450SXハイライトビデオ&リザルト雑感|2021 AMAスーパークロス 第2戦 ヒューストン2
【リザルト雑感追加】
2021 AMAスーパークロス 第2戦 ヒューストン2、全17戦で行われるシリーズ開幕戦。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト&ポイントランキングをシェア。
コロナ禍で開催される2021 AMAスーパークロスシリーズ。多くのラウンドを同一会場3連戦「トリプルヘッダー」(一部2連戦、デイトナSXは単独開催)を基本に転戦し、例年通りの全17戦でシリーズは争われます。開幕からはテキサス州ヒューストンでの3連戦。開幕戦から二日間のインターバルで開催された第2戦。ハイライトビデオで大注目の一戦を振返ります。レース関連記事リンクは最下段に。エンジョイ!
下記は暫定リザルト。セクストン転倒直後、赤十字フラッグ無視(ジャンプ)ペナルティ対象者の審議中が理由。ロクスン、アンダーソンが対象ではとのモトゴシップも…。
【追加】
「リザルト確定」。順位には変動はなしですが、ペナルティ対象者のロクスン、アンダーソン、フリージー、ダバロスには「4点減算」の判定が下されました。
【450SX 決勝リザルト】
1. Eli Tomac (KAW), 29 laps – ディフェンディングチャンピオンが今季初優勝。過去最もトマックらしくない勝ち方… ではありますが、開幕戦を13番手と大きく落とした王者には大変意味ある1勝。トマックの前後ではセクストン、シアンサルーロ、オズボーンが自滅。荒れるレースとなることは予想出来ていたそうで終始自分のペースろレースを心掛けていたとコメント。開幕戦からはサスセッティング変更していた模様。
2. Dylan Ferrandis (YAM), +4.976 – ルーキー初表彰台。昨年12月頭の手の骨折によりマシン作り、走り込み不足を認めていましたがコースも荒れ周回数も多いタフなレースで持ち前の勝負強さを発揮して大活躍。レース終盤のペースはトマックをもしのぐものでフランス人ライダーらしく荒れたコースでライディングスキルが光りました。表彰台登壇という結果は予想すらしておらず、自身も驚いているとのコメント。ルーキー当たり年の今季SXは負傷で調整遅れが心配されたフェランディスがひと足お先に表彰台となりました。
3. Justin Brayton (HON), +9.002 – 36歳ベテランが約3年ぶり表彰台登壇。ニューモデルとなったホンダCRF450Rとは好相性とのこと。今季はオーストラリアベースのチームから参戦。ロクスン、ウェブ、スチュワート等の猛攻をしのいだミスのない安定感あるライディングとライン取り、得意のフープススピードはベテラン健在を強く印象付ける好レース!
4. Cooper Webb (KTM), +10.305 – ロクスンにパスされたことで火がついた印象の2019年SX王者。非公式ながら中継内では昨年痛めた腰のダメージ再発との情報あり、これが本来の活躍できていない原因かもしれません。新採用のエアサスの影響か?マシンセッティングに苦労しているそうです。とはいえ、バトル時の勝負強さは健在。荒れれば荒れるほどウェブの強さが際立つ時が来るはず…。巻き返しに期待です!
5. Ken Roczen (HON), +13.157 – オープニングラップ14番手からの追い上げレース。ウェブとのランデブー状態での追い上げ劇は非常に緊張感あるものでした。しかし、赤十字フラッグ無視のペナルティによりポイントリーダー浮上のはずが、4点減算(レース順位に変動なし)でランキング5位に後退…。ロクスンが主張する不運な点も一理あるとは思いますが現状のレギュレーションではペナルティの判断は仕方ないでしょう。荒れたコースでパッシングに苦労した印象もありましたが、最後まで追い上げ続ける戦いぶりは開幕戦同様に好調維持と見えます。
6. Marvin Musquin (KTM), +16.257 – 各ポジションで勝敗を分けたサンドセクションで転倒…。荒れたコースで持ち前のクリエイティブなテクニックが生かされるはずのレースでしたが残念。
7. Malcom Stewart (YAM), +24.019 – 荒れていくコースでの終始バトルな展開で我慢出来ずに後退するシーンもありましたが、最後まで集中を切らさずに7位フィニッシュはこれまでとは違うスチュワートの姿でしょう。
8. Jason Anderson (HUS), +25.708 – 赤十字フラッグ無視ペナルティ対象者。開幕戦同様スタート出遅れ。元SX王者として表彰台圏内での活躍が早急に必要でしょう。
9. Justin Barcia (GAS), +26.130 – ヒートレース勝利で開幕2連覇の期待も高まりましたが、スタート出遅れ。追い上げ中、タフブロックと接触しシフトペダルを失うアクシデントに見舞われます。以後は1速に固定状態での周回で追い上げもそこまで。トップ10圏内で走り続けられたことは奇跡的。
10. Zach Osborne (HUS), +28.437 – レース終盤の猛追で首位トマックに急接近。大逆転劇も可能なスピードでしたが自らのミスで転倒後退。開幕から転倒が続きますが、ライディングやマシンセッティングも順調とのこと。AMAモトクロス王者の次なる目標、AMAスーパークロス王者獲得に向けての巻き返しに期待。リズムセクション最後の4個を一気飛び「クワド」をシアンサルーロと共にプラクティス時から披露。
11. Dean Wilson (HUS), +37.351 – スタート出遅れ、群雄割拠な今季SXで思うように追い上げできずに厳しいレースが続きます。
12. Adam Cianciarulo (KAW), +45.119 – セクストン同様にサンドセクションで転倒。ヒートレースで好ラップタイム出ていただけに非常に残念。転倒時、オフシーズンに手術した手にダメージを負い以後はペース上がらず。
13. Broc Tickle (HON),
14. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
15. Vince Friese (HON), +1 lap
16. Aaron Plessinger (YAM), +1 lap
17. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
18. Alex Ray (KAW), +3 laps
19. Benny Bloss (HON), +6 laps
20. Martin Davalos (KTM), +9 laps – 赤十字フラッグ無視ペナルティ対象者。
21. Joey Savatgy (KTM), +22 laps
22. Chase Sexton (HON), +23 laps -ライディングパートナー、シアンサルーロとの首位バトル&ルーキー初優勝の期待も高まった首位快走時のクラッシュの代償は大きく、第3戦欠場表明…。
【450SX ポイントランキング 2 of 17】
1. Justin Barcia (GAS), 40 points – ロクスンへの「4点減算」ペナルティにより再びポイントリーダーの座をキープ。以下、僅差でビッグネームが続きます。
2. Dylan Ferrandis (YAM), 39
3. Justin Brayton (HON), 38
4. Marvin Musquin (KTM), 38
5. Ken Roczen (HON), 37
6. Eli Tomac (KAW), 36
7. Malcolm Stewart (YAM), 34
8. Cooper Webb (KTM), 33
9. Adam Cianciarulo (KAW), 30
10. Zach Osborne (HUS), 26 – ランキング首位から、14点差
11. Dean Wilson (HUS), 23
12. Aaron Plessinger (YAM), 22
13. Jason Anderson (HUS), 19
14. Broc Tickle (HON), 16
15. Joey Savatgy (KTM), 14
16. Kyle Chisholm (YAM), 13
17. Vince Friese (HON), 11
18. Chase Sexton (HON), 10
19. Brandon Hartranft (SUZ), 8
20. Alex Ray (KAW), 6
21. Martin Davalos (KTM), 5
22. Benny Bloss (HON), 4
23. Adam Enticknap (SUZ), 3
ロクスン、アンダーソン、フリージー、ダバロスに「4点減算」ペナルティ済。
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