【MX2最強最速!】Red Bull KTM J・ヘーリングス 負傷戦線離脱その後
2012,13年のMXGP MX2クラス二年連続チャンピオン、Red Bull KTM J・ヘーリングス。21歳の誕生日を迎えたばかり、オメデトー! 現在はチェコGPでの股関節脱臼の治療中。先日の母国開催でもあったオランダGPでは松葉杖で会場に姿を見せていました。
怪我人だらけの異常事態なのはMXGPもMX2も同様… MX2でタイトルを争うガイザー(ホンダ)やヘーリングスのチームメイトでもあるヨナス(KTM)のタイトル争いも見応えあるのですが、MX2クラスといえば、やはりこのクラス世界最速と呼ばれるヘーリングスのライディングが見れないのは寂しいものです。ということでアルパインスターズ発のヘーリングスのドキュメントビデオシリーズのEp.3, Ep4を以下に。凄まじいです。エンジョイ!
Ep.3
Ep.4
超絶体幹バランス、ライディングから生み出されるスピード。やはりMX2では異次元状態でしたが、気になる転倒の多さや欠場にも繋がった怪我が多いのが心配な点。
現在の状況は鎖骨や指の負傷も癒え、股関節のリハビリに取り組んでいるそうです。シリーズ離脱直後は「こんな不運で苦しいシーズンとおさらば出来て逆にせいせいしてるわ!」的なコメントに代表されるような精神的に少々荒れたコメントも目についていましたが2年連続、自らの怪我でタイトルを逃す結果に冷静でいられるわけがありません。
歯に衣着せぬコメントが魅力でもあるヘーリングス。その背景には圧倒的なスピードと勝率、そしてMXGPのルール(MX2クラスで2年連続タイトル獲得したらMXGPにステップアップ。KTMの圧力とも…)を改変してまでMX2クラスに残留することへの疑問を持つメディアやレースファンに対する意思表示もあったりもするのですが、まだ21歳と若いヘーリングスの才能ゆえの苦悩でしょうか…
MXGPで勝つことは難しい事ではないと思っていいる。とコメント。昨年まで自分の相手にならなかったフェーブルが勝っているくらいだから。や、タイムではこれまでカイローリにも250のマシンで度々勝っているので、怪我が回復し、レース勘も本調子に戻ればMXGPステップアップも考えるが、まずは失ったMX2クラスの3度目のタイトル獲得が最優先との発言も。因みに、2017年までKTMとの契約更新されています。
ステファン・エバーツの持つ、世界GPチャンピオン10回の記録を抜くことが目標とも。
ヘーリングスのファンもそうでない方も、ヘーリングスがMX2クラスで最速のライダーというのは認めざるをえないでしょう。まずは、怪我の回復を再優先し、2016年シーズンにヘーリングス本来の走りと強さに期待したいです。メンタル面で大人になりきれていないところもヘーリングスの魅力ですが、心身共に完璧な状態のヘーリングスのレース。想像するだけでも鳥肌モノです!
これまでのコメントや来季のKTMの契約状況見るとヘーリングス、2016年はMX2クラス残留。2017年にMXGPクラスにステップアップとニューモトでは予想します!
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