450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第11戦 インディアナポリス
【追加:リザルト雑感】【追加:ペナルティ裁定を反映】
2022 AMAスーパークロス 第11戦 インディアナポリス。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
レース開催前日のプレスデイから話題となっていた、インディアナポリスSX恒例とも言える軟質路面に刻まれる轍の難易度。アメリカ東部らしい轍の多いコースなのですが、前戦デトロイトSX同様に荒れていく路面コンディションと早い段階から発生する周遅れライダーが各ポジションでの勝敗を分けることに。エンジョイ!
【450SX 決勝リザルト(暫定)】
1. Eli Tomac (YAM), 27 laps – 4連勝で、今季6勝目達成(通算43勝)! トマックの「43秒760」というこのレースのベストラップが示す通り、レース中盤には大量の周遅れが発生し、上位勢を苦しめることになりました。しかし、逆に荒れた難コースでも周遅れ以外はトマックの勢いをそぐことなく、好調ぶりを見せつける勝利。ラスト2周でのミスもありましたが、多くのライダーが無理できない荒れたコースながらもトマックの勢いは際立ちました。前走者からのルースト対策でバトル内での間隔をコントロールする余裕も。前戦の第10戦終了時の「42点差」というポイントさは過去20年のシリーズでポイントリーダーとして最大のものとのこと。そして今回の勝利で「51点差」の大量リードへ! シリーズ序盤戦の硬質路面、中盤戦の軟質路面と大きく異るコンディションでもこれまでになく、落ち着いた冷静なレース運びが強く印象に残ります。好調を支えるマシンは、リザルトの通りに第3〜4戦以降は大きな変更していないという順調な仕上がりを維持。早くもタイトル獲得濃厚な模様ですが、毎戦毎戦勝負していくとコメント。
2. Justin Barcia (GAS), +01.322 – アンダーソンに対する接触が、ポイントランキングから「3点減算」&「3,000ドル罰金」ペナルティ裁定。順位には変動なし。裁定には、第3戦サンディエゴSXでのボーグルとの接触で6ヶ月の保護観察処分中ということも影響しているはず。とはいえ、2戦連続&今季5度目の表彰台登壇達成。指の負傷もありながらも得意の軟質路面で存在感増しています。前戦からのサスペンション仕様が好調を後押ししているとのこと。接触に関してはレースの流れの中での接触だったという認識。
3. Marvin Musquin (KTM), +05.359 – 轍の多い荒れたコンディションを得意とするベテランが前戦の4位から好調維持し、今季2度目の表彰台登壇。我慢強いレース展開で上位2台に接近するシーンもありましたが、勝負するまでには至らず。今季は本来のポテンシャルを発揮できない展開で、引退説もあるムスキャンですが、まだまだ上位を目指していきたいと貪欲なコメントも聞けました。
4. Chase Sexton (HON), +09.635 – ホームレース。前戦でのウェブとの大クラッシュの影響を感じさせないスピードを披露するも、荒れていくコンディションに対応しきれずに表彰台争いからは脱落。とはいえ、上位を視野に捉えており、レース内容には満足とのコメント。
5. Cooper Webb (KTM), +10.120 – 前戦の大クラッシュの影響が心配されたウェブ。精密検査で亀裂骨折が見つかりながらも強行出場。ダメージを抱えながらのレースで一時は9番手まで順位を落とすも持ち前の勝負強さでレース終盤には今大会の目標であった5番手浮上。4番手セクストンの背後にまで迫る貪欲な姿勢はウェブの真骨頂。
6. Jason Anderson (KAW), +44.029 – 遺恨を残しそうなバーシアとの接触からの転倒はタイトル争いから完全脱落を強く印象付けるものでした。公式には接触転倒やバーシアについてのコメントはなし。残りのシリーズも勝利にこだわっていく姿勢に変わらないとコメント。
7. Dean Wilson (HUS), +1 lap – 今季ベストリザルトも周遅れという結果が示すようにライディングには満足できていないとのこと。
8. Malcolm Stewart (HUS), +1 lap – 表彰台争い中の大前転は大きな怪我を予想させるものでしたが、再スタート。開幕戦からの連続トップ10入りはキープし、無事であったことに感謝とコメント。
9. Vince Friese (HON), +2 laps
10. Ryan Breece (YAM), +2 laps
11. Justin Starling (GAS), +2 laps
12. Cade Clason (HON), +2 laps
13. Justin Bogle (SUZ), +2 laps
14. Fredrik Noren (KTM), +2 laps
15. Brandon Hartranft (SUZ), +3 laps
16. Kevin Moranz (KTM), +3 laps
17. Tristan Lane (KTM), +3 laps
18. Joan Cros (KAW), +3 laps
19. Logan Karnow (KAW), +3 laps
20. Alex Martin (YAM), +3 laps
21. Justin Rodbell (KAW), +4 laps
22. Scott Meshey (HUS), +6 laps
【450SX ポイントランキング 11 of 17(暫定)】
1. Eli Tomac (YAM), 255 points(6勝)- 2レース分となる、52点に迫る「51点差」の大量リードを築き上げる。大きなトラブル無ければこのまま2度目のSXタイトル獲得濃厚でしょう。
2. Jason Anderson (KAW), 204(3勝)
3. Justin Barcia (GAS), 204
4. Malcolm Stewart (HUS), 202
5. Cooper Webb (KTM), 191
6. Marvin Musquin (KTM), 185
6. Chase Sexton (HON), 183(1勝)
8. Dylan Ferrandis (YAM), 141 – 欠場中
9. Dean Wilson (HUS), 135
10. Ken Roczen (HON), 133(1勝)- 欠場中
11. Shane McElrath (KTM), 101
12. Justin Brayton (HON), 99
13. Aaron Plessinger (KTM), 97
14. Brandon Hartranft (SUZ), 97
15. Justin Bogle (SUZ), 70
16. Vince Friese (HON), 65
17. Kyle Chisholm (YAM), 57
18. Max Anstie (KTM), 55 – 欠場中
19. Alex Martin (YAM), 51
20. Cade Clason (HON), 44
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