MXGP事件簿|ヘンリー・ヤコビ「ジャンプ危機一髪」生還劇一部始終@2021 イギリスGP
2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第2戦 イギリスGP、会場のマタリー・ベイズンはGP開催地で最も評価高いコースのひとつ。雄大なロケーションのハイスピードコースにビッグジャンプが魅力な歴史あるコース。
そのビッグジャンプで起こった危険なアクシデントシーン映像をシェア。ライダーは最高峰MXGPクラス参戦のドイツ人ライダー、ヘンリー・ヤコビ。国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」ドイツ代表経験もある実力者。
最悪の事態すらも頭をよぎるレベルの危険なクラッシュシーン。事件はレース1のオープニングラップで発生したのですた…。
@ I n s t a g r a m
曲がりながらのウェーブセクションでバランス崩し、ステップから足が離れたまま20数メートル級ジャンプを飛び出してしまいます…。直後にマシンと身体は分解、真横のカワサキファクトリーのモンティチェリと接触。ヤコビの身体は横に回転しながら地面に叩きつけられる形に…。連続写真は以下からも確認できます。
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着地場所が下り斜面だったこともヤコビには幸運だったのでしょう。背中からの着地も、大事には至らずの奇跡。
このレースはリタイアするも、なんとレース2に出走! 驚きはそれだけでなく、14位でフィニッシュ。今季初ポイント獲得に成功しました。
不幸中の幸い、奇跡…。どのような表現が正解なのかはわかりませんが、大きな怪我なくレース参戦を継続出来たことは驚き。ヤコビのコメントによると、痛みは残っているものの次戦イタリアGP参戦に向けて調整していくとのこと。
モトクロスに限らず、スポーツには怪我やアクシデントはつきものです。正しい装備、プロテクター装着、安全面について改めて考えてみることが、今回の転倒シーンから学べることでしょう。
H o n d a P r o R a c i n g / @ S h o t b y B a v o