モトゴシップ|USトップアマチュア「ヘイデン・ディーガン」プロデビュー発表
現在最も注目を集めているUSアマチュアトップライダー、ヘイデン・ディーガン(16歳)。2022 AMAモトクロス 第11戦 アイアンマンでの「プロデビュー」が所属するスターレーシングヤマハから発表されました。
MX・FMX界のアイコン的存在として知られるブライアン・ディーガンを父親に持ち、そのヤンチャなキャラクターから「デンジャーボーイ・ディーガン」のニックネームもおなじみです。
昨年、ミニバイクからフルサイズマシンへとマシンを乗り換えるタイミングで、KTMからスターレーシングヤマハへの移籍も記憶に新しいところ。近年のAMAではアマチュア大会でフルサイズマシンの経験を十分に積み、年齢に関係なく所属チームと最適なプロデビューのタイミングまでじっくり育成していくことが主流。フルサイズマシン1年目でのプロデビューには驚きなのです!
フルサイズマシン1年目ながら、Bクラスとスクールボーイ2クラスを中心にUSアマチュアタイトルを数々獲得。今夏の全米最大アマチュア選手権ロレッタ・リンでは不運なマシントラブルもありましたが、スクールボーイ2クラスでタイトル獲得。
AMAのアマチュア規則でBクラスライダーのプロクラス参戦が認められていない為、ロレッタ・リン直後からAMAモトクロス併催のアマチュア大会でAクラスに参戦し、プロクラス参戦に必要なポイントを獲得して迎える第11戦 アイアンマンでのプロデビューということとなります。
今夏のロレッタ・リンでは、アマチュア選手権出場資格を失うことなく、プロレースに2大会(もしくは合計40ポイント獲得)までは出場可能という規則を利用して先にプロデビューをプロサーキットカワサキから果たしていた、ライダー・ディフランシスコも参戦していました。
ディフランシスコとディーガンは異なるクラスの参戦で直接対決は実現していませんが、ラップタイムではディーガンがディフランシスコと同等かそれ以上のスピードを披露していたことも大きな話題となっていたばかり。
モトゴシップ的には、今回のディーガンのプロデビューはアマチュア資格を維持したままの2大会限定と思われ、正式なプロデビューは来季2023年のAMAモトクロス開幕戦になるのではと見られています。
史上最年少バックフリップ成功!ヘイデン「デンジャー ボーイ」ディーガンくん(10歳)
コブラ50に乗っていたキッズ時代にKTMからのオファーを受けてから、ミニバイクキャリアで輝かしい成功を収めてきたディーガン。MX・FMX界のアイコン的存在として知られる父親ブライアン・ディーガンの熱血指導の下、上記記事リンク先の映像にあるような史上最年少バックフリップも成功。SNS時代の恩恵を最大限に受けた世代ということもあり、過去に例を見ないレベルで常に注目され続けてきました。人気や知名度もプロのトップライダーに引けを取らないキャラクターを築き上げています。レースでも全米最大アマチュア選手権ロレッタ・リンを始め、獲得したタイトルはミニバイク時代から各カテゴリーで数多。
父親ブライアン・ディーガンのFMX時代に築き上げたプロモーションやマーケティング戦略、今日のSNS有効活用の成功もあり「人気・知名度」でいえば、アマチュア時代のリッキー・カーマイケルやジェームズ・スチュワート、アダム・シアンサルーロ等とは比較にならない存在なのです。
アマチュアライダーながらモンスターエナジーを始めとする大型個人スポンサーを獲得。SNSからの広告収入も含めると、収入は所属するスターレーシングヤマハからの契約金をはるかに超えるとささやかれており、モトゴシップ的には総額で「億超え」とも!
「今週末、アイアンマンで開催されるAMAモトクロスに参戦するのをとても楽しみにしている。僕にとって大きな学びの場となるだろうし、このチャレンジを楽しみにしている」
– ヘイデン・ディーガン
プロデビュー前から大きな話題となっているヘイデン・ディーガン。2022 AMAモトクロス 第11戦 アイアンマンには「#438」で250MXクラスへ出場予定です!
Yamaha Racing