レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第4戦 レッドバッド

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2021 AMAモトクロス 第4戦 レッドバッド 450MXクラス、250MXクラスのレースビデオ&リザルトをシェア。

会場のレッドバッドは、2018年の国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」アメリカ大会の開催地にして、USモトクロスシーンを代表するコースのひとつ。例年、アメリカ独立記念日の前後に開催される全米一とも言える熱狂的なファンに迎えられてのレースとなります。名物特大ジャンプ「ラロッコズ・リープ」での空中戦にも大注目。

 

 

250MXクラス参戦、日本期待の下田丈選手。2回行われるタイムドプラクティスの1回目でトップタイム記録! 2回目のタイムドプラクティスでジャスティン・クーパーに逆転されますが、タイムドプラクティス総合2番手で決勝進出。下田選手の活躍に期待が高まりました。

エンジョイ!

 

 


 

 

 【450MX リザルト】
1.  Dylan Ferrandis 1 – 2 Yamaha
2.  Eli Tomac 4 – 1 Kawasaki
3.  Aaron Plessinger 3 – 3 Yamaha
4.  Ken Roczen 2 – 6 Honda
5.  Christian Craig 5 – 5 Yamaha
6.  Chase Sexton 8 – 4 Honda
7.  Cooper Webb 7 – 9 KTM
8.  Justin Barcia 9 – 8 GasGas
9.  Joey Savatgy 10 – 10 KTM
10.  Brandon Hartranft 11 – 13 Suzuki

 

450クラスルーキー、フェランディスが2連勝、3度目の総合優勝獲得! モト1は序盤で6番手走行時に首位から10秒のビハインドを負いながらもロクスンやトマック、好調プレシンジャー等を猛追しての逆転勝利。モト2では逆転ならずも首位トマックをチェッカーまで追い詰めるフィジカルと勝負強さを見せつけました。シリーズ序盤にして、もうルーキーとは呼べないほどの大活躍。今シリーズここまで全レースで3位以内という安定感に加えて、タイムドプラクティスでトップタイム記録するスピードでライバルにフェランディスと強さを改めて印象づける価値ある勝利。総合2位はモト2を制したトマックが、前戦に続いて表彰台登壇。モト1はラインチョイスが定まらずに思うようにペースアップ出来なかったようですが、勝利したモト2では好調時の自分が戻ってきたようだと語り、今後は優勝や表彰台をコンスタントを狙えるとコメント。やはり、トマックが優勝するレースでのスケール大きいライディングは魅力です。総合3位には2連続ホールショット獲得からレースを盛り上げた好調プレシンジャー。荒れたコンディションに加えて終始バトルのレースでしたが、手足の長さを生かしたライディングが光りました。

 

ロクスンは両レースで優勝狙えるレースを見せましたが、バトルの中でミスや転倒もあり総合4位。モト1ではフェランディスと共に赤十字フラッグ無視してのジャンプで総合ポイントから減算ペナルティあったものの総合順位には変動ありませんでした。

 

 

【450MX ポイントランキング 4 of 12】
1.  Dylan Ferrandis 180
2.  Ken Roczen 167
3.  Aaron Plessinger 143
4.  Chase Sexton 132
5.  Eli Tomac 129
6.  Justin Barcia 121
7.  Adam Cianciarulo 116
8.  Christian Craig 104
9.  Cooper Webb 102
10.  Marvin Musquin 90

 

フェランディスがポイントリードを13点差に拡大。

 

 

【250MX リザルト】
1.  R.J. Hampshire 2 – 2 Husqvarna
2.  Justin Cooper 4 – 1 Yamaha
3.  Jett Lawrence 1 – 6 Honda
4.  Hunter Lawrence 3 – 4 Honda
5.  Jeremy Martin 5 – 3 Yamaha
6.  下田丈 6 – 5 Kawasaki
7.  Pierce Brown 7 – 7 GasGas
8.  Stilez Robertson 12 – 8 Husqvarna
9.  Max Vohland 10 – 11 KTM
10.  Jalek Swoll 8 – 14 Husqvarna
11.  Garrett Marchbanks 14 – 10 Yamaha
12. Levi Kitchen 9 – 19 Yamaha

 

前戦でマシントラブルにより勝利を逃したハンプシャーが、安定したリザルトで1年ぶりの総合優勝(レッドバッド2年連続優勝)。両レースで転倒を繰り返したもののライバルを圧倒したスピードで勝利を自ら引き寄せました。体調不良だったそうですが、それを感じさせない快走劇。レース直後の感極まった表情に胸アツ。総合2位はタイトル争うクーパーがモト2を制して表彰台へ。モト1、1周目を終えたフィニッシュジャンプで転倒…。タイムドプラクティスでも最速ラップ記録し、あの転倒がなければピンピン完全優勝も狙えたかもしれませんが、ハンプシャーの転倒にも助けられた形でのモト2勝利でした。安定感あるレース運びは今後のタイトルが争いが楽しみ。総合3位には、ポイントリーダーのローレンス。勝利したモト1ではセッティングミスがあり、モト2では万全の体制で挑んだものの序盤の接触転倒もあり、追い上げは6位まで。最後尾近くから、下田選手の背中を捉える位置まで上がってくるスピードとフィジカルの強さ、ローレンスの快進撃はまだまだ続くはずです。

 

下田選手は、両レースで課題のスタートに改善が見られましたが、序盤の混戦で思うようなポジションアップ出来なかったのが残念な点。タイムドプラクティス2番手タイムの本領発揮は次戦以降に期待。今大会でプロ初レースを迎えたスターレーシングヤマハの新人、キッチン。群雄割拠の大混戦250MXクラス、モト1でいきなりトップ10入りのリザルトは追い上げてのものであり、来季のフル参戦が楽しみな逸材。キッチンのプロレース参戦は一旦終了し、全米アマチュア選手権ロレッタ・リン終了後に再びAMAモトクロス参戦が予定されています。

 

手と肩の負傷に加えて、指も骨折しているマーティンが前戦欠場からのサプライズ出場。しっかりとトップ5入り果たす実力を披露。タイトル争いに再び加わるのは厳しい状況ではありますが、V2王者の本領発揮が待たれます。

 

 

 【250MX ポイントランキング 4 of 12】
1.  Jett Lawrence 172
2.  Justin Cooper 164
3.  Hunter Lawrence 128
4.  R.J. Hampshire 111
5.  Jeremy Martin 108
6.  Jalek Swoll 108
7.  Garrett Marchbanks 103
8.  Jo Shimoda 99
9.  Colt Nichols 97
10.  Austin Forkner 87

 

マッチレース状態の8点差のポイントリーダー争い。

 

レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第3戦 ハイポイント
海外メディア発ハイライトビデオ|2021 AMAモトクロス 第3戦 ハイポイント

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