モトゴシップ|2021 モトクロス・オブ・ネイションズ「ベルギー代表」リアム・エバーツ選出

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モトクロスのオリンピックと称される国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」、昨年は新型コロナウイルス感染拡大を受け、大会中止。今年度大会は引き続きコロナ禍ではありますが、9月26日にイタリアのマントバで開催されます。

 

過去に何度も優勝を果たし、表彰台常連国のひとつであるベルギー。2021年大会の代表メンバーが発表され、そのサプライズ感が大きな話題となっています。

 

<ベルギー代表チーム>
・ジェレミー・ファン・フォルベーク(MXGP)
・リアム・エバーツ(MX2)
・ブレント・ファン・ドニンク(Open)

 

 

話題の中心は、リアム・エバーツの選出。父はMXGP史上最多となるGPタイトル10冠を誇るステファン・エバーツ、祖父はGP4冠のハリー・エバーツという華麗なる一族の3代目。親子3代のベルギー代表ライダーが誕生ということに。

 

これだけでなく、現在MXGPシリーズ併催のヨーロッパ選手権参戦中のエバーツにとって、MXGPシリーズ本格デビューを待たずしてネイションズ出場決定という異例の大抜擢。

 

モトゴシップ|2021 モトクロス・オブ・ネイションズ「フランス代表」発表

背景には、MXGPシリーズ期間中に開催される今年度のネイションズにMX2クラス代表最有力だった、ヤゴ・ヘールツの出場辞退がありました。第7戦終了時点でランキング3位につけるヘールツとしては、ネイションズよりもGPシリーズを優先という判断。ヘールツだけでなく、多くのGPトップライダーが各国で同様の判断を下している実情はフランス代表チーム発表の上記記事リンク先の内容の通りです。

 

 

3代目エバーツ、いきなりのネイションズデビュー、若干17歳という話題に事欠かないリアム・エバーツのベルギー代表選出。そこに、父親ステファン・エバーツも17歳の時にネイションズ初出場の事実も明らかとなり、親子2代揃って17歳でのネイションズ出場にも期待が高まっています。

 

 

あくまで、団体戦としての総合順位で争われるネイションズ。改めてチーム構成を見ると、これまでのベルギー代表チームのように優勝や表彰台を争うには少々厳しい印象のメンバー構成。

 

しかし、ベテランで2013年のネイションズ、ベルギー優勝メンバーで今季は新生ベータで活躍中のファン・フォルベークを筆頭に、オープンクラスのファン・ドニンクも過去2度のネイションズ出場経験誇るライダー。

 

ライダーやチームスタッフ含めて、実績・経験豊富なチーム構成で初出場となる若手エバーツをバックアップする体制は十分なはずです。華麗なる一族のDNAを持つエバーツ、父親同様に荒れたコースであればあるほど実力が際立つタイプのライダー。マントバのサンドコースでの活躍が今から非常に楽しみなのです!

 

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Ray Archer


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