250SXハイライトビデオ&リザルト雑感|2021 AMAスーパークロス 第2戦 ヒューストン2

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2021 AMAスーパークロス 第2戦 ヒューストン2。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスのイーストシリーズ第2戦(全9戦)、決勝ハイライトビデオ、リザルト&ポイントランキングをシェア。

 

 

例年はカリフォルニア州アナハイムで開幕するAMAスーパークロスシリーズですが、コロナ禍での今季はカリフォルニア州でのスーパークロス開催はなし。テキサス州ヒューストンでの開幕、そしてイーストシリーズからの開幕という異例づくしの250SXクラス。多くのラウンドを同一会場3連戦「トリプルヘッダー」(一部2連戦、デイトナSXは単独開催)を基本にシリーズは争われます。

 

開幕戦から二日間のインターバルで開催された、同一会場3連戦「トリプルヘッダー」の2戦目。ハイライトビデオで大注目の一戦を振返ります。レース関連記事リンクは最下段に。エンジョイ!

 

 


 

 

【250SXイースト 決勝リザルト】
1. Jett Lawrence (HON), 22 laps – SX参戦2年目(SX8戦目)でSX初優勝! ヒートレース同様、ホールショットから独走での勝利。開幕戦ではマシンセッティングに課題があったそうですが、ルーキーイヤーの昨年は表彰台登壇しており、AMAモトクロスでの優勝やホンダファクトリー入りを経ての注目度も高まる中でプレッシャーを感じさせない伸びやかでキレ感あるライディングで他を圧倒。ちょうど一年前となる昨年アナハイム2でのトップ独走からの転倒後退(鎖骨骨折)が頭をよぎったそうですが悪夢を払拭する独走勝利。今回の勝利でローレンス「覚醒」の可能性高く勝星も増えていくでしょうが、まだまだ線が細く若さからのミスもあるはず…? 次の勝利がいつになるかでタイトル争いについての答えが見えてくるのかもしれません。

2. Colt Nichols (YAM), +07.855 – 2戦連続表彰台。開幕戦同様スタートと序盤のポジションアップに課題あり。しかし、勝負強さに安定感が加わったのは昨年までとは異なる点。優勝経験もあるライダーだけに、好スタートが決まるようになると存在感さらに増すことでしょう。

3. Christian Craig (YAM), +13.303 – 開幕戦勝利に続いての表彰台も精彩を欠いた内容。スタートで中断に飲み込まれ、コースが荒れてきたレース終盤にはリズムを崩し、マシントラブルもあったようでチームメイトのニコルスに2位を明け渡します。前走者のマルチクラッシュなければ表彰台登壇ならずという運も味方。とはいえ、昨年までのクレイグとは一味違うレース通してのしぶとさはポイントリーダーとしての活躍をまだまだ期待できるはず。カリフォルニア育ちで硬質路面を得意とするクレイグ、軟質路面が続くシリーズで好調維持できるか?

4. Michael Mosiman (GAS), +18.843 – 初ヒートレース勝利からのメインレース進出で活躍が期待されるも中断からのスタート。ハスクバーナファクトリーからGASGASへマシン乗り換えは意外にも変更点が多く、ハンドリングやエンジン特性が異なるとのこと。

5. 下田丈 (KAW), +21.871スタート出遅れ、オープニングラップ10番手からの追い上げ。7番手走行中のレース中盤にフォークナーとハンプシャーの転倒で5位浮上。そのままポジションキープでフィニッシュ。開幕戦からモジマンを追う状況でのレースが続きます。開幕戦に続き、レース終盤で好調なペースを維持できる様子はさらなる上位を期待させます。あとは、スタートから数ラップの課題克服だけでしょう。あくまで表彰台を狙っていくとのコメント。

6. Austin Forkner (KAW), +23.684 – 開幕戦での負けレースを受け入れる成熟したコメントが印象的だったフォークナーですが…。オープニングラップのフープスでのミス、首位ローレンスのスピードで冷静さを欠いたか? 2位ハンプシャーへの強引なパッシングで両者共倒れ。フォークナーがアグレッシブすぎたという見方が多いですが、ハンプシャーも早めにイン側ラインにマシンを進めようとしたタイミングだったこともあり不運な接触という見方も。しかし両者転倒というおそまつな結果は変わらず、フォークナーは早急に立て直しが求められるでしょう。

7. Mitchell Oldenburg (HON), +43.003 – スピードあるものの安定感難アリなライダーですが、2戦連続トップ10。

8. Max Vohland (KTM), +46.734 – 90年代に活躍したボーランド兄弟の次男タロン・ボーランドの息子。レッドブルKTM期待の新人。ルーキーながら上位勢の洗礼を受けながら確実に存在感を示しています。

9. Joshua Osby (HON), +1 lap
10. John Short (SUZ), +1 lap
11. Thomas Do (KTM), +1 lap
12. Jeremy Hand (HON), +1 lap
13. Hunter Sayles (KTM), +1 lap
14. Luke Neese (KAW), +1 lap
15. Grant Harlan (HON), +1 lap
16. Joshua Varize (KTM), +2 laps

17. Rj Hampshire (HUS), +2 laps – 開幕戦ヒートレース時のクレイグとの接触で手を負傷、数針縫う状態で挑んだ第2戦。話題のフォークナーからのアタックについては「ステューピッド」だとご立腹。手のダメージがどれほどなのか気になる点ではありますが、転倒までは2位キープしておりハスクバーナファクトリーとして結果が欲しいところ。

18. Logan Karnow (KAW), +2 laps
19. Dylan Woodcock (KAW), +2 laps
20. Devin Simonson (KAW), +3 laps
21. Curren Thurman (KTM), +19 laps
22. Tj Albright (KAW), +20 laps

 

 

【250SXイースト ポイントランキング 2 of 9】
1. Christian Craig (YAM), 47 points – ポイントリーダーの座をキープ
2. Colt Nichols (YAM), 44
3. Jett Lawrence (HON), 43
4. Austin Forkner (KAW), 40
5. 下田丈 (KAW), 37 – 1順位落とす
6. Michael Mosiman (GAS), 35
7. Rj Hampshire (HUS), 32
8. Mitchell Oldenburg (HON), 31
9. Max Vohland (KTM), 29
10. Joshua Osby (HON), 26
11. John Short (SUZ), 24
12. Thomas Do (KTM), 18
13. Joshua Varize (KTM), 17
14. Hunter Sayles (KTM), 17
15. Grant Harlan (HON), 16
16. Jeremy Hand (HON), 12
17. Logan Karnow (KAW), 11
18. Kevin Moranz (KTM), 10
19. Luke Neese (KAW), 8
20. Max Miller (KTM), 5

 

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