250SX決勝ハイライトビデオ＆リザルト雑感｜2022 AMAスーパークロス第11戦インディアナポリス

by SetagayaRacing · Published 2022-03-20 · Updated 2022-03-22

【追加：リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス第11戦インディアナポリス。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、イーストシリーズ第5戦（全9戦）として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感＆最新ポイントランキングをシェア。

レース開催前日のプレスデイから話題となっていた、インディアナポリスSX恒例とも言える軟質路面に刻まれる轍の難易度。アメリカ東部らしい轍の多いコースなのですが、前戦デトロイトSX同様に荒れていく路面コンディションと早い段階から発生する周遅れライダーが各ポジションでの勝敗を分けることに。エンジョイ！

【250SXイースト決勝リザルト】
1. Jett Lawrence (HON), 21 laps – タイトル争い直接にして、唯一のライバルであるマカドゥーとの直接対決を制しての3連勝、今季通算4勝目。ホールショットから序盤は、荒れたコースでリスク回避のペース。しかし、マカドゥーに逆転を許すと一転、攻撃的なライディングで自身のベストラップで追走。リズムを掴んだ首位再浮上後もミスがあったものの最終的には独走勝利。パスされてもマカドゥーのフープス攻略を参考にペースを上げていく積極的なトライが功を奏した形。周遅れに苦しめられながらもマカドゥーとのクリーンなバトルを制しての勝利は価値ある一勝に。

2. Cameron McAdoo (KAW), +05.945 – 課題のスタートを克服し、得意のフープスでのスピードを武器にローレンスを逆転しての首位浮上劇はこのレースのハイライト。タラレバですが、中盤の大量発生した周遅れの影響無ければ、今季2勝目も可能だったはずの積極的な素晴らしいライディングを披露。ローレンスと互角に戦えるライダーとアピールできたことは、自身にとってもレースファンにとても大収穫だったはず。ローレンスに結果的に再逆転を許したライン取りは周遅れの影響によるもので、判断ミスを自ら認めており、チーム監督のミッチ・ペイトンからも厳しく指摘されたそう…。

3. Rj Hampshire (HUS), +34.906 – スタート出遅れますが、荒れたコースでベテランらしいしぶとい追い上げ。2年ぶりとなる、今季初表彰台登壇。フルモデルチェンジ果たしたニューマシンのセッティングに苦労していることを公言しているハンプシャー。準備不足で挑んだシーズンで苦労して掴んだ表彰台。マシンの挙動を完全に信頼しきれていない中でも無理せずに安定感あるライディングで3位を死守したのはベテランならではの勝負強さ。

4. Pierce Brown (GAS), +35.304 – ヒートレース首位快走時の転倒リタイア、LCQからの決勝進出。転倒によるダメージでペース上がらずも、逆転許したハンプシャーを再逆転目指してフィニッシュ直前まで追い詰める力走は昨年から大きく成長したことを感じさせるものでした。

5. Mitchell Oldenburg (HON), +38.915 – 今季2度目のトップ5フィニッシュ。プライベーターながらスピード定評あるライダー。

6. Enzo Lopes (YAM), +1 lap – 元JGRスズキ所属していた、ブラジル人プライベーターの活躍再び。開幕戦からコンスタントにトップ10入りを継続。

7. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap – 注目のベテランライダー。スターレーシングヤマハから250SXクラス参戦2戦目でトップ10入り。急遽、250マシンに乗り換えることとなったチゾムですが、1週間のインターバルでセッティングは大きく改善されたとコメント。ヒートレースではラストラップまで2位走行し徐々に好調の波を捕まえています。トップ5、表彰台登壇を残りのシリーズで狙うとのコメント。

8. Jordon Smith (HON), +1 lap – ブラウンとの接触転倒ありましたが、混戦を戦い抜きこの位置。

9. Jace Owen (YAM), +1 lap
10. Cullin Park (HON), +1 lap
11. Derek Drake (SUZ), +1 lap
12. Joshua Varize (HUS), +1 lap
13. Marshal Weltin (YAM), +1 lap
14. Hardy Munoz (KAW), +2 laps
15. Henry Miller (KTM), +2 laps
16. Michael Hicks (KTM), +2 laps
17. Jarrett Frye (HON), +2 laps
18. Lance Kobusch (HON), +2 laps
19. Hunter Yoder (HON), +2 laps
20. Luke Neese (HON), +3 laps
21. Josh Osby (YAM), +3 laps
22. Luca Marsalisi (YAM), +3 laps

【250SXイーストポイントランキング 5 of 9】
1. Jett Lawrence (HON), 125 points（4勝）- 11点差リードへ
2. Cameron McAdoo (KAW), 114（1勝）
3. Pierce Brown (GAS), 87
4. Rj Hampshire (HUS), 81
5. Enzo Lopes (YAM), 81
6. Jordon Smith (HON), 78
7. Mitchell Oldenburg (HON), 68
8. Stilez Robertson (HUS), 67
9. Phillip Nicoletti (YAM), 58
10. Jace Owen (YAM), 55
11. Derek Drake (SUZ), 49
12. Joshua Varize (HUS), 48
13. Jeremy Martin (YAM), 42
14. Henry Miller (KTM), 41
15. Austin Forkner (KAW), 39
16. Cullin Park (HON), 30
17. John Short (HON), 30
18. Kyle Chisholm (YAM), 27
19. Marshal Weltin (YAM), 25
20. Hardy Munoz (KAW), 21