レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第2戦 イギリスGP
2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第2戦 イギリスGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。
新型コロナウイルス感染症の影響で4月上旬から延期されていたMXGPシリーズでしたが、度重なるレースカレンダーの変更を経て、6月中旬にロシアで開幕。第2戦はイギリスのマタリー・ベイズンで開催されました。天候は曇り時々雨、8000人の観客が来場。
開催全クラス全レースで勝者が異なる、素晴らしいレースアクションをお見逃しなく。エンジョイ!
【MXGP 総合結果】
1. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 1-3
2. Tim Gajser (SLO, HON), 4-1
3. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 3-4
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 7-2
5. Jorge Prado (ESP, KTM), 2-7
6. Pauls Jonass (LAT, GAS), 6-6
7. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 8-5
8. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 5-9
9. Ben Watson (GBR, YAM), 11-10
10. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 9-13
GP9冠、35歳のベテラン、カイローリが今季初総合優勝。今回の勝利でGP総合優勝通算93勝を達成。オープニングラップで首位浮上し独走勝利のレース1よりも、序盤から5台による熾烈なバトルが展開されたレース2の方が楽しかったと語るように、前戦ロシアGPで自滅したカイローリとは別人のような快走劇。総合2位は、開幕戦完全勝利のガイザーがレース2を制して表彰台登壇。パッシングポイントが少なかったレース1では無理せずに4位、フェーブルに先行を許したレース2でしたが終盤に仕掛ける作戦通りにラスト2周で順位を入れ替える僅差のバトルを制してレース勝利としては今季3勝目。総合3位には、ハーリングス。持ち前のスピードは今季まだ発揮されていませんがコメントでは、今季の目標はシリーズ通して表彰台に登ることと語っており、課題の安定感向上という点では納得もスピードに改善点あることは認めています。ハーリングス本来のスピードが戻れば、GPがさらに盛り上がるはずです。
【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 93 points
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 78
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 73
4. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 65
5. Jorge Prado (ESP, KTM), 61
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 60
7. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 54
8. Pauls Jonass (LAT, GAS), 50
9. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 43
10. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 42
ポイントリーダー、ガイザーのスピードと安定感が際立ち、15点とリード拡大。
【MX2 総合結果】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 1-2
2. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 4-1
3. Ruben Fernandez (ESP, HON), 2-6
4. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 3-7
5. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 8-4
6. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 6-5
7. Thibault Benistant (FRA, YAM), 5-9
8. Wilson Todd (AUS, KAW), 10-11
9. Rene Hofer (AUT, KTM), 30-3
10. Bastian Boegh Damm (DEN, KTM), 11-16
開幕戦完全優勝のディフェンディングチャンピオン、ビアルが大会直前の練習中に不運な接触転倒による手へのダメージの影響でフリー走行終了後に今大会リタイアを発表。大本命不在、混戦が予想された一戦で総合優勝を手にしたのは今季からヤマハファクトリー入り果たしたルノー。総合2位には昨年のヨーロッパ選手権EMX250ランキング2位からレッドブルKTM入りを果たした新人ガダニーニがレース2でのプロ初勝利と共に表彰台登壇。ガダニーニはベストラップも記録しており、今後の活躍も期待できるポテンシャルの高さも披露。開幕戦で急成長をアピールしたフェルナンデスが総合3位。今大会でもラストラップでポジションアップする勝負強さとスピードで表彰台登壇。ポイントリーダー浮上のサプライズとなりました。
心配されるビアル負傷の件、リリースでは大きな怪我ではなく次戦イタリアGPでの復帰を目指すとのこと。
【MX2 ポイントランキング】
1. Ruben Fernandez (ESP, HON), 79 points
2. Maxime Renaux (FRA, YAM), 74
3. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 74
4. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 67
5. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 66
6. Rene Hofer (AUT, KTM), 54
7. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 53
8. Tom Vialle (FRA, KTM), 50
9. Thibault Benistant (FRA, YAM), 48
10. Jed Beaton (AUS, HUS), 37
ディフェンディングチャンピオン、ビアルのノーポイントとフェルナンデスのランキング首位浮上で波乱のMX2ポイントランキング。シリーズ序盤ながら早くもランキング変動から目が離せません!
レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 開幕戦 ロシアGP
Ray Archer