Derek Drake (SUZ), +1 lap
15. Hunter Yoder (KAW), +1 lap
16. Anthony Rodriguez (HON), +1 lap
17. Austin Politelli (GAS), +1 lap
18. Maxwell Sanford (HON), +1 lap
19. Julien Benek (KAW), +2 laps
20. Hunter Schlosser (YAM), +3 laps
21. Derek Kelley (KTM), +12 laps

22. Matt Moss (SUZ), DNF – 過去に禁止薬物検出によりレース活動を停止していた元AMA参戦スズキファクトリーライダー。10年以上前の250SX参戦時代に3位表彰台溶断経験もあり。今大会からBAR-Xスズキに加入。オフシーズンのヨーロッパや故郷オーストラリアでは勝利を重ねており、キャリア再建中のベテランの活躍に注目でしょう。

【250SXウエストポイントランキング 4 of 9】
1. Jett Lawrence (HON), 101 points（3勝）- 早くも20点差リード！
2. Rj Hampshire (HUS), 81
3. Cameron McAdoo (KAW), 80
4. Mitchell Oldenburg (HON), 69
5. Levi Kitchen (YAM), 63（1勝）
6. Enzo Lopes (YAM), 63
7. Stilez Robertson (YAM), 52 – プラクティス中の転倒によるダメージで欠場…。
8. Max Vohland (KTM), 52
9. Pierce Brown (GAS), 51
10. Dylan Walsh (KAW), 49
11. Cole Thompson (YAM), 46
12. Derek Kelley (KTM), 45
13. Phillip Nicoletti (YAM), 44
14. Anthony Rodriguez (HON), 35
15. Hunter Yoder (KAW), 31
16. Robbie Wageman (SUZ), 29
17. Dilan Schwartz (SUZ), 22
18. Mitchell Harrison (GAS), 20
19. Derek Drake (SUZ), 20
20. Joshua Varize (KTM), 13