レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第13戦 スペインGP

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2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第13戦 スペインGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

昨年、MXGPシリーズが初開催されたスペインGPの会場はマドリードから車で30分ほど離れた場所にレイアウトされた新コースで2度目の開催。昨年はコロナ禍の緊急事態宣言中ということで無観客で行われた一戦でしたが、今年は熱狂的なスペインの大観衆2万6千人を迎えての開催となりました。

 

MXGP事件簿|空中衝突「プラド VS. ハーリングス」一部始終映像@ 2021 ドイツGP

2度のMX2王者にして、最高峰MXGPクラス参戦2年目のホルヘ・プラドのホームレースとなります。上記記事リンク先での一件で、世界のレースファンから厳しい批判を浴びているプラド…。再び良い流れを取り戻すためにも、タイトル争いに望みを繋ぐためにもシリーズ後半戦での重要な一戦に。ハードパック路面にテクニカルなタイトなコースは好相性と語るプラドだけに活躍が期待されます。

 

エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 3-1
2. Jorge Prado (ESP, KTM), 2-3
3. Tim Gajser (SLO, HON), 4-2
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 1-7
5. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 7-4
6. Pauls Jonass (LAT, GAS), 6-5
7. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 5-8
8. Benoit Paturel (FRA, HON), 8-9
9. Brian Bogers (NED, GAS), 13-6
10. Arnaud Tonus (SUI, YAM), 9-11

 

今季6度目の総合優勝を果たしたのはポイントリーダーのジェフリー・ハーリングス。この勝利でGPキャリア通算96勝へ。肩甲骨骨折でレースリタイア、欠場が2戦ありましたが、それ以外は全戦で表彰台登壇の安定感。レース1はスタート出遅れから首位バトル直後まで追い上げ。レース2ではガイザーのミスで2位浮上後は、慎重にタイミングを見計らいプラド攻略後は独走勝利。スタートの精度を高める必要があるとコメント。総合2位は、母国GPで気を吐いたホルヘ・プラド。議論の的にもなったドイツGPでの負傷の影響ありながらも両レースで首位快走する激走はスペインの大観衆を熱狂へと駆り立てるものでした。今回も好スタートからディフェンシブなレースとなりましたが、タイトなコースでプラドのクレバーさが光るライン取りでした。総合3位には、ディフェンディングチャンピオンのティム・ガイザー。好調だったと語るも勝負所でのミスや転倒が勝利を遠ざけた要因に。次戦からはガイザーと好相性のイタリア、トレンティーノでのトリプルヘッダー3連戦が控えています。好調ハーリングスを逆転するには、トリプルヘッダーでの連勝が必要となるはずです。

レース1勝利のランキング2位フェーブル、レース2ではスタート出遅れからの転倒で7位まで追い上げた時点でチェッカー。

 

 

【MXGP ポイントランキング】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 505 points
2. Romain Febvre (FRA, KAW), 493
3. Tim Gajser (SLO, HON), 490
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 440
5. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 419
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 373
7. Pauls Jonass (LAT, GAS), 352
8. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 302
9. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 233
10. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 220

 

ハーリングスのポイントリードは「12点差」へ! ランキング3位ガイザーまでは15点差。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 2-1
2. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-3
3. Jed Beaton (AUS, HUS), 4-4
4. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 3-8
5. Rene Hofer (AUT, KTM), 5-6
6. Jago Geerts (BEL, YAM), 13-2
7. Ruben Fernandez (ESP, HON), 7-5
8. Thibault Benistant (FRA, YAM), 9-7
9. Wilson Todd (AUS, KAW), 11-10
10. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 10-11

 

ポイントリーダー、ルノーが久々の総合優勝。最大のライバルである、ディフェンディングチャンピオンのビアルとチームメイトのヘールツを破ってのレース2勝利は価値ある1勝。大きな自信になったとコメント。負傷欠場から復帰後、特に過去5戦はミスさえなければ勝利という強さを見せていましたが、レース2では珍しく先行逃げ切り失敗し順位を3位まで落とす内容に。現在はランキング2位まで再浮上を目標にシリーズを戦っているとコメント。目標達成の可能性は高いでしょう。総合3位にはタイムドプラクティスでルノーとのいさかいも話題となったオーストラリア人ライダーのビートン。スタートが課題のライダーですがポテンシャルは高く評価されており、今後の活躍に期待。

 

 

【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 535 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 427
3. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 426
4. Tom Vialle (FRA, KTM), 417
5. Jed Beaton (AUS, HUS), 395
6. Rene Hofer (AUT, KTM), 364
7. Thibault Benistant (FRA, YAM), 362
8. Kay de Wolf (NED, HUS), 331
9. Ruben Fernandez (ESP, HON), 292
10. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 230

 

ポイントリーダーのルノーのリードは「108点差」へ! ビアルの追い上げに注目です。

 

レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第12戦 フランスGP

Ray Archer


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