レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 アフィヨンGP

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2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 アフィヨンGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

全18戦が予定されているシリーズ、前半戦最後のレースとなります。

 

 

日曜に開催された第8戦に続いて、ダブルヘッダー2大会目となる第9戦は会場のあるアフィヨンGPとして開催されました。2日間のインターバルを経て行われた今大会は基本レイアウトに変更はなく、若干の仕様変更のみとなりました。前戦で多くのライダーを苦しめた硬質路面に刻まれた深く長いワダチは減少し、前戦以上にレースラインが限られたハイスピードコースとなりました。

 

エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 1-2
2. Tim Gajser (SLO, HON), 3-1
3. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 2-3
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 4-5
5. Pauls Jonass (LAT, GAS), 5-6
6. Alberto Forato (ITA, GAS), 6-7
7. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 9-8
8. Henry Jacobi (GER, HON), 7-11
9. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 12-9
10. Jorge Prado (ESP, KTM), 21-4

 

ハーリングスが、今季5度目のタイムドプラクティス最速ラップ記録から、ダブルヘッダー2連勝で今季3勝目、93回目となる総合優勝獲得! レース1での4台による熾烈な首位バトル、無理が出来ない状況でフェーブルのミスに助けられた形ながら勝利。レース2では自身の度重なるミスやガイザーの勢いもあり、リスクを犯さずに2位キープというレース内容だったとコメント。もう大きなミスは出来ないと語るハーリングスの逆転タイトル獲得への道、シリーズ後半戦も大注目。総合2位は、レース当日に25歳の誕生日を迎えたガイザー。レース1での首位バトルでラストラップに順位を落とす悔しい展開をレース2での勝利で払拭。首位浮上後のペースアップは硬質路面を得意とするガイザーらしい圧巻のスピードでした。総合3位には、ベテランらしい試合巧者ぶりを発揮したカイローリ。スタートと序盤のポジション争いに課題があると自ら語るカイローリ。スピードと体力には問題ないと言うベテラン、シリーズ後半戦に期待です。

 

 

【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 355 points
2. Romain Febvre (FRA, KAW), 327
3. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 326
4. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 321
5. Jorge Prado (ESP, KTM), 315
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 249
7. Pauls Jonass (LAT, GAS), 231
8. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 212
9. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 182
10. Ben Watson (GBR, YAM), 143

 

前戦でランキング2位浮上したプラドでしたが、レース1での大クラッシュもあり大きくランクダウン…。ポイントリーダーのガイザーは、28点差のリードを築くことに成功。調子を上げるハーリングスは、ガイザーに対して34点差にまでビハインドを削ることに成功。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 2-1
2. Maxime Renaux (FRA, YAM), 1-2
3. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 3-6
4. Thibault Benistant (FRA, YAM), 6-4
5. Jed Beaton (AUS, HUS), 12-3
6. Rene Hofer (AUT, KTM), 9-5
7. Wilson Todd (AUS, KAW), 5-9
8. Jago Geerts (BEL, YAM), 4-11
9. Kay de Wolf (NED, HUS), 7-8
10. Ruben Fernandez (ESP, HON), 8-12

 

負傷から復帰し調子を上げるディフェンディングチャンピオンのビアルがダブルヘッダー2連勝で今季総合3勝目。レース1は本人も原因不明と言う疲労による失速で首位を明け渡す悔しい展開。レース2では得意のホールショットから文句なしの勝利。負傷欠場により、タイトル防衛は絶望的ですがビアルの活躍が今後のMX2クラスを盛り上げてくれるはずです。総合2位は、ポイントリーダーのルノー。同郷フランスのビアルとのバトルを制したレース1のように今季大ブレイク中。レース2ではゴーグルトラブルもあり無理できずに2位キープのレースに。スピード、安定感ともにタイトル争いライバル達とは別格の域まで到達している印象受ける好調ぶり。総合3位には、ルーキーのガダニーニが奮闘。今大会のように転倒やミスもあるライダーですが、積極的にバトルを戦い抜こうとする姿勢が確実に成長に繋がっている印象。

 

 

【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 361 points
2. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 312
3. Jago Geerts (BEL, YAM), 290
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 266
5. Thibault Benistant (FRA, YAM), 261
6. Ruben Fernandez (ESP, HON), 251
7. Rene Hofer (AUT, KTM), 244
8. Kay de Wolf (NED, HUS), 237
9. Tom Vialle (FRA, KTM), 227
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 216

 

ルノーのリードは「49点差」へと拡大。シリーズ後半戦に向けてルノーに挑戦出来るのは、新人ガダニーニのみと言っていいでしょう。不安定なリザルトが課題のヘールツの失速が残念。

 

レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第8戦 トルコGP

Ray Archer


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