レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第9戦 バッズクリーク

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2021 AMAモトクロス 第9戦 バッズクリーク「450MXクラス」、「250MXクラス」レースビデオ&リザルトをシェア。

 

全12戦のシリーズは、この大会から終盤戦に突入。各クラスでランキング争いも大詰めを迎えることとなり熾烈なレースアクションが展開されることに。

 

 

会場はAMAモトクロス開催30回を越えるメリーランド州のバッズクリーク。2007年の国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」アメリカ大会の舞台でもありました。

 

日本期待の下田丈選手、2度行われるタイムドプラクティスの1回目で見事、トップタイム記録。総合タイムでは、9番手タイムと好調をアピール。決勝での活躍に期待が高まります。エンジョイ!

 

 


 

 

 【450MX リザルト】
1.  Dylan Ferrandis 2 – 1 Yamaha
2.  Ken Roczen 1 – 2 Honda
3.  Eli Tomac 4 – 3 Kawasaki
4.  Chase Sexton 3 – 4 Honda
5.  Cooper Webb 5 – 6 KTM
6.  Joey Savatgy 6 – 7 KTM
7.  Marvin Musquin 10 – 5 KTM
8.  Dean Wilson 8 – 9 Husqvarna
9.  Coty Schock 7 – 11 Honda
10.  Max Anstie 9 – 10 Suzuki

 

今季5度目となる総合優勝果たしたのは、450ルーキーのフェランディス! ピンピン完全優勝とはいきませんでしたが、両レースで持ち前の勝負強さを強烈に印象付ける戦い。2位となったモト1ですが、首位ロクスンに対してレース終盤突入時には約10秒のビハインドで3番手走行していましたが、フィニッシュ時にはロクスンの手が届く程の背後にまで迫る激走。気温も湿度も高いレース日、モト2に体力温存しておく選択肢もあったはずですが、貪欲なまでの勝利への姿勢が光った一戦。マシンもチームサポートも最高な環境が整っていると盤石の体制をアピール。総合2位は、前戦での総合優勝の好調を維持したロクスン。逆転タイトルに向けて負けは許されない状況で両レース共に首位走行し、ベストなライディングを披露しましたが、フェランディスの強さの前に屈した形。周遅れやマシンセッティングに悩まされたと今大会を振り返っています。総合3位には、トマック。今季は暴れるマシンをねじ伏せるような豪快さが影を潜めている印象ですが、今大会でもマシンの倒し込みが遅れたり、ラインを外すミスが勝負どころで目立っていました。順位を落としたモト1は消極的だったと語り、首位が狙える位置で追走していたモト2でしたが終盤にペースを崩すという今季のトマックを象徴するようならしくない展開。今季総合優勝「なし」のトマック。カワサキでの最後のシリーズで表彰台の頂点に立てるのか?

 

 

 【450MX ポイントランキング 9 of 12】
1.  Dylan Ferrandis 392
2.  Ken Roczen 353
3.  Eli Tomac 321
4.  Chase Sexton 308
5.  Marvin Musquin 240
6.  Cooper Webb 240
7.  Justin Barcia 239
8.  Christian Craig 224
9.  Aaron Plessinger 217
10.  Joey Savatgy 189

 

フェランディスの「39点差」リードは変わらず。残り3戦、ここまでのルーキーらしからぬフェランディスの勝負強さからするとロクスンの逆転は厳しい状況にも思えますが、何が起こるか分からないのがAMAモトクロス。現状だとフェランディスの結果に関わらず、ロクスンの全勝は絶対条件と考えられます。欠場のバーシアはランキング8位まで後退。プレシンジャーは前戦での転倒のダメージが残り、ノーポイントで今大会を終えています。次戦以降の出場は未定。

 

 

 【250MX リザルト】
1.  Jeremy Martin 3 – 1 Yamaha
2.  Jett Lawrence 2 – 2 Honda
3.  Justin Cooper 1 – 4 Yamaha
4.  Hunter Lawrence 6 – 3 Honda
5.  Austin Forkner 4 – 5 Kawasaki
6.  下田 丈 7 – 7 Kawasaki
7.  R.J. Hampshire 9 – 6 Husqvarna
8.  Ty Masterpool 8 – 9 GasGas
9.  Dilan Schwartz 10 – 8 Suzuki
10.  Jalek Swoll 5 – 15 Husqvarna

 

負傷欠場があったものの今季最多となる3度目の総合優勝を飾ったのは、ジェレミー・マーティン。マシンセッティングを変更して挑んだモト2では、ホールショットから全ラップ首位、最大12秒以上のリードを築き上げての勝利は、V2時代を彷彿とさせる圧勝。タイトル争いには欠場もあり加わることは難しい状況は変わりませんが、1レース毎に勝利を目指して取り組む姿勢が結果に繋がっているとコメント。総合2位は、コンスタントなリザルトでタイトル争いに盛り上げてくれているローレンス。モト2は好スタートから満足したライディングもマーティンに対して何も出来なかったと完敗を認めています。総合3位には、体調不良での戦いながらモト1を制したクーパー。転倒あったもののタイトル争うローレンスを寄せ付けずでの勝利。しかし、モト2では体調のこともあり無理せずのレースとなったとのこと。

 

日本期待の下田選手、今大会もスタートミス…。両レース共にトップ10圏外からの追い上げの展開。スタート失敗続く大会のラップタイムやライバル達との差を考えると、ここから更に上を目指すには、オープニングラップ終了時に5番手前後に付けていないと表彰台再登壇のハードルは高いままでしょう。

 

 

 【250MX ポイントランキング 9 of 12】
1.  Justin Cooper 367
2.  Jett Lawrence 364
3.  Jeremy Martin 307
4.  Hunter Lawrence 298
5.  R.J. Hampshire 270
6.  下田 丈 220
7.  Jalek Swoll 195
8.  Austin Forkner 186
9.  Colt Nichols 172
10.  Max Vohland 168

 

ポイントリーダーのクーパーとそれを追うローレンスの差は、3点に! 残り3戦、6レースでのタイトル争いに大注目。ランキング3位まで浮上してきた絶好調マーティンの存在が、タイトルの行方を左右するかもしれません。最終戦で僅差のタイトル争いを繰り広げることになるとマーティンがチームメイトのクーパー有利な展開も予想されます。下田選手の活躍だけでなく、250MXGPクラスのタイトル争いから目が離せません!

 

レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第8戦 ユナディラ

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