250SX決勝ハイライトビデオ＆リザルト雑感｜2022 AMAスーパークロス第4戦アナハイム2

by SetagayaRacing · Published 2022-01-30 · Updated 2022-02-01

【追加：リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス第4戦アナハイム2。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズ第4戦（全9戦）として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト＆最新ポイントランキングをシェア。

今季、3度開催されるアナハイムスーパークロス、第4戦は開幕戦に続き今季2度目の開催。ドラマ、波乱の一戦となったレースアクションをお見逃しなく。エンジョイ！

【250SXウエスト決勝リザルト】
1. Christian Craig (YAM), 16 laps – 前戦覇者の好調モジマンを追い詰めての逆転勝利。当初発表されていたコースレイアウトからフープスが2箇所から1箇所となり、クレイグ最大のアドバンテージが減ったことで混戦が予想されましたが、ハードパック路面との好相性もあり、スピードと安定感が別格の強さは変わらず。前日プレスデイの大クラッシュが話題もライディングには影響なし。序盤のバトル時でも落ち着いてポジションアップする様子から自信がみなぎっています。

2. Michael Mosiman (GAS), +02.948 – ヒートレース時に攻略に苦労した序盤首位のフリージーをメインレースでは早々とパスし、首位浮上。このレースのベストラップを記録した序盤のペースは素晴らしかったもののクレイグに迫られる苦しい展開。首位をクレイグに明け渡した後もしぶとく背後からチャンスを伺いますが、再逆転には至らず。初優勝の自信からか、終盤になっても勢い衰えない戦いぶりは今後のシリーズの流れを変える可能性を感じさせるものでした。以前であれば、クレイグに抜かれた直後にアグレッシブな仕掛けをしていたはずですが、スマートに再逆転を狙っていこうとする姿勢は成長を感じます。このレースのベストラップも記録。

3. Hunter Lawrence (HON), +16.945 – 開幕からの連続表彰台を果たすも明らかにこれまでのレースからは精彩を欠くライディング。荒れたコースコンディションに上手く対応しきれなかったとのこと。

4. Nate Thrasher (YAM), +23.396 – ヒートレースから好調だったスターレーシングヤマハの若手逸材。終始、追い上げの展開でベストなライディングではなかったとコメント。2度の優勝経験を誇り、スタートが決まれば、表彰台争いにも絡んでこれるはず。勢いに乗れるか？

5. Jalek Swoll (HUS), +45.865 – 開幕戦の負傷から、今季2レース目でこの位置。

6. Carson Brown (KTM), +50.552 – 急遽、250SXウエスト参戦が決まったプライベーターが快挙。ミニモトからトレールバイク等、マシン問わずに驚愕ライディング見せるマルチなタレント。

7. 下田丈 (KAW), +53.867 – まずますの好スタートで表彰台狙える位置からのレース。序盤にミスでローレンスにパスされるも離されずに、終盤の3位争いでアクシデント。フリージーの転倒に巻き込まれる不運な転倒。スーパークロス最大の難所フープスでフリージーを避けるどころか、ライン変更することは下田選手でなくても不可能だったはず。顔に負傷、流血もありましたが、次戦も参戦とのこと。ライディングは改善されているとのことで、まだまだ活躍を期待しましょう。

8. Carson Mumford (SUZ), +56.395
9. Robbie Wageman (YAM), +1:01.748
10. Derek Kelley (KTM), +1:09.971
11. Dylan Walsh (KAW), +1 lap
12. Cole Thompson (YAM), +1 lap
13. Mitchell Harrison (GAS), +1 lap
14. Logan Karnow (KAW), +1 lap
15. Dominique Thury (YAM), +1 lap
16. Hunter Schlosser (YAM), +1 lap
17. Justin Rodbell (KAW), +1 lap
18. Mcclellan Hile (HON), +1 lap

19. Vince Friese (HON), +2 laps – 下田選手を巻き込む形で転倒したフリージーですが、ダメージは残らずに次戦も参戦予定とのこと。ディフェンシブなライディングばかりが取り沙汰されるライダーですが、超一級のスタートテクニックと転倒まで3位走行していた実力に疑いなし。確実に今シリーズを面白くしてくれている存在。

20. Kaeden Amerine (KTM), +2 laps
21. Richard Taylor (YAM), +7 laps
22. Chris Blose (GAS), +11 laps

【250SXイーストポイントランキング 4 of 9】
1. Christian Craig (YAM), 99 points（3勝）– 11点差リードへ。シリーズ序盤の強さが光るものの、これまで負傷を繰り返したキャリアだけにまだまだタイトル争いは予断を許さない状況。
2. Hunter Lawrence (HON), 88
3. Michael Mosiman (GAS), 85（1勝）

4. 下田丈 (KAW), 66 – 33点差へ…。4戦目にして1レース分以上のポイント差は、タイトル争い危機的状況。中継内レース前にカーマイケルが触れていたように、上位3台と争うには厳しいここまでのシリーズの流れ。不運を断ち切る「何か」が必要でしょう。

5. Nate Thrasher (YAM), 63
6. Vince Friese (HON), 58
7. Carson Mumford (SUZ), 54
8. Robbie Wageman (YAM), 51
9. Cole Thompson (YAM), 45
10. Seth Hammaker (KAW), 44
11. Carson Brown (KTM), 40
12. Chris Blose (GAS), 37
13. Garrett Marchbanks (YAM), 35
14. Jalek Swoll (HUS), 34
15. Dylan Walsh (KAW), 30
16. Derek Kelley (KTM), 26
17. Dilan Schwartz (SUZ), 26
18. Dominique Thury (YAM), 25
19. Ryan Surratt (YAM), 22
20. Mitchell Harrison (GAS), 20