450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第9戦 デイトナ

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第9戦 デイトナ。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

アメリカのモータースポーツの聖地、第52回を迎えたデイトナでの伝統の一戦。今年度大会もコースデザイナーを務めたのは、AMA15冠レジェンドのリッキー・カーマイケルです。全17戦のシリーズは今大会が折り返し地点。タイトル争いだけでなく、シリーズ後半の流れを占う上でも重要な一戦となります。エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Eli Tomac (YAM), 18 laps – デイトナSX4連覇は、デイトナSX最多となる通算6勝達成のおまけつき(450SX通算41勝)! 波乱のオープニングラップの混戦を抜けた後は確実にポジションアップ。終盤まで首位走行ウェブの周遅れとの不運も味方した首位浮上の瞬間でしたが、勢いに勝るトマックの荒れたコースでも攻め続けるライディングは素晴らしかった。終始、サンドのルーストを浴びながらの厳しい追走劇でも集中力を切らさない貪欲なまでの勝利への姿勢が光りました。レースファンがドキドキした危機的状況のレース終盤に見られたオーバーヒート症状ですが、トマックは気付くことなく、ペース落とすことなく無事に完走。タイトル争うアンダーソンが出遅れたことは把握しており、ウェブの後方で2位キープのプランもあったそう。

2. Cooper Webb (KTM), +05.273 – レース終盤の強みが持ち味のウェブがトマックを抑え込んだまま今季初勝利も予想されましたが、周遅れに阻まれることに…。プラクティスを共に行うこともあるマケラスが当事者だったことはなんとも不運。悔しさをにじませる姿が強く印象に残っています。しかし、ヒートレースとメインレースの2連続ホールショットから首位快走劇はディフェンディングチャンピオンの復調を強く印象づけるレース内容。フルモデルチェンジのニューマシン、トレーニングプログラム変更等、大きな変化の中での苦戦続きの今季。しかし、レース内容が表す通り、今シーズンのベストな状態であると語りました。ディフェンディングチャンピオンの今季初優勝が待たれます。

3. Chase Sexton (HON), +10.293 – 序盤は首位ウェブに迫る展開でしたが、コースが大きく荒れだした中盤以降にトマックに抜かれてからは失速。しかし、好スタートからコンスタントに上位走行を続けての表彰台登壇は、転倒が続いた過去2戦からは大きな収穫。450SXクラスにステップアップ後、初のデイトナSXは、これまでに経験したことのない厳しく難易度高いコースだったとのこと。

4. Dylan Ferrandis (YAM), +15.536 – 序盤からのセカンドグループのバトルを制しての4位は、転倒や不運、負傷が続いている中で価値ある4位。AMAモトクロス王者として、アウトドア要素強いコースも味方した形か。

5. Justin Barcia (GAS), +17.248 – 得意のサンドコースでこのレースのベストラップ記録するスピードを披露しながらも、セカンドグループの中でリズムを崩して埋もれていったバーシア。コースの荒れた中盤以降にペースダウンしてフェランディスに逆転許す。最終的には5位キープが精一杯の状況だったとのこと。

6. Marvin Musquin (KTM), +21.966 – セカンドグループのバトルでロクスンをパスし、一時はフェランディスに迫る勢いも終盤は単独走行へ。マシンのフィーリングは良好で、スピードもじょういじんたと変わらず、上出来だったとコメント。

7. Ken Roczen (HON), +40.360 – 今大会も精彩欠くレース。5位から9位へ順位を通してレースを終えるも、スチュワートとアンダーソンのペナルティにより、ポジションアップ。ロクスンらしくないレースが続きますが、ライディングを楽しめたとコメント…。

8. Malcolm Stewart (HUS), +35.026 – コースアウト時にアドバンテージを得たとして1順位降格のペナルティ。会場から一時間強の地元出身でタイムドプラクティス最速ラップ記録し、初優勝に期待が高まるもオープニングラップで因縁の相手アンダーソンと接触転倒。今大会も接触した、アンダーソンとの関係ですが、アンダーソンからの謝罪を受け入れ、和解に至っているとのこと。

9. Jason Anderson (KAW), +37.685 – コースアウト時にアドバンテージを得たとして1順位降格のペナルティ。オープニングラップのミスにより、スチュワートと接触転倒。スチュワート共々、追い上げスピードは光るものがありましたが、ミスや転倒を繰り返す悪循環。タイトル争いにも大きな影響残す苦い一戦となりました。もう少し我慢すべきシーンもあったが、ダメージコントロールという点ではベストを尽くしたとコメント。タイトル争いは、また終わってないとチャンピオンへの意欲は衰えていません。

10. Dean Wilson (HUS), 1:17.151 – スチュワートのアンダーソンの転倒に巻き込まれる不運もありましたが、今大会も安定のトップ10前後という結果は変わらず。ファクトリーライダーとして厳しい結果が続きます。

11. Justin Bogle (SUZ), +1 lap
12. Vince Friese (HON), +1 lap
13. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
14. Shane McElrath (KTM), +1 lap
15. Garrett Marchbanks (YAM), +1 lap
16. Justin Brayton (HON), +1 lap
17. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
18. Ryan Breece (YAM), +1 lap
19. Cade Clason (HON), +1 lap
20. Justin Starling (GAS), +1 lap
21. Alex Martin (YAM), +2 laps
22. Brandon Scharer (YAM), +3 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 9 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 203 points(4勝)– 6点差から「18点差」へとポイントリード拡大に成功!
2. Jason Anderson (KAW), 185(3勝)
3. Cooper Webb (KTM), 170 – アンダーソンへ「15点差」に迫ります。
4. Malcolm Stewart (HUS), 164
5. Chase Sexton (HON), 163(1勝)
6. Justin Barcia (GAS), 163
7. Marvin Musquin (KTM), 145
8. Dylan Ferrandis (YAM), 137
9. Ken Roczen (HON), 133(1勝)
10. Dean Wilson (HUS), 110
11. Aaron Plessinger (KTM), 97
12. Shane McElrath (KTM), 85
13. Justin Brayton (HON), 81
14. Brandon Hartranft (SUZ), 75
15. Kyle Chisholm (YAM), 57
16. Max Anstie (KTM), 55
17. Justin Bogle (SUZ), 45
18. Alex Martin (YAM), 38
19. Mitchell Oldenburg (HON), 37
20. Vince Friese (HON), 34

 

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