450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第4戦 アナハイム2

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第4戦 アナハイム2。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

今季、3度開催されるアナハイムスーパークロス、第4戦は開幕戦に続き今季2度目の開催。ドラマ、波乱の一戦となったレースアクションをお見逃しなく。エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Eli Tomac (YAM), 20 laps – 4戦目にして、4人目の勝者誕生(SX史4度目)。新ポイントリーダーが、今季&ヤマハ移籍後初優勝! 現役最多のSX38勝。疑問視する声もあったサプライズなヤマハ移籍でしたが、早々と自身の結果で証明。ヤマハにとっても2020年開幕戦のバーシア優勝以来となる2年振りの勝利をもたらすことに。明らかにライディングのキレ、マシン取り回しの自由度が開幕当初よりも増しており、ヤマハYZとの好相性を裏付ける快走。開幕後も毎週マシン調整を続けており、結果として実を結んでいるとコメント。シリーズ後半戦で本来の強みを発揮することが多いトマックですが、シリーズ序盤戦でポイントリーダーのトマックの活躍に大注目。複数大会開催されることが多い、アナハイム。「アナハイム2」として開催されるレース勝者が、2000年以降にチャンピオン獲得確率「68%」、約7割という驚きの数字が存在。たかが確率、されど確率。トマックが今季タイトル獲得するのでしょうか?

2. Jason Anderson (KAW), +04.619 – 首位浮上後も果敢なトライでリズムセクション攻略しますが、それが裏目となりとマックに首位を明け渡すことに。トマックのリードを削るラップもありましたが、僅かですが周回毎にリードを許して単独2位フィニッシュ。あまり上手く乗りきれなかった一日と語るも、破れはしたものの首位浮上後も積極的にペースを上げようとする姿勢は好調の裏付けでしょう。このレースのベストラップ記録。ロクスンとの接触については、思い切って仕掛けたが思うようなパッシングとはならなかったと、アグレッシブなものであったとことを認める発言を残しています。次戦アリゾナ州でのグレンデールSXは、アンダーソンにとってホームレース。今季初、決勝3レース制「トリプルクラウン大会」として開催されます。

3. Chase Sexton (HON), +06.644 – 前戦での450SX初優勝の勢いをヒートレース時にも発揮。ロクスンを引き離してのヒート勝利は連勝を期待させましたが、メインレースでは荒れたコースコンディションもあり上位2人には離される結果に。フープスやリズムセクションで苦労していたそうで、エンストのミスもあったとのこと。しかし、これこそが昨年とは違う今季のセクストンなのです。ルーキーイヤーの昨年に繰り返しミスを犯すことなく、コンスタントに表彰台を狙えるレース運びに確実に成長しているセクストンの姿を見ました。

4. Dylan Ferrandis (YAM), +15.997 – 今大会でもスタート失敗…。スタート直後、14番手から持ち前の勝負強さで激しい追い上げを見せます。トップ3からは大きく離されるものの4位まで追い上げるスピードとフィジカルの強さは引き続き大注目!

5. Malcolm Stewart (HUS), +18.695 – オープニングラップ2番手と今季初表彰台、450キャリア初優勝も期待させるスタート。4位キープのレースかと思われましたが、フェランディスの追い上げに屈しました。ハスクバーナファクトリー加入後は持ち前のフープスでの爆発的スピードが発揮されていないのが気になる点。とはいえ、落ち着きあるライディングは成長を感じさせます。

6. Marvin Musquin (KTM), +20.387 – タイムドプラクティス3番手タイムと変わらずスピードは上々も、レースとなるとムラのある展開を早急に修正する必要があるでしょう。

7. Justin Barcia (GAS), +35.384 – スタート大失敗、最後方集団からの追い上げに。シリーズ序盤の好調から徐々に崩れていくのが、バーシアの難点。スタートを修正し、少しでも早く表彰台争いに復帰するのがタイトル争いに絡み続ける最低条件となるはずです。

8. Cooper Webb (KTM), +42.691 – 精彩を欠くレースが続く、ディフェンディングチャンピオン。フルモデルチェンジしたマシン、アルドン・ベイカーのトレーニングプログラムを離れたことで、今季の活躍が様々な意味で注目されています。集団から抜け出せないレースが多く、持ち味の貪欲な勝利への姿勢やキレあるライディングが見られていないところが気になる点。

9. Dean Wilson (HUS), +44.500 – 久々のトップ10入り。上位陣僅差の大接戦が昨年から続くプレミアクラスではありますが、ファクトリーライダーとしてはさらなる活躍を期待したい。全盛期の伸びやかなライディングを取り戻せるか?

10. Shane McElrath (KTM), +54.115 – 実質、450SX参戦初年度ともいえる今シーズン。好相性のアナハイムで好スタートを連発しトップ10。

11. Max Anstie (KTM), +57.597
12. Brandon Hartranft (SUZ), +59.753

13. Ken Roczen (HON), +1:00.886 – 転倒再スタートするもペースは上げられず…。マシンセッティングに苦労しているとのコメントの通り、ホールショットから首位快走も後続を引き離せずにまさかの瞬間を迎えることに。イン側を開けたことをミスと認めるも暗にアンダーソンのアグレッシブな仕掛けを非難するようなコメントもありました。ゴーグルに砂が入り込み、再スタート後も思うようなライディングが出来なかったとのこと。

14. Justin Bogle (SUZ), +1:12.661
15. Mitchell Oldenburg (HON), +1 lap
16. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
17. Alex Martin (YAM), +1 lap
18. Josh Hill (KTM), +1 lap
19. Ryan Breece (YAM), +1 lap
20. Fredrik Noren (KTM), +2 laps
21. Justin Brayton (HON), +6 laps

22. Aaron Plessinger (KTM), +18 laps – サンドセクションでの転倒で手首にダメージを負い、リタイア。骨折等の大きな怪我はなく、次戦も参戦予定。

 

 

【450SX ポイントランキング 4 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 85 points – ポイントリードを6点へ。
2. Chase Sexton (HON), 79
3. Jason Anderson (KAW), 77
4. Cooper Webb (KTM), 73
5. Justin Barcia (GAS), 72
6. Malcolm Stewart (HUS), 70
7. Dylan Ferrandis (YAM), 64
8. Marvin Musquin (KTM), 64
9. Ken Roczen (HON), 62 – 首位から「23点差」。シリーズ序盤にして、早くも踏ん張りどころ。
10. Aaron Plessinger (KTM), 55
11. Dean Wilson (HUS), 47
12. Max Anstie (KTM), 40
13. Shane McElrath (KTM), 37
14. Brandon Hartranft (SUZ), 32
15. Joey Savatgy (KTM), 27
16. Justin Brayton (HON), 24
17. Adam Cianciarulo (KAW), 23
18. Mitchell Oldenburg (HON), 23
19. Kyle Chisholm (YAM), 18
20. Alex Martin (YAM), 15

 

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