ニューモトブログ|国内外レースシーン「シリーズ再開」関連情報&雑感まとめ
感染拡大が続く新型コロナウイルスの影響により、エンターテイメントからスポーツまでと幅広い大規模イベントが自粛・中止・延期となっている中、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」がアメリカ、フロリダ州で開催されたことは日本でもライブ中継、一般メディアで報じられご存じの方もいらっしゃるはず。
アメリカでは5月に入り約半数の州で自粛・規制緩和の方向へ進み始めており、州の判断に任せられているものの段階的ながら具体的な緩和へと外出制限措置はシフトし始めています。社会的距離(ソーシャルディスタンシング)が条件のひとつではありますが、イギリスでもロックダウン緩和を首相が発表。当然のように時期尚早という意見やデータも報じられているようですが、医療関係者・専門家ではないのでここで言及することはありません。
フロリダで開催された総合格闘技団「UFC」、中継のみの無観客試合として行われました。リング上以外は全員マスク着用とのこと。会場には選手や最小限の関係者、中継スタッフといったミニマムな体制での開催ながら、オンライン視聴やペイパービューの売上は倍増! という数字が記録されているそうです。賛否両論あった無観客試合での開催ですが経済効果含む影響も大きく、大規模イベントの成功例としてグローバルに報じられています。
5月末にシリーズ再開が噂されているAMAスーパークロス。なかなか正式な情報がリリースされませんが、今回の「UFC」開催は大きな後押しになるはず。無観客試合での開催を模索しているメジャーリーグを筆頭とするUSメジャースポーツ界にならう形で開催時のガイドライン策定が予想されるAMAスーパークロスはどのように動くのか?
- AMAスーパークロス「5月末」再開予定
- AMAスーパークロス「残り全7戦」開催予定
- AMAモトクロス「7月4日〜10月3日」全11戦開催予定(SX終了後)
- 「約1ヶ月」期間内にシリーズ残りの7戦を開催予定
- 開催地はアリゾナ州グレンデール、ステイトファームスタジアム「1箇所」*
- 毎戦コースレイアウト変更
- 無観客大会
- 最小限関係者のみ入場
- レース中継アリ
モトゴシップとして現時点で報じられている内容を改めてまとめると上記の通り。AMAスーパークロス開催地に関してはラスベガス含む、複数開催地が候補に上がっている情報もあるようです。
最新モトゴシップは、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズにも。アイデアのひとつとしながらも、なるべく多くのレース開催数を維持するために2週続けて同会場での連続(連戦)開催を模索中であると主催者がコメント。その会場として、ベルギーGP(ロンメル)という具体的な開催候補地の名前もあがっています。
開催延期が続き、依然シリーズ開幕していない全日本モトクロス選手権。代替開催日程調整やダブルヘッダー案も浮上中ですが、緊急事態宣言の一部解除を見据え、5月12日開催の全国知事会は宣言解除の場合でも都道府県を越える移動をしないように改めて呼び掛けるという内容も含む提言を発表ししたばかり。 現時点(5月12日)で開幕戦として予定されるのは、8月29日(土)30日(日)宮城県スポーツランドSUGOでのSUGO大会。引き続き先行き不透明感拭えませんが、今後も国内外レース開催情報に注目でしょう。
例えばですが、全日本モトクロス選手権を無観客大会として開催する選択肢はあるのでしょうか? 国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」は開催出来るのか? 日本代表は出場するのか? インターハイ中止、プロ野球6月中旬以降開幕模索…。身の回りの大手メディアやPR関連企業の友人達の話を総合すると、8月一杯までは多くのイベントは中止の判断が下されているようです。以後は、白紙状態のまま保留だとか…。個人的には今後の「ウィズコロナ時代」をどのように生きるのか? これまでの枠にはめられたレースフォーマットや大会様式ではなく、リスク低減を優先した臨機応変で柔軟な対応が求められる変革期として捉えていきたいと考えています。
事業規模問わずに経済面への深刻な影響、自粛疲れ…。政府や各自治体毎の対応、世界規模での感染状況等が目まぐるしく変わり続けている現状、医療関係者はもちろんのこと大会関係者皆様のご尽力にレースファンとして心より感謝致します。引き続き当サイト、ニューモトとしては今後もオンライン上でお楽しみいただけるコンテンツをお届けしていき〼
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