レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 開幕戦 ロシアGP

sr141230banner

 

2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 開幕戦 ロシアGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で4月上旬から延期されていたMXGPシリーズが、度重なるレースカレンダーの変更を経て遂にロシアで開幕。

 

昨年の最終戦から7ヶ月という長いオフシーズン明けとなる一戦。2019年以来の開催となる会場は黒海に面したオリョーノク。砂利混じりのハードパック路面とアップダウンが特徴のコース。快晴の下、気温27度、9,700人の観客が来場しての開幕戦となりました。

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 1-1
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 4-2
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 2-6
4. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 5-4
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 6-5
6. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 8-7
7. Jorge Prado (ESP, KTM), 9-8
8. Pauls Jonass (LAT, GAS), 28-3
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 11-11
10. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 3-25

 

GP4冠王者にしてディフェンディングチャンピオンのティム・ガイザーが完全優勝で幸先良いシーズンスタート。得意の硬質路面コースでオープニングラップ首位から独走勝利のレース1、スタート直後に他者との接触でマシンから振り落とされそうになりコースアウトからの追い上げ勝利のレース2。異なるレース展開でも圧倒的なスピードと強さを見せつけたガイザーの順調な仕上がり具合は開幕戦の段階ですが別格。総合2位は、タイムドプラクティス最速ラップ記録していたジェフリー・ハーリングス。苦手と公言するコース、レースでは転倒やミスもあり精彩を欠いたライディングでしたが、開幕戦としては結果には満足とコメント。総合3位には、カワサキ移籍2年目のフェーブル。転倒もありましたが、シーズンオフのレースから好調を維持しており、レース1ではベストラップ記録。

 

総合4位にはAMAモトクロス開幕戦にスポット参戦(総合16位)していたルピーノが、このクラス自己ベストリザルト更新の活躍。レース2で首位快走していたカイローリはガイザーにパスされた直後に転倒コースアウト。クラッチ破損でリタイア。ベータMXGP再始動初戦のファン・フォルベークは総合9位でニューマシンの好調さをアピール。

 

 

【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 50 points
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 40
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 37
4. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 34
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 31
6. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 27
7. Jorge Prado (ESP, KTM), 25
8. Pauls Jonass (LAT, GAS), 20
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 20
10. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 20

 

開幕戦ということで総合順位がそのままランキングにも反映する形ですが、カイローリのいきなりの30点差ビハインドが厳しい…。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-1
2. Ruben Fernandez (ESP, HON), 2-3
3. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 4-2
4. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 3-5
5. Rene Hofer (AUT, KTM), 5-4
6. Maxime Renaux (FRA, YAM), 6-9
7. Jed Beaton (AUS, HUS), 7-11
8. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 9-10
9. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 12-8
10. Jan Pancar (SLO, KTM), 8-12

 

MX2クラスでもディフェンディングチャンピオンのトム・ビアルが持ち前の好スタート、序盤のスピードで全ラップ首位での完全優勝達成。総合2位は、今季からホンダ移籍のスペイン人ライダー、ルーベン・フェルナンデスがGP初表彰台登壇。総合3位には、マシス・ボワラメがキャリア2度目の表彰台登壇。ヨーロッパ選手権で活躍してきた若手実力派が上位に多数顔を並べる開幕戦。ビアルを中心に新スター誕生にも期待!

 

 

【MX2 ポイントランキング】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 50 points
2. Ruben Fernandez (ESP, HON), 42
3. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 40
4. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 36
5. Rene Hofer (AUT, KTM), 34
6. Maxime Renaux (FRA, YAM), 27
7. Jed Beaton (AUS, HUS), 24
8. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 23
9. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 22
10. Jan Pancar (SLO, KTM), 22

 

へールツ、ルノーの優勝経験誇るヤマハ勢の結果が寂しい開幕戦となりました。

 

Ray Archer


You may also like...