安全について|ヘルメットと慢性外傷性脳症の関係
【2016年10月31日の記事を再編集】
モータースポーツ、アクションスポーツとは切っても切れない「怪我や安全」との関係性。今すぐ転倒やアクシデントの回数を減らすことは難しいかもしれませんが、その重大な危険性をヘルメットやプロテクターを正しく装着することによって軽減することは可能です。
ヘルメット、ブーツ、プロテクター、ネックブレイス等のギアの正しい装着だけでなく、人体への影響の正しい知識も必要かもしれません。特に脳震盪に関しては現在の医療でもまだまだ論理的に解明されていないことは、ジェームズ・スチュワートのAMAスーパークロスでの度重なる「欠場〜復帰〜欠場」でも我々の知るところに。
下記リンク先、パンチドランカー症候群としても知られる慢性外傷性脳症についての記事です。USモトクロス界に縁のあったBMXレジェンド、デイブ・ミラの死についての記載もあります。是非、ご一読を
Xスポーツを揺るがす慢性外傷性脳症とヘルメットの関係 | VICE JAPAN
ミラはBELLのモトクロス用ヘルメットを被っていましたが、記事の通りとなると度重なる頭部への衝撃の影響による慢性外傷性脳症ということでしょう。
安心・信頼の日本ブランド「アライ」、「ショウエイ」はもちろんのこと、他には近年の欧米ヘルメット、FOXやFLY、アルパインスターズ等でもこぞって採用されている「MIPS」システムも気になる新機構。レイヤー状の内装構造によって、ヘルメットに加わる衝撃をスライド、スリップさせて横方向に逃がす役割という説明が、一番簡単かと。ショウエイの「M.E.D.S.」、BELLの「FLEXシステム」とも、ほぼ同様のコンセプトと言っていいでしょう。
ヘルメットに限らず、医療やプロテクター開発は日進月歩の世界。我々ライダーも折に触れて、安全について考えてみることも必要でしょう。
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