レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第4戦 オランダGP
2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第4戦 オランダGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。
オランダでのMXGPは近年ですと、ファルケンスワードやロードサーキットのアッセンで行われてきましたが、今季会場は、1998年以来となるオスでの開催。コース近郊に拠点を持つチームが多いことやオランダならではの本格的サンドコース、サンド世界最速の地元オランダのジェフリー・ハーリングスや隣町ヘース出身グレン・コールデンホフの活躍が期待される注目の一戦となりました。エンジョイ!
【MXGP 総合結果】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 3-2
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 8-1
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 4-4
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 6-3
5. Ben Watson (GBR, YAM), 9-6
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 5-10
7. Brian Bogers (NED, GAS), 12-5
8. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 10-7
9. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 1-DNS
10. Arminas Jasikonis (LTU, HUS), 11-8
転倒者の多い荒れた一戦でコンスタントに結果を揃えたガイザーが総合優勝。比較的苦手とされるサンドコースでしたが安定感が大きな武器に。レース2ファイナルラップで首位を明け渡してしまった件については、プラドとのバトルで体力を使い切り、カイローリを抑え込むエネルギーは残っていなかったと完敗を認めました。一方でリスクを犯さずにスムーズなライディングを心掛けたとし、安定したレースが功を奏した形に。総合2位には、大逆転劇が話題のベテラン、カイローリ。気温も高く、コースが最も荒れたレース2ファイナルラップでの首位浮上劇は35歳とは思えない圧巻の勝利。レース1でのスタート出遅れと転倒が悔やまれます。総合3位には光るスピードを披露しながらも両レースで転倒が響いたフェーブル。
レース1勝利のハーリングス、オープニングラップの接触時に左の肩甲骨にダメージを負い、レース2はリタイア。今季も不運に襲われた結果に。
【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 166 points
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 143
3. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 143
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 143
5. Jorge Prado (ESP, KTM), 132
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 113
7. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 104
8. Pauls Jonass (LAT, GAS), 104
9. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 83
10. Ben Watson (GBR, YAM), 71
レース1の結果でハーリングスに逆転ポイントリーダー浮上の可能性もありましたが、逆にガイザーが一気にポイントリードを23点差に拡大。ランキング2位〜4位までが同点で混戦。
【MX2 総合結果】
1. Jago Geerts (BEL, YAM), 1-1
2. Jed Beaton (AUS, HUS), 2-3
3. Kay de Wolf (NED, HUS), 5-2
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 9-4
5. Rene Hofer (AUT, KTM), 4-10
6. Isak Gifting (SWE, GAS), 7-8
7. Ruben Fernandez (ESP, HON), 10-7
8. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 8-9
9. Wilson Todd (AUS, KAW), 6-12
10. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 14-5
タイトル候補最右翼として名が挙げられながらもヒザの負傷で調整不足のままシーズンインしていたヘールツが好スタートを揃えてピンピンの総合優勝達成。前戦で初表彰台、今回は総合優勝と完全復調を印象づける快勝。総合2位にはオーストラリア人ライダーのビートン。スピードには定評あるも安定感に難ありな印象ですが今大会も追い上げの展開。調子は上向きと語り、今後スタートが決まるようになればまだまだ表彰台、勝利を期待できるはず。総合3位には初母国GPで初表彰台登壇のハスクバーナファクトリー新人のウルフ。若さあふれるアグレッシブなライディングで大会を盛り上げました。一生忘れられない日となったと歓喜のコメント。前戦でポイントリーダー浮上の新人ガダニーニは転倒もあり、ポイントリーダーの座を再びルノーに明け渡す結果となりました。
ディフェンディングチャンピオンのビアルは手の負傷で引き続きノーポイントが続いています…。
【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 141 points
2. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 136
3. Ruben Fernandez (ESP, HON), 133
4. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 124
5. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 119
6. Jago Geerts (BEL, YAM), 117
7. Jed Beaton (AUS, HUS), 109
8. Rene Hofer (AUT, KTM), 108
9. Thibault Benistant (FRA, YAM), 103
10. Kay de Wolf (NED, HUS), 87
上位陣接戦のポイントランキング。ガダニーニ失速でルノーがポイントリーダー再浮上。
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Ray Archer