レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第5戦 チェコGP
2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第5戦 チェコGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。
小砂利混じりでアップダウンのあるハードパックコースが、チェコGPの舞台。滑りやすい路面に加えて、晴れから一時雷雨とコンディションの変化が波乱やバトルを演出しました。
エンジョイ!
【MXGP 総合結果】
1. Jorge Prado (ESP, KTM), 1-3
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 6-1
3. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 5-2
4. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 4-4
5. Romain Febvre (FRA, KAW), 3-10
6. Tim Gajser (SLO, HON), 2-15
7. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 8-8
8. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 7-9
9. Ivo Monticelli (ITA, KAW), 14-5
10. Ben Watson (GBR, YAM), 11-12
得意のスタートを今季初両レースで揃えたプラドが今季初レース勝利&今季初総合優勝達成! タイムドプラクティスからトップタイム記録、大会通して好調を維持。開幕当初は噛み合わないレースが続きましたが最高峰クラス2年目の期待の逸材がようやく本領発揮。降雨の影響もあり荒れた路面コンディションとなったレース2では体力的に厳しかったと語り、総合優勝獲得を優先させたスムースなライディングを心掛けてのレースだったそう。総合2位は、プラドのチームメイトでもあるカイローリ。レース2での勝利は今季最多タイの3勝目。レース1でのスタート出遅れを悔やむもののレースでは全ラップ首位の完璧な勝利。荒れたコンディションでのベテランの強みが発揮されました。現在はタイトル争いよりも一戦一戦に集中しているそうで、トレーニングプログラムも変更中、レースインターバルのライディングを1度に減らしてオーバートレーニングならないよう楽しめて結果も出ているとコメント。総合3位には今季初表彰台となったシーワー。シリーズ開幕前に新型コロナウイルスに感染し、調整不足のまま迎えた今季でしたがようやく本来のライディングを発揮。
【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 194 points
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 183
3. Jorge Prado (ESP, KTM), 177
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 174
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 151
6. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 143
7. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 140
8. Pauls Jonass (LAT, GAS), 119
9. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 109
10. Ben Watson (GBR, YAM), 90
レース2の転倒でピットイン、マシン修復で出遅れたガイザーの背後、11点差にまでV9王者カイローリが急接近。ランキング4位のフェーブルまで、20点差。前戦で肩甲骨骨折のハーリングスは会場に駆けつけるもレースは欠場。
【MX2 総合結果】
1. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 1-5
2. Maxime Renaux (FRA, YAM), 5-2
3. Thibault Benistant (FRA, YAM), 9-1
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 3-8
5. Ruben Fernandez (ESP, HON), 4-7
6. Jago Geerts (BEL, YAM), 12-3
7. Rene Hofer (AUT, KTM), 10-4
8. Kay de Wolf (NED, HUS), 6-9
9. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 11-6
10. Wilson Todd (AUS, KAW), 7-11
上位での転倒者が相次いだ今大会、レッドブルKTMのルーキー、ガダニーニが今季2度目の総合優勝獲得。このクラスで今季2勝目一番乗りとなる勝利となりました。総合2位はポイントリーダーのルノーが転倒もありましたが手堅くまとめました。ライディング的にはスタート出遅れから追い上げたレース1の方が満足しているとコメント。総合3位にはルーキーのベニスタントがレース2で今季2度目のレース勝利獲得し、初表彰台登壇を果たしました。両レースで結果をまとめることが課題と語りますが、ガダニーニ同様にルーキーが勝利する混戦のMX2クラスを象徴するライダーのひとり。
【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 179 points
2. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 177
3. Ruben Fernandez (ESP, HON), 165
4. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 149
5. Jago Geerts (BEL, YAM), 146
6. Jed Beaton (AUS, HUS), 142
7. Thibault Benistant (FRA, YAM), 140
8. Rene Hofer (AUT, KTM), 137
9. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 132
10. Kay de Wolf (NED, HUS), 114
僅差のポイントリーダー争いから目が離せません。今大会からディフェンディングチャンピオンのビアルが本格復帰。レース1は2位と健闘もレースではスタート直後の混戦でミス。追い上げ中に他車と転倒でノーポイント。手の負傷は徐々に回復しているとのことですが、療養期間中もあり体力不足とコメント。現在のランキングは首位ルノーから100点差以上のビハインドで13番手。昨年のような勝利量産体制の好調を構築できたとしたら… 奇跡的な大逆転タイトルの可能性も浮上してくるでしょう。果たして?
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Ray Archer