レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第12戦 フランスGP

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2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第12戦 フランスGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

MXGP事件簿|空中衝突「プラド VS. ハーリングス」一部始終映像@ 2021 ドイツGP

今年のフランスGPの会場は、MXGPシリーズ初開催となるラカペル・マリバル。硬質路面のすり鉢状の地形をベースとしたタイトで連続コーナーが特徴。MXGPシリーズとしては初開催ではあるのですが、シーズン開幕前のインターナショナルレースではこれまで多くのGPトップライダー達がレースを経験している馴染みのあるコースだと言えるでしょう。

 

前戦で負傷したプラドは手術を経て、タイトルへの望みをかけて強行出場。最高峰MXGPクラス僅差のタイトル争いを繰り広げているフェーブルを筆頭に両クラスで地元フランス勢の活躍に注目です。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 2-1
2. Romain Febvre (FRA, KAW), 1-2
3. Tim Gajser (SLO, HON), 6-3
4. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 3-6
5. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 5-4
6. Pauls Jonass (LAT, GAS), 4-5
7. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 8-10
8. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 13-8
9. Alberto Forato (ITA, GAS), 10-11
10. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 9-13

 

両レースで地元フェーブルと死闘を演じたハーリングスが総合優勝(キャリア通算95勝目)達成し、ポイントリーダー返り咲き。レース1はサスセッティングが硬く、逆バンクで苦戦。腕上がりの影響もありフェーブルにパスされ2位。レース2では転倒もあり2位から再びフェーブルを追う展開へ。終盤にフェーブルを完全にロックオン後はアグレッシブなコーナー飛び込みで首位浮上。その後は自力に勝るハーリングスがリードを拡大し勝利。総合2位は、地元で奮闘したフェーブル。両レースで繰り広げられたハーリングスとのバトルはこれまでとは別人かのようなタフな印象を与えました。コースが荒れたレース2終盤、今季ここまでのラウンドでも見られた不安定なマシン挙動が露呈。ハーリングスの安定感と比較するとコース攻略に苦労していた印象。総合3位には、珍しく両レースでスタート出遅れたガイザー。タイトでラインも限られたコースで追い上げに苦戦したとコメント。

 

 

【MXGP ポイントランキング】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 460 points
2. Romain Febvre (FRA, KAW), 454
3. Tim Gajser (SLO, HON), 450
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 398
5. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 387
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 344
7. Pauls Jonass (LAT, GAS), 321
8. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 284
9. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 215
10. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 201

 

ハーリングスがポイントリーダー再浮上に成功。6点差にフェーブル、3位までランキング落としたガイザーは10点差。サルデーニャGPでの負傷が長引くカイローリ、強行出場したプラド共に、タイトル争いから脱落と見るべき状況へ…。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-1
2. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 2-3
3. Maxime Renaux (FRA, YAM), 4-2
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 3-6
5. Jago Geerts (BEL, YAM), 5-4
6. Rene Hofer (AUT, KTM), 7-5
7. Thibault Benistant (FRA, YAM), 6-7
8. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 9-9
9. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 12-8
10. Stephen Rubini (FRA, HON), 10-13

 

フランス勢の躍進が際立つ今季のMX2クラス。地元ビアルがピンピン完全優勝。得意の好スタートから両レース共に全ラップ首位の完璧な勝利。不運な負傷欠場が続いたことでタイトル争いに加わることは厳しい状況は変わらずですが、ディフェンディングチャンピオンらしい勝てるレースが続いています。総合2位は、出遅れや転倒で結果が残せていなかったガダニーニが久々の表彰台登壇。タイムドプラクティス最速ラップの勢いを維持しての快走。総合3位には、ポイントリーダーのフランス人ルノー。両レースで出遅れながらもアグレッシブな追い上げは今大会のハイライトのひとつ。レース2終盤では首位ビアルを凌ぐスピードを披露。

 

 

【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 488 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 397
3. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 393
4. Tom Vialle (FRA, KTM), 372
5. Jed Beaton (AUS, HUS), 359
6. Thibault Benistant (FRA, YAM), 336
7. Rene Hofer (AUT, KTM), 333
8. Kay de Wolf (NED, HUS), 313
9. Ruben Fernandez (ESP, HON), 262
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 223

 

ポイントリーダーのルノーのリードは「91点差」へ!

 

レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第11戦 ドイツGP

Ray Archer


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