450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第5戦 グレンデール

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第5戦 グレンデール。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で見送られ、2年振りの今季初となる「12分 + 1周(450SXクラス)」決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として開催される注目の一戦。エンジョイ!

 

 


 

 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Eli Tomac (YAM), 5(1-1-3)– 前戦のヤマハ移籍&今季初勝利に続いての2連勝(今季初2勝目達成ライダー)。現役最多のSX39勝。本人は好きではないと語るも、決勝3レース「トリプルクラウン」大会の最多勝ライダー。前戦同様に抜群のキレあるライディング、マシンコントロールの自由度の高さはライダーもマシンも好調を裏付ける素晴らしいものでした。2連続ホールショット獲得時の反応と加速はこれまでのスタート苦手の印象を覆すような圧巻のスタートでした。開幕戦後もマシン調整を続けてきたトマックですが、これまで乗ってきたSXマシンで最高のひとつであると発言。カワサキ時代には見られなかったチームメイトやチームスタッフと笑顔で過ごすトマックの姿は新鮮。

2. Malcolm Stewart (HUS), 9(3-2-4)– 450SXベストリザルト更新、450SXキャリア2度目の表彰台登壇達成、ハスクバーナ移籍後初表彰台。前戦からスタート決まるようになり、今大会では3レース全てで好スタートを揃えました。安定感に難ありな印象強いライダーだっただけに今大会での活躍は大きな意味を持つでしょう。「7-5-5-5-2」と開幕戦から安定したリザルト&レース内容。ハスクバーナ移籍初年度、開幕から取り組んできたマシン仕様変更が改善とのこと。まだまだ我々レースファンを盛り上げてくれることでしょう。

3. Chase Sexton (HON), 15(11-3-1)– メインレース1で転倒を繰り返したのは昨年までのセクストン。残りの2レースが今季大躍進のセクストン。と、安定感という課題がより明確となったトリプルクラウン大会。コース攻略に苦労していたというセクストン。ただ一人飛んでいたというフィニッシュジャンプ後のリズムセクション4個飛び「クワド」に代表されるように、好スタートからの快走は素晴らしいスピード。

4. Jason Anderson (KAW), 16(2-12-2)- ホームレースで勝利が欲しかった一戦でしたが、一度のミスの代償は大きなものに。とはいえ、ライディングからは自信が満ち溢れ、好調そのもの。ベストラップを記録したレースもあり、上位でのバトルで存在感を示し、シリーズを面白くしてくれる存在。今季2勝目は近いはず。高いフィジカルも求められるトリプルクラウン、最後のレースとなるメインレース3終盤でベストラップ記録できる体力と集中力は完全復調を思わせる力走でした。

5. Ken Roczen (HON), 17(4-6-7)– トリプルクラウン大会唯一の3レース完全制覇ライダーながらも精彩欠くライディングで存在感示せず。バトル時も気迫を感じられずに淡々としたレース内容。イン側をやすやすと明け渡しているようなシーンもあり、タイトル候補としては立て直しが急務でしょう。マシンセッティングにも苦しんでおり、昨年の仕様で今大会出場。

6. Justin Barcia (GAS), 19(6-7-6)– スタート失敗が続き、開幕ダッシュから失速… という流れを断ち切れなかった一戦。とはいえ、後方からでも積極的に追い上げていく姿勢とライディングのキレは昨年までとは異なる点。スタート修正に期待。レース内容に不満を示すも健康面やマシンセッティングは好調とのことで巻き返しに注目です。

7. Marvin Musquin (KTM), 20(5-4-11)– 表彰台を狙える位置で挑んだ最終レースで転倒…。ペースは悪くないもののポジションアップしていくまでの力強さは感じられず。レース時間短いトリプルクラウンで、転倒からの挽回は厳しい。

8. Cooper Webb (KTM), 21(8-8-5)– ニューマシンのベストセッティングを模索中というディフェンディングチャンピオン。今ラウンドでも精彩を欠くレース展開。スロースターターではありますが、そろそろチャンピオンらしいレースを見せる必要があるはず。

9. Dean Wilson (HUS), 27(9-9-9)
10. Shane McElrath (KTM), 29(10-11-8)

11. Aaron Plessinger (KTM), 32(12-10-10)– 前戦の転倒によるダメージからプラクティスなしで今大会に挑むも苦戦。

12. Dylan Ferrandis (YAM), 34(7-5-22)– タイムドプラクティス最速ラップも課題のスタートを克服できず。メインレース3ではジャンプで前転、マシンにダメージを負いリタイア。スピードや勝負強さは光るものの厳しい戦いが続く、昨年のAMAモトクロス450SX王者。

13. Mitchell Oldenburg (HON), 42(13-14-15)
14. Justin Brayton (HON), 43(18-13-12)
15. Brandon Hartranft (SUZ), 47(17-17-13)
16. Justin Bogle (SUZ), 49(19-16-14)
17. Kyle Chisholm (YAM), 50(15-15-20)
18. Alex Martin (YAM), 51(14-19-18)
19. Max Anstie (KTM), 54(20-18-16)
20. Ryan Breece (YAM), 54(16-21-17)
21. Cade Clason (HON), 62(21-22-19)
22. Fredrik Noren (KTM), 63(22-20-21)

 

 

【450SX ポイントランキング 5 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 111 points(2勝)– ポイントリードを11点差へ!
2. Chase Sexton (HON), 100(1勝)
3. Jason Anderson (KAW), 96(1勝)
4. Malcolm Stewart (HUS), 93
5. Justin Barcia (GAS), 89
6. Cooper Webb (KTM), 88 – 首位トマックから23点差
7. Ken Roczen (HON), 80(1勝)
8. Marvin Musquin (KTM), 80
9. Dylan Ferrandis (YAM), 75
10. Aaron Plessinger (KTM), 67
11. Dean Wilson (HUS), 61
12. Shane McElrath (KTM), 50
13. Max Anstie (KTM), 44
14. Brandon Hartranft (SUZ), 40
15. Justin Brayton (HON), 33
16. Mitchell Oldenburg (HON), 33
17. Joey Savatgy (KTM), 27
18. Kyle Chisholm (YAM), 24
19. Adam Cianciarulo (KAW), 23
20. Alex Martin (YAM), 20

 

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